蒼崎青子(あおざき あおこ)とは、PC用ゲームソフト『魔法使いの夜』の主人公である。また『月姫』『MELTY BLOOD』にもゲスト出演している。
CV:木村亜希子(真月譚 月姫) / 三石琴乃(MELTY BLOOD) / 戸松遥(月姫 -A piece of blue glass moon-)
概要
型月世界において世界に5人しかいない(時系列的に4人の場合もあるが)魔法使いの1人である。というのも、「魔法使いの夜」では見習い魔法使い、「月姫」においては魔法使い、と人外度がランクアップしているためである。なお同じく人外仲間にして血縁者、姉の蒼崎橙子がいる。
ファンに一般的に知られている初登場作品は「月姫」なのだが、実際には「魔法使いの夜」(小説版)で先に登場している。しかしながらこの小説版はウェブや同人はおろかTYPE-MOON関係者以外に一切公開されておらず、関係者でもこれを読んだのは当初2人しかいなかった(関係者談)のため、初登場は月姫と云ってもあまり差し障りはない。
「月姫」では主人公「遠野志貴」に先生と呼ばれるほど美化されている・・・が
「MELTY BLOOD」あたりを見ると本当の人格がわかりやすい。ひょうひょうとしており、一見陽気なお姉さんとみるか、あるいは無責任型人格破綻者。や~ら~れ~た~。
魔術師として
通称「ミス・ブルー」「マジックガンナー」「人間ミサイルランチャー」
前述のとおり世界に5人しかいない魔法使いであり、「魔法・青」を継承している。
「魔法・青」以外では、平凡な魔術師といわれているが、破壊に関しては別。高速詠唱を得意とし、さらに魔力の燃費が非常によいため、際限なくビームやレーザーが飛んでくる。歩く砲台。格闘術、とくに足技も得意。
Fate/EXTRAでは通称に「宇宙戦艦」が追加、「ビームじゃなくて魔弾、波動砲と言ってほしい」「星の一つや二つ消してやるー。冗談だけど。」と宇宙規模の存在になっている。
「魔法使いの夜」における青子
「月姫」においては主人公に道を示したある種の賢者の様な存在として登場する青子であるが、彼女自身の物語である「魔法使いの夜」においては、未熟な魔法使い見習いとして登場する。
現実主義、合理的かつ常に毅然としたおせっかい焼きの少女であり、まさしく「遠野秋葉」「黒桐鮮花」「遠坂凛」といった他作品のヒロインたちのアーキタイプと呼ぶに相応しい性格。三咲高校の生徒会長を務めており、数々の伝説を持つ恐るべき会長として君臨している。まだ他作品で出てきた時の様に陽気でひょうひょうとした性格でないのは、ひとえに人生経験の未熟さ故か。尚、中学時代は淑やかな女の子であったという。何それ見たい。
魔術を学び始めてから二年ほどであり、その腕はへっぽこ。ただし魔弾を飛ばす魔術に関しては、友人の久遠寺有珠や姉の蒼崎橙子も賞賛するレベルの腕前である。後に見られるような魔術と格闘技を合わせた戦闘スタイルは、この時点では確立されていない。
「後悔は無い」と言い切る強い少女であるが、本人にあまりその自覚は無いらしく、昔、憧れていた人から痛ましいものを見る目でそれを指摘された時はいたく傷ついたらしい。そういう意味では、その意味こそ普通と異なるが、やはり年頃の繊細な女の子なのであろう。
デザインの変遷について
現在広く知られているのはTシャツにジーンズというラフな格好のもの。腰より長く伸びた赤い髪が特徴的。
「魔法使いの夜」では髪の毛が黒であるが、「月姫」の登場シーンで遠野志貴と蒼崎青子の髪の色が同じで非常に見にくいという由から赤に変更されている。それ以降の作品においてもこのデザインが一般的になっている。
リメイク版「魔法使いの夜」では本来のデザインに近くなり、髪の色は茶系の色になっている。また、作中のこの時点ではまだ学生だったため、服装も制服になっている。
関連人物
上で記してあるとおり、「月姫」の主人公である遠野志貴の恩人である。
姉には「空の境界」の主要人物である蒼崎橙子がいる。姉妹の仲は殺しあう程度にはいい模様。過去にはどちらが魔法使いを継ぐかで大喧嘩があった。
ふと思うのだが一般人?に「私は魔法使いだ」と言っているあたり魔術・魔法を隠すつもりはないようだ。ただこれに関しては、事務所の従業員やその妹、カウンセリングの患者などに対して自らが魔術師だと明かしてしまっている実の姉や、「Fate/stay night」にて養子にしようとしていた衛宮士郎に対して「僕は魔法使いなんだ」と明かしている衛宮切嗣なども考えると、自分に近い人間や接するのに魔術が関連している人間に対しては警戒が甘いのが型月世界の魔術師なのかもしれない。
関連動画
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関連項目
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