萩野崇単語

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ハギノタカシ

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萩野崇（はぎの　たかし）とは、日本の俳優・声優である。男性。

概要

1973年 5月27日生まれ。東京都出身。身長 182 cm、体重63kg。
愛称は「ハギ」「ハギー」。『仮面ライダー龍騎』の共演者からはアニキという愛称でも呼ばれている。
2019年現在は独身者だが、結婚歴は有。

長良プロダクションに所属していたが、2018年に退所。現在はフリー。

1991年に俳優としてデビュー。1996年に『超光戦士シャンゼリオン』の主人公、涼村暁（シャンゼリオン）役でヒーロー役を務める。
その6年後、2002年には特撮番組『仮面ライダー龍騎』にて「脱獄ライダー」こと凶悪殺人犯・浅倉威（仮面ライダー王蛇）を務め、上述のシャンゼリオンとは真逆の悪役・ダークヒーローを演じた。

2004年にはCDも発売するなど音楽活動も始めている。舞台公演、朗読劇なども行っており、幅広く活動中。

グリーンピースが苦手。

浅倉威（仮面ライダー王蛇）と萩野崇

萩野の代表作品の一つ。2002～2003年に放映された特撮番組『仮面ライダー龍騎』にて「脱獄ライダー」こと凶悪殺人犯・浅倉威（仮面ライダー王蛇）を演じ、迫力や殺気を漲らせた役作りは視聴者達を驚かせた。

「暴力を振るう事に罪悪感も躊躇いもない、純然たる悪」な役を演じるにあたって視聴者からの苦情が殺到し、初代仮面ライダーこと藤岡弘、にも難色を示されたほどの事態となったが、「子供向けの番組だけどこういった役作りでもいいのか？」と当時思い悩んだ萩野は白倉伸一郎監督にこの事を相談したら「今のまんまでいい！」と返され、それ以来気にせず浅倉のスタイルを貫く事を決めたという。

他にも、浅倉威を演じた裏では以下のようエピソードもある。

『龍騎』劇中での王蛇の動きは『北斗の拳』の登場人物・カイオウをイメージしたと述べている。
浅倉が最初に登場した『龍騎』17話で「イライラするんだよ…！」と台詞を発した時点から、「まだ何もやってないのに「何をやらせるんだ！」」と苦情が殺到したという。
当時『龍騎』を見ていた子供の多くにはとても怖がられ、一緒の電車に乗った子供にも号泣された事がある。
王蛇が好きだと応援してくれる子供も少なくなかったが、それでもいざ本人を目の前にすると近寄ってもらえなかったらしい。
王蛇のデビュー戦で倒した、ガードベント芝浦淳を演じた一條俊からは「先輩」と呼ばれ慕われていた。
度々登場する浅倉の食事シーンもまたインパクトが大きい分、撮影時は苦労が多かったようである。
- トカゲを焼いて食ったシーンは、トカゲの形をしたゴム製の模型の中に挽肉を詰めた物を使用しており、それを実際に火で焼くため肉の部分だけを食べるつもりが周辺のゴムが溶けてしまいとてもゴム臭いトカゲを食べる事になった。
- 41話で北岡が食べていたムール貝入りのパスタを食べた際は「殻ごと食べて」と指示があったが、堅くて噛み切れない為あらかじめ割った貝殻を食べた。その際口の中を切ってしまい、撮影中は口の中が血まみれになった事を語っている。
- 2017年に『仮面ライダーブレイブ』に出演した際には『シャンゼリオン』に登場した名台詞の一つを浅倉として演じ、「サバじゃねぇ・・・！」と台詞を発するファンサービスを残した。ちなみにここで食べてたのは生のイナダで、鱗が堅くて噛み切れなかったので「切れ目を入れてもらいたい」と要望したそうである。
40話で、北岡の顔面めがけ面会室の金網を蹴ったのは萩野のアドリブ。北岡を演じた小田井涼平は予定になかったアクションにビビリそうになったのを必死に抑えながら演技したらしい。
浅倉のトレードマークでもある蛇柄のジャケットは、萩野の私物である。番組完結後も別のシリーズ作品にて浅倉役で客演があったり再登場する度に着ており、2019年に『龍騎』がリメイクされた際にも、まったく同じ物を着ている。
このジャケットは、アウトサイダーズに客演時にも着ているが、オーディオコメンタリーによると、アウトサイダーズの時点でもジャケットは龍騎撮影当時の物との事。