落合英二単語

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落合英二（おちあい　えいじ、1969年 7月25日-）とは、栃木県出身の元プロ野球選手（投手）である。現在は中日ドラゴンズでコーチを務める。

概要

中日ドラゴンズ #77 ヘッド兼投手コーチ
落合英二
基本情報
国籍	日本
出身地	栃木県下都賀郡（現：下野市）
生年月日	1969年 7月25日
身長体重	178 cm 87kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1991年ドラフト 1位
引退	2006年
経歴
選手歴作新学院高等部日本大学中日ドラゴンズ(1992年-2006年) コーチ歴サムスン・ライオンズ(2010年-2012年) 千葉ロッテマリーンズ(2015年-2017年) サムスン・ライオンズ(2018年-2021年) 中日ドラゴンズ(2022年-)
プロ野球選手テンプレート

高校は作新学院に進学し、エースとして活躍。3年夏には準決勝まで勝ち進んだが、石井忠徳（石井琢朗）擁する足利工業に敗れ、甲子園大会出場は叶わなかった。

卒業後、日本大学に進学。1年後輩には渡邊博幸や真中満らがいた。2年秋にはエースとして二部に沈んでいたチームの一部復帰に大きく貢献。3年時には日本代表にも選出されるなど、若田部健一と並び、来季のドラフト 1位候補として注目を集めていた。だが、4年時に登板の際に右肘を骨折。その後治りかけに再び同じ部分を骨折し、投球できない状態になってしまう。

選手生命を脅かすような大怪我を負ったということで、各球団のスカウトは獲得見送りの判断を下したが、中日ドラゴンズのスカウト陣は回復させれば問題ないと判断し、斎藤隆の外れ1位として1991年のドラフト会議で指名し入団した。

1992年、肘にサファイアを埋め込む手術を行い、リハビリにあてられた。

1993年の夏頃から一軍に定着し、ショートリリーフとして登板を重ねる。

1995年以降は先発として起用されることが増えたものの、登板ごとに好不調の波が激しく、先発ローテーション定着には至らなかった。

1998年、宮田征典投手コーチの意向もあり中継ぎ投手に転向すると、才能が開花する。先発時と異なり抜群の安定感でリリーフ陣を支え、宣銅烈につなぐ中継ぎエースとして大ブレイク。この年弓長起浩に次ぐセ・リーグ 2位の55試合に登板し、4勝6敗5セーブ、防御率2.82の成績を残し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。

1999年、ルーキーの岩瀬仁紀が加わり前年以上に盤石のリリーフ陣を形成、夏場にはオールスターゲームにも初出場を果たした。シーズン通して安定感のある投球でチームを支え、56試合登板で5勝4敗2セーブ、防御率2.79の成績を残し、中日のリーグ制覇に大きく貢献。

2000年は右肩痛の影響で思うような活躍はできなかったが、2001年には防御率1.73を記録した。

2003年にはキャリア最多の61試合に登板し、7勝0敗1セーブ、防御率1.77の好成績を残す。シーズン中にFA権を取得したが行使せず、3年4億円で残留を決めた。

2005年、先発に再転向するも上手くいかず、中継ぎに再転向する。31試合の登板で2勝1敗8ホールドだった。

2006年、ルール改正で二段モーション禁止となった影響でフォームを崩して5試合の登板に終わり、現役を引退した。

主にCBCの野球中継や同局の野球番組「サンデードラゴンズ」などで野球解説を務めた。

その後、かつての同僚である宣銅烈の誘いを受ける形で韓国に渡りサムスン・ライオンズにコーチ研修を受け、2010年から同球団の投手コーチに就任。落合在任時の3シーズンのうち二度優勝を果たすなど手腕は高く評価され、教え子には後に阪神タイガースやメジャーリーグでも活躍する呉昇桓らがいた。

2018年から再びサムスンの投手コーチ・二軍監督を務めた後、2022年から中日ドラゴンズのヘッド兼投手コーチに就任。背番号はかつての恩師である星野仙一氏が背負っていた「77」。

高い制球力と抜群の安定感で投手王国中日の礎を築いたリリーフ右腕。若手時代はストレートとスライダーが軸だったが、ベテランになってからはフォークボールを効果的に使用するようになった。

現役時代は投手陣の兄貴分的な存在であった。また、トーク力の高さにも定評があった。

霊感に優れていることでも有名であり、霊感に関するエピソードが多い。

年度	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB:14年	463	44	5	2	37	45	24	8	.451	675.0	142	393	283	247	3.29