蓮城寺べるとは、アニメ、ゲーム『プリティーリズム・レインボーライブ』の登場人物である。誕生日は11月11日。
CV:戸松遥
概要
14歳のセクシー系の女の子。中学二年生。
エリートプリズムスターを養成するアカデミー
「エーデルローズ」に所属し、
その中でも一番の実力者である。
冷たい美貌を持つ女王様タイプの少女。
ル・セリアナ女学院2年生。エーデルローズSチームリーダー。
自信家で完璧主義者の少女。
プリズムショーはもちろん学業優秀、6年間の海外生活により英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語に堪能、バイオリンの大会での優勝経験もあるという、超中学生級の能力に溢れている。しかしその能力は弛まぬ努力に裏打ちされたものであり、常に頂点を目指すための努力を怠たらないが、それゆえに無理をしすぎてしまうことも多い。
父親は仕事が多忙でいつも海外を飛び回っており、べるの部屋はプレゼントとして送られてくる無数のテディベアで埋め尽くされている。それ以外にもゆるキャラの類も好み。
チームメイトの森園わかなは小学校以来の付き合いで、お互いに無二の理解者と言うべき関係。もう1人の小鳥遊おとはとはエーデルローズ入学試験で出会い、べるの無茶な注文に応えてお世話ができるのはおとはだけである。
また、速水ヒロから密かに思いを寄せられているものの、べるからは「いつも助けてくれる親切な先輩」くらいの認識のようだ。
ペアともは寿司セシニ、プリズムライブで用いる楽器はバイオリン。
ひとりぼっちの女王
当初は自身の能力を鼻にかけ、ワガママし放題の性格だった。
たまたま出会ったプリズムショー初心者の彩瀬なるが気に食わず、叩き潰すべく大会に誘うが、直接対決ではなるが自分と同じかそれ以上の能力を持っていることを見せつけられ(試合としてはなるの演技時間超過により失格)、試合後に握手を求められるも「アンタなんか大嫌い!」と拒絶してしまう。[1]
さらに大会の後、にわかにおとはが人望を集め始めたことに嫉妬し、つい彼女をチームから追放してしまう。それ以降べるは心身ともに消耗していき、ついにはおとは分が不足しておとはの幻覚が見えたり、後輩のハナをおとはそっくりに改造してそれを本物のおとはに見せびらかしに行く奇行に走ったりもしたが、どうにかおとはが帰ってきたことで回復した。
さよなら、べる
だが、人間関係とは別の問題がべるには発生しつつあった。
次なる大会「トライ!グルービングセッション」が氷室聖のその場の思い付きでプリズムライブが採点基準に加えられたことによりべるもプリズムライブの練習を始める。しかし「心の飛躍」が肝心なプリズムライブは単純に努力するだけでは身につくものではなく、いたずらにべる自身を傷つけるだけのものになってしまっていた。わかなとおとはもなんとかアドバイスをすることでべるを助けようとはするものの、それは彼女らにとっての「心の飛躍」でありべるの助けにはならなかった。
そして、べるは母親の律の知り合いの政治家の娘・上葉みあ銭山めぐみの誕生日パーティの席でプリズムライブを披露することを求められる。当然、うまくいくはずもなく大失敗をしてしまう。この失敗を機に律からプリズムショーをやめて海外でバイオリンに専念するよう求められるが、空港まで追いかけてきたわかなとおとはの説得を受け、べるも「自分の咲く場所は自分で決めます」とプリズムショーを続けることを決意し、「トライ!グルービングセッション」の会場へと向かう。
そしてエーデルローズSチーム改めベルローズとして出場したステージで、べるはこれまでの自分に別れを告げ、プリズムライブと4連続ジャンプに成功。成績は惜しくも準優勝に終わるも、わかなとおとはとは熱い抱擁とキスを交わし、またなるとも改めて握手に応じた。
私らしく、人間らしく
「トライ!グルービングセッション」以降はこれまで険悪な関係だったハッピーレイン♪の面々とも親しくなり始める。
当初はなるの突飛な発想と行動力についていけなかったり、一方のなるの側もべるを尊敬するあまりやや距離を置いていたものの、次第に打ち解けていくことになる。
律との関係も一時は自分は母から愛されていないのではないかと思い悩むこともあったが、後に形はどうあれ自分を愛そうとしていたことを打ち明けられ、和解する。
一方、プリズムクィーンである天羽ジュネが現役復帰したことで、べるはジュネを越えるべくさらなる努力に励むことになる。
そして迎えたプリズムクィーン決定戦「オーバー・ザ・レインボーセッション」においてべるは大会で唯一7連続ジャンプに成功、新たなプリズムクィーンとなる。
その後はエーデルローズにおいてこれまでの非礼を詫び、改めて生徒たちの規範となり導いていくことを誓う。
2年後である「キンプリ」の時代でもその活躍は留まるところを知らないようだ。
主なプリズムジャンプ
KING OF PRISMでの概要
物語の本筋にはほとんど関わってこないものの、依然プリズムクイーンとして要所要所で重要人物と化していることがうかがえる存在である。
本編終了後、法月皇の癌による死のため、かつてのエーデルローズ主宰法月仁の復活が起きてしまう。そのため氷室聖は『KING OF PRISM by PrettyRhythm』までに、蓮城寺べる率いるエーデルローズ女子部を「ベルローズ」として独立させ、彼女たちの安全を確保した。
『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』では、「プリズムキングカップ -サンダーストームセッション-」を彩瀬なるら6人で観戦。また、ようやくエーデルローズ周りの金銭問題が解決すると、エーデルローズとベルローズが業務提携し、速水ヒロと蓮城寺べるが握手をしている写真が報道を飾った。こうしてようやくエーデルローズは元鞘に収まることとなったのである。
『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の冒頭で、新生エーデルローズの立ち上げに参加。法月仁のさらなる策謀によって始まった「PRISM.1」にも引き続き、彩瀬なるら6人で観戦しに来ている。
なお、『プリティーリズム・レインボーライブ』本編では一ファン程度だった、涼野いとの弟・涼野ユウからは本気で恋愛感情を持たれている。(ユウが『KING OF PRISM by PrettyRhythm』までにべると噂になった速水ヒロに対してかなりのライバル感情を向けていることどころか、そもそもユウから好かれていることを、べるが知っているとは到底思えないのだが…)。
余談
- 前述のプリズムライブ失敗の際のヤケクソで繰り出したフライングボディプレスは俗に「プリズムダイブ」と呼ばれている。プリティーリズムシリーズにおいて最も痛ましいシーンの一つだが、べるにとっての転機となったシーンでもあり、「宣誓!永遠のワルキューレハート」や『劇場版プリパラ』では効果的に演出に組み込まれている。
あと24話のラストシーンはいつもの歩道橋の上でべるが絶望するというものだったが、別にそこから車道にダイブしたというわけではない。 - 初期の性格が悪かった時期はそのとげとげしい性格と髪型を揶揄して、視聴者から「性悪クリスマスツリー」などと呼ばれていたが、作中でもなるにクリスマスツリー(正確にはモミの木)に後ろ姿が似ていると言われている。ついでにべるが律と和解したのもクリスマスの出来事である。
- 2クール目の途中から声の演技が大きく変わったキャラクターであり、それゆえに1クール目の動画やゲーム版の動画でべるが登場すると「(声が)高い!」というコメントが大量についている。
関連動画
関連項目
脚注
- *なるの側は「べるが大会に出るということをなめていた自分に対して怒っている」と解釈したため、特に遺恨にはならなかった
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