藤江均単語

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藤江均（ふじえ ひとし、1986年1月27日-）とは、大阪府堺市出身の元プロ野球選手（投手）である。現在は関西独立リーグ・堺シュライクスのコーチを務める。

概要

上宮太子高校卒業後、NOMOベースボールクラブに所属。野茂英雄から直々にフォークボールを伝授され、2005年にはエースとしてチームを初の都市対抗出場に導く。2007年に東邦ガスに移籍、2008年の都市対抗で優秀選手賞を受賞し、同年のドラフト会議で横浜ベイスターズに2位で指名され入団。

2009年、読売ジャイアンツ戦で細山田武史とルーキーバッテリーを組み7回途中1失点と好投するが、山口俊に勝ちを消される。結局7試合に先発したが0勝4敗、防御率6.51とパッとしない結果になった。一方で二軍では9勝3敗、防御率1.97の好成績で最多勝、最優秀防御率、最高勝率の三冠に輝く。

2010年、開幕ローテーション入りを果たし、開幕第3戦となった3月28日の阪神タイガース戦で6回途中1失点でプロ初勝利。しかしその次の試合で2回途中7失点とフルボッコにされ速攻でローテーション落ち、その後は先発とリリーフを行ったり来たりし、2勝3敗1ホールド、防御率7.52の成績に終わった。

2011年は開幕二軍だったが、6月終わり頃に昇格するとリリーフに専念して好投を続け、後半戦ではセットアッパーを任される立場になった。最終的に47試合に登板、3勝0敗15ホールド、防御率1.58の好成績を残す。

2012年も前半戦は不動のセットアッパーとして奮闘、7月に入るまでは防御率0点台だった。しかし後半戦は調子を大きく落とし同点や逆転を許してしまう試合が目立ち、8回のマウンドには加賀が上がることが多くなった。東京ドーム最終戦では1球で敗戦投手となったり、本拠地最終戦では満塁ホームランを被弾してしまうなど最後まで前半戦の好投は戻って来ず、最終的に52試合で3勝5敗21ホールド1セーブ、防御率3.26でシーズンを終えた。

2013年は前年の疲労の影響もあって開幕に出遅れ、4月下旬に昇格したものの防御率1点台ながら5月に二軍落ち。8月下旬に復帰したあとは好投し、25試合と登板数は半減したが、3勝1敗7ホールド、防御率1.27の成績を残した。

2014年オフに戦力外通告を受け、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。背番号98。

2015年はシーズン序盤の2試合に終わり、オフに戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトを受け、サンディエゴ・パドレスから招待されたが、契約合意はならなかった。

2016年3月にアトランティック・リーグのランカスター・バーンストーマーズに入団した。11月28日に現役を引退した。

2019年から、関西独立リーグの新球団・堺シュライクスのコーチを務める。

亀田興毅似の通称「ハマのファンヒーター」。野球chなどでは「藤Air」と呼ばれる。

年度別投手成績

年度	球団	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率	WHIP
2009年	横浜 DeNA	9	0	0	0	4	0	0	.000	37.1	10	24	31	27	6.51	1.71
2010年		15	0	0	2	3	0	1	.400	40.2	11	34	36	34	7.52	1.60
2011年		47	0	0	3	0	0	15	1.000	45.2	12	41	8	8	1.58	0.99
2012年		52	0	0	3	5	1	21	.375	49.2	18	42	18	18	3.26	1.11
2013年		25	0	0	3	1	0	7	.750	28.1	5	21	5	4	1.27	0.88
2014年		16	0	0	1	1	0	1	.500	15.1	6	14	12	8	4.70	1.63
2015年	楽天	2	0	0	0	0	0	0	.---	5.1	3	2	4	4	6.75	1.88
NPB：7年		166	0	0	12	14	1	45	.462	222.0	65	178	114	103	4.17	1.30

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関連項目

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