藍坂素敵な症候群とは、水瀬葉月著のライトノベルである。全3巻。イラスト担当は東条さかな。
あらすじ
私立千歳井高校に転校してきた那霧浩介は転校初日に医術部に連行される。その医術部部長の藍坂素敵は、この街で密かに流行っている耽溺症候群(フィリア・シンドローム)を治しているという。
登場人物
- 那霧浩介(なぎり こうすけ)
- 主人公。何でも好きになるし何でも好きでなくなる。頻繁に趣味を変える飽きっぽい性質だが、それが耽溺症候群を治すためのヒントとなる可能性を秘めているらしい
- 藍坂素敵(あいさか すてき)
- 千歳井高校医術部部長。耽溺症候群撲滅運動を行っている。街を散策していた浩介の頭上に降ってきた。そしてスカートを浩介の頭の上に被せた。「世界と乖離する」という遺伝的な症候群を持っており、素敵いわく「これを遺伝させてきたうちの家系に、三十を迎えられた女はいないわ」と語っている。街で唯一の耽溺症候群を治療できる人間
- 宵闇ヶ原陰子(よいやみがはら かげるこ)
- 部員その1。かつては耽溺症候群の重度罹患者であり、素敵に救われた恩もあって彼女のことを慕っている。何かトラウマでもあるのか、ゲル子という渾名で呼ばれることを嫌っている。耽溺している症候群は傘耽溺症(アンブレラ・フィリア)
- 黒崎空(くろさき くう)
- 部員その2。金髪にヘッドホンに加え言動も粗暴なため、周囲からは浮き気味である。医術部の活動には非協力的だが、気になって様子を見ていたり、さりげなく助けたりしていることからただ素直になれないだけだと思われる。耽溺している症候群は呼吸耽溺症(ブリーズ・フィリア)
- 塚原伊万里(つかはら いまり)
- 浩介のクラスメイトで、二年のアイドル。ファンクラブまであるらしい。とある事件の後、浩介と共に新入部員として、医術部に入部する。耽溺している症候群は伏倒耽溺症(フォールダウン・フィリア)
- 涅槃皇終(ねはんすめらぎ つい)
- 2巻から登場(名前自体は1巻の時点で出ているが)。様々な危険をギリギリ回避することでカスリ点(グレイズ)を貯めることを耽溺症としている。単純にギリギリ回避するだけでなく、貯めたポイントを消費することで、本来回避できなかったはずの危険をギリギリ回避できるようにすることも出来る。耽溺している症候群はカスリ点耽溺症(グレイズ・フィリア)
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関連項目
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