蔵造りの町並みとは、埼玉県川越市にある町並み保存地区である。
概要
蔵造りの町並み | |
黒い漆喰壁、重厚な観音開扉、大きな鬼瓦という類焼を防ぐための巧妙な耐火建築「蔵造り」の建物が立ち並ぶ、文部科学省選定の「重要伝統的建造物群保存地区」である。小江戸を楽しむことができる川越の観光名所であり、「時の鐘」もこの地区に属している。また、「菓子屋横丁」とも繋がっている。
江戸時代に川越藩主・松平信綱の町割りによって出来た。当初ほとんどの建物が「蔵造り」ではなかったが、この頃から蔵造りであった呉服太物屋「大沢家住宅(現:川越最古の蔵造りで国の重要文化財)」が明治26年(1893年)に起きた川越大火の類焼を免れたのをきっかけに、川越商人がお店を建て直す際に蔵造りにしたことで、現在の町並みが出来上がった。
平成19年(2007年)1月に「美しい日本の歴史的風土100選」に選定された。
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