葵井巫女子とは、西尾維新のライトノベル「戯言シリーズ」の登場人物である。第2巻『クビシメロマンチスト』に登場。
概要
鹿鳴館大学一回生。戯言遣いのクラスメイト。4月20日生まれの19歳。
戯言遣いの事は「いっくん」と呼ぶ。
朱の混じったボブカット(若しくはおかっぱヘア)で、身長は155cm前後と小柄で童顔。堀川御池にあるマンションに住んでいる。
天真爛漫かつ常時ハイテンションな性格(戯言遣いの第一印象は「痛い子」)で、興奮すると周りのものを叩く癖がある。
そして何より、
「《中学二年生にしてバンド結成、ただしメンバー全員ベース》みたいなっ!」
「《二人の作家の卵、片方は無精卵で片方からは硫黄の臭い》みたいな」
「《ラジオ体操第二、ただし時間が無いのでヒゲダンス》みたいなっ!」
といった所謂「超比喩」を多用するのが特徴。
酔うと服を脱ぎだすらしい。また、以外と大食である。
同じく鹿鳴館大学一回生である貴宮むいみ・江本智恵・宇佐美秋春と仲が良く、よく一緒にいる。特にむいみとは小学生の頃からの付き合い。
5月14日の江本智恵の誕生日パーティーに戯言遣いを招待する。
ごく普通の大学生らしく、同級生のいーちゃんに思いを寄せている。いーちゃんがみいこさんのことを話すと不機嫌になったり、いーちゃんを買い物に誘うのに勇気をふりしぼったり。普段は超前向きでイケイケな巫女子ちゃんだけど、コトがいーちゃんに関係してくると、途端に弱気になったりテンパったりしてしまうのだ。 このギャップこそが巫女子ちゃんの魅力。いつも元気いっぱいの巫女子ちゃんだからこそ、弱気になっている時には応援したくなるし、テンパっている時には余計に可愛く見えてしまうのだ。
いーちゃんに恋心を寄せており、あの手この手と積極的なアプローチを繰り返しているが、鈍感極まる戯言遣いには気付いて貰えていないのである。
※以下ネタバレ(要反転)
誕生パーティーにて、普段他人に必要以上に踏み込まないはずの江本智恵が初対面の筈のいーちゃんと親密になった事に嫉妬し、江本智恵を絞殺する(犯行の際、いーちゃんが誉めた江本の誕生日プレゼントであるネックストラップも持ち去った)。その後、その事実に気付いた戯言遣いから「お前はお前の存在を許すのか」と弾劾され、自ら命を絶った。
西尾維新曰く、当時推理小説では珍しかった「萌えキャラが犯人」というミスリードを狙ってのものだったという。
当初は玖渚友に対応する形で「青井巫女」という「青」を含んだキャラクターとして創案されたが、「味気が無い」「被っているだけなのでは」と判断され、名前が「巫女子」になり、苗字も一文字増えて「葵井」になったとのこと。
尚、一巻限りの登場にも関わらず、イラスト化率が異様に高い。『クビシメロマンチスト』の表紙を務めているが、その余りにもネタバレ必至なイラストは作者の西尾維新を戦慄させた。
超比喩コレクション
「《日本の裁判システムに陪審員制導入、ただし陪審員は全員こまわりくん》みたいなっ!」
「《水冷式重機関銃二百連発、ただし暗殺部隊》みたいなっ!」
「《私服OKの一流進学校、なのに全員制服》みたいなっ!」
「《素人探偵浅黄蝉丸、密室首切り殺人事件を即座に解決、ただし犯人現行犯》みたいなっ!」
「《バックスクリーン直撃の大ホームラン、ただし始球式》みたいなっ!」
「《みんなで渡れば怖くない、ただし丸太橋》みたいなっ!」
「《打ち上げ花火百連発、ただし突き抜けるような青空の下で》みたいなっ!」
「《百万ドルの笑顔、ただしマクドナルド》かつ《サマータイム導入、ただし吸血鬼》にして《顔面セーフあり、ただしボクシング》み・た・い・なーっ!」
「《ストリップポーカー、ただし暑さ我慢大会真っ最中》みたいなっ!」(by哀川潤)
「《人を外見で判断してはいけません、ただし指名手配犯》みたいな?」(by哀川潤)
「《後ろに向かって前進だ、ただしムーンウォーク》みたいなっ!」(by哀川潤)
「《暑さ寒さも彼岸まで、ただし三途の川》みたいなっ!」(by哀川潤)
「《おニャン子クラブ2結成、ただし全員バックダンサー》みたいなっ!」(byいーちゃん)
「《世界征服、ただしもしも世界が百人の村だったら》みたいなっ!」(byいーちゃん)
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関連項目
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