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藤田宗一（ふじた そういち）とは
- 京都府出身で、千葉ロッテマリーンズ、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、群馬ダイヤモンドペガサスに所属した元プロ野球選手。1972年10月17日生まれ。 ←本稿で解説
- かつて国鉄スワローズに所属していたプロ野球選手、監督。（1914年～1980年）
概要
| OB | |
|---|---|
| 藤田宗一 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 京都府 |
| 生年月日 | 1972年10月17日 |
| 身長 体重 |
175cm 80kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 1997年ドラフト3位 |
| 経歴 | |
選手歴
|
|
| 国際大会 | |
| 代表ﾁｰﾑ | 日本 |
| WBC | 2006年 |
| プロ野球選手テンプレート | |
プロ入り以来一貫して中継ぎ投手として活躍した投手。600試合に登板して先発機会は0、投球回数454回という数字が物語るように、左打者に対するワンポイント・リリーフとしての起用がメインであったが、通算600試合登板は史上36人目の大記録である。
圧倒的に抑えるタイプではないが、故障が少なく常時起用できるのが強み。左打者の外に逃げるスライダーを武器に、1998年から2006年まで10年近く千葉ロッテマリーンズの必勝リレーの一角を占めていた。その後は読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、独立リーグの群馬ダイヤモンドペガサスを渡り歩いた。
経歴
島原中央高校から西濃運輸を経て1997年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに入団。1年目から56試合に登板し6勝7セーブ、防御率2.17と申し分ない成績を残すが新人王は西武ライオンズの小関竜也に攫われた。
翌年以降もロッテ中継ぎ陣の一翼を担い続け、2000年には70試合の登板で19ホールドを挙げて最多ホールド（現在の最優秀中継ぎ投手）に輝いた。
2000年代前半は安定して防御率4点前後と少し物足りない成績が続いていたが、2005年・2006年シーズンは好調を維持。同じく中継ぎの薮田安彦・抑えの小林雅英と"JFK"ならぬ"YFK"を結成、2005年のリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。2006年には第1回WBCの代表メンバーに選出されている。
2007年は一転して不振に陥り、肩の故障もあって防御率12.64という壊滅的な数字に終わる。オフに戦力外通告を受け、コーチ就任を打診されるがこれを固辞、現役続行を目指し読売ジャイアンツに入団した。長い間チームに貢献してきた功労者であり、当時まだ35歳と十分復帰の可能な年齢ではあったが、高年俸（推定1億3000万円）に加え、毎年契約更改で揉めていたことも戦力外の原因になったと思われる。
巨人入団後は故障こそ癒えたが、越智大祐・山口鉄也ら若手リリーフ陣に押されて登板機会は減少した。
2009年はプロ入り以来最低となる19試合の登板に留まった。
2010年はプロ入り初の一軍登板なしに終わり、2度目の戦力外通告を受けた。シーズンオフにロッテの入団テストを受けたが不合格だった。
2011年、所属球団が決まらないまま年が明けたが、1月24日に福岡ソフトバンクホークスと育成選手として契約した。その後3月7日に支配下登録された。主に左のワンポイントとして起用され、シーズン最終戦で通算600試合登板を達成したが、オフに戦力外通告を受けた。
2012年に群馬ダイヤモンドペガサスに選手兼任コーチ補佐として入団した。9月13日の試合後、現役引退を表明し、群馬を退団した。
引退後
2015年5月30日、かつてのYFKメンバーとともにQVCマリンフィールドにて始球式を行い、マリーンズファンに元気な姿を見せた。
2017年5月、高校の後輩であるケニア野球代表監督・廣谷弥咲氏の誘いでケニア野球代表チームに携わることになった。ケニア代表チームは2020年の東京五輪参加を目指しているとのこと。
エピソード
- 1998年パ・リーグ新人王候補の一人だったが、記者投票の結果は西武の小関竜也（63票）、近鉄の真木将樹（32票）を下回る21票に留まった。小関は入団4年目で規定打席不足、真木は先発で6勝も規定投球回数不足で防御率4点弱といずれも突出した成績ではなく、藤田も両者と比べて遜色のない成績を残していたが、中継ぎという地味なポジションだったことが評価に響いた形となった。
- 経歴の項で触れたように毎年オフに「銭闘」を繰り広げることで有名だったが、これも中継ぎ投手の過小評価に対する不満が根底にあるとのこと。
- ロッテ時代はヒゲをトレードマークにしており、彼のAA（・┏┓・）もこのヒゲを現したものになっているが、巨人移籍時に綺麗に剃り落された。でもAAはそのままだったりする。巨人を退団しソフトバンクに移籍した現在はヒゲが復活している様子。
成績
通算投手成績
| 通算:13年 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB | 600 | 0 | 0 | 0 | 19 | 21 | 8 | 77 | .475 | 454.0 | 124 | 366 | 218 | 196 | 3.89 |
国際大会での投手成績
| 年度 | 代表 | 大会 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2006年 | 日本 | WBC | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 9.00 |
タイトル・表彰
| タイトル | ||
|---|---|---|
| 最多ホールド投手 | 1回 | 2000年 |
| 表彰 | ||
| 千葉市市民栄誉賞 | 1回 | 2006年 |
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関連項目
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