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「そこは危ねえよ。
だから救いに行くけど、――オマエもこっちへ来い、ホライゾン」
概要
葵・トーリとは、『境界線上のホライゾン』の主人公の少年である。CVは福山潤。
名前 | 葵・トーリ |
所属 | 武蔵アリアダスト教導院 |
役職 | 総長兼生徒会長 |
種族 | 極東人 |
字名 | 不可能男 【インポッシブル】 |
戦種 | 賑やかし |
HN | 俺 |
特 |
常時ハイテンションな性格で全裸ネタを使用する愛すべき馬鹿であり、葵・喜美の弟。また、ホライゾンや浅間・智を含めた梅組メンバーのほとんどが幼馴染である。武蔵アリアダスト教導院の総長兼生徒会長を務めている。
教導院の総長兼生徒会長とは、言いかえるなら「国家首相兼国軍総司令官」みたいなものであり、すなわち作中の味方陣営である「武蔵」のリーダーが彼である。
が、フォローのしようがないほどの馬鹿であり、実務においても戦闘能力においても無能。聖連(ホラでの国連みたいなもの)から「不可能男(インポッシブル)」という字名まで付けられている(もちろん、悪い意味で)。
作中では女装したり浚われたり(物理的に)喰われそうになったり、どっちかというと主人公というよりヒロイン的な活躍(?)が多い。(読者の中では「作中のどの女性よりもヒロインしている」という意見も)
どうしてそんな無能者が国家首相のような役職に就いているのかというと、武蔵アリアダスト教導院の総長(国軍司令官)は学院の中で一番無能(もしくは役立たず)な者が選ばれるということになっているため。
極東が昔に重奏神州(かつてあったコピー日本)を潰したりしてしまったがために、作中年代において実質的に極東全体が植民地化されており、極東の数少ない独立都市である武蔵の統治能力を骨抜きにするための措置である。
そんな彼だが、武蔵内での人望は高く、生徒会長に立候補した時は圧倒的多数で選出されるほど。
また意外なことに料理の腕はなかなかの物で、青雷亭(ホライゾンが働いている方ではなく、実家の方)の代理店長としてアルバイトしており、浅間がその腕前に見習う所があると思ったり、某半島の生徒会長が彼の作った半刀削麺(作るのが難しい)を食して「全裸、結構デキるな貴様!」と言わしめた。
梅組メンバーからの信任も篤いが、これには過去のとある事件が関係している。
本編開始より10年前、交通事故によってホライゾンを喪い、自身も消える事のない傷跡を心身共に負う。
しかし、異常なまでにアッパーな言動で暗い過去の事など全く感じさせなかった。
だが、表には出さずとも事故の事は心に深く刻まれていた。
武蔵に乗船してきた自動人形であるP-01sにホライゾンの面影を見つけ、1年間のストーキングの果てに告白する旨を仲間に伝える。しかし、元信公の最期の放送を聞き、彼女の元へと仲間たちと共に駆けつけるが、K.P.A.Italiaの妨害や本多・正純の機転(ここでトーリが動くと、上の連中に酷い不具合を押しつけられるため蹴りで止めた)によって気絶させられた。
翌日、三河消失に伴うP-01s(ホライゾン)の自害が執行されることになる。仲間の話し合い、領主議会及び騎士代表ネイト・ミトツダイラと機関部代表直政との相対、そして正純との討論を経て、ホライゾン救出の為に動き出す。
そして、ホライゾンと"刑場"で再開し、問答を繰り広げた結果、見事、彼女を救う事に成功した。
戦闘方法
一切攻撃力はないが、術式のおかげで戦場を無傷で突っ走ることはできる。
…作者のツイートによると「ボケ術式(ギャグ漫画体質の術式)」ということらしい。
神道奏者として芸能系の神を奉じ、上位検定を通るも使用加護は未申請だった。
しかし、ホライゾン奪還の為の戦闘中に芸能神ウズメ系・ミツバと上位契約を結ぶ。加護の内容は、芸能神の感情伝播の加護を転用した契約者の全能力の伝播と分配。その条件は、契約者が芸能の奉納として嬉の感情を持ち続けること。ただし、契約者がもし哀しみの感情を持った場合、奉納失敗とみなされ、加護の反発としてその全能力を禊ぎ、消失する。
つまり、葵・トーリは自分の全能力を仲間に分け与えられる。その代わり、悲しんだら死ぬ、ということ。
勿論、不可能男である彼の全能力など、取るに足らないものである。しかし、この直前に武蔵王ヨシナオによって与えられた副王権限を行使する事により、自分の周囲の人間に武蔵の流体(端的に言うとMPにもなる万能エネルギー)分配するということが可能になった。すなわち、
副王権限で扱えるようになった武蔵の流体→トーリが取り込む→上位契約加護効果で周囲の人間に分け与える
トーリ自身の限界内燃総排気量(自分の中に取り込めるMP総量)が四十後半から五十前半であり、この年齢にしては非常に多く、一度に数十人に対して流体分配を行うことが可能である。(比較として同年代の浅間・智の限界内燃総排気量は三十六である。この数値も常人に比べればかなり多い数値といえる)。
名(迷)言録
随時追加。
一巻(上)
一巻(下)
- 「安心しろよ。――俺、葵・トーリはここにいるぜ」
- 「じゃ、行こうか皆、――頼りにしてるぜ?」
- 「オマエらは出来る。――出来ねえ俺が、保証するさ」
- 「安心しろ! ――俺、葵・トーリは不可能の力と共にここにいるぜ!」
- 「俺がオマエらの不可能を受け止めてやる! だからオマエらは可能の力を持っていけ!」
- 「――神道、仏道、旧派、改派、唯協、英国協、露西亜聖協、輪廻道、七部一仙道、 魔術、剣術、格闘術、銃術、機馬、機動殻、武神、機獣、機凰、機竜、航空戦艦、 人間、異族、市民、騎士、従士、サムライ、忍者、戦士、王様、貴族、君主、帝王、皇帝、皇城、教皇、極東、K.P.A.Italia、三征西班牙、六護式仏蘭西、英国、上越露西亜、P.A.ODA、清、印度連合、金、権利、交渉、政治、民意、武力、情報、神格武装、大罪武装、聖譜顕装、五大頂、八大竜王、総長連合、生徒会、 男も女もそうでないのも若いのも老いたのも生きてるのも死んでるのも、そしてこれらの力を使って相対出来る武蔵と俺達とお前達の感情と理性と意志と、他、いろいろ、 多くの、もっともっと多くの俺がまだ知らない皆の中で――
――誰が一番強いのか、やってみようぜ」
二巻(上)
二巻(上)
- 「哀しくないってのは、幸せなことだよ、ホライゾン」
- 「もし、もしもだよ? もしもオメエが、大罪武装を集めることで、集めないよりも多くの人を哀しみとか、
負の感情から救えるなら――」
「その時、オメエは戦争してもいいんだ」 - 「安心しろ。俺はずっとここにいる。――そう決めたんだ。オマエの何もかも、俺の望むもので、
迷惑じゃねえ。もし迷惑があるとしたら、それはオメエが何も望んでくれねえことだよ」
だから、
「強欲、いいじゃねえか、もっともっと多くを望もうぜホライゾン」 - 「ホライゾン、忘れるな。オマエはもう望んだんだ。――戦いで、救い、得ようと。俺達は呼応して、
ここにいる。だからホライゾン、得ることだけを望め」
「その強欲が世界を救うさ」
四巻(下)
関連項目
武蔵アリアダスト教導院三年梅組 |
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担任 |
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