虹霓文花(こうげいあやか)とは、東方自然癒に登場するオリジナルキャラクターである。
概要
瀬笈葉がお姉ちゃんと呼んで慕う花の妖怪(血の繋がりは無い)。花の妖怪という事で基になった花が咲いている間しか行動できず、1年間に行動できる時間は限られている。
物語冒頭から登場し、生まれたばかりの葉に「瀬笈葉」という名前を付けた。善意で彼女を引き取り、幻想郷の事やジュースの作り方を教えて世話を焼いた。葉が妖怪に襲われた時には深緑結界を使って救い出すなど、血の繋がりが無いとはいえ良いお姉さんっぷりを発揮している。しかし突如として植物が枯れ始める異変が発生し、葉が文花の下に居た時間は僅か1週間のみであった。文花は異変解決を専門としている人が居ると言って葉を博麗神社に向かうよう指示し、自身は別の形で植物たちを救う方法を模索すると言った。そして植物を救う方法が見つかったら互いを探すという約束で文花と葉は別れたのだった。
別れた後も、陰から葉の事を気にかけていた。八雲藍が異変の元凶を葉だと断定し、橙と探りを入れて来た際にはメディスンを言葉巧みに操って橙に仕向け、撃破させている。話術や知略に長けた一面もある模様。
別れてからしばらく経っての事、文花が植物の妖怪を率いて「自分こそが異変の黒幕だ」と周囲に吹聴し始めた。そして深緑結界を展開し、その最奥に居座った。結界内は勿論のこと、結界のある森にまで植物を配置し、徹底抗戦の構えを見せる。異変を解決する方法を見つけたら互いを探す約束だったのに、突然意味不明な事を仕出かした姉に困惑する葉一同。文花は「植物を大切に想わない人間や妖怪が少し嫌いになった」と動機を語ったが・・・・・・・・・。実はこの奇怪な行動も葉を想っての事だった。様々な植物から力を得ていた葉は悪党や八雲藍のような者に狙われやすい状態になっており、自身が囮になる事で悪意ある者から葉を守ろうとしたのである。最終的には葉と、彼女が仲間にした人妖の手によって倒され、ネタばらしをする。そして元となった花が散る時期が訪れ、静かに表舞台から去っていった。退場した後も幻影となって葉の前に現れ、彼女に使命を全うする決意を抱かせた。一応死んでないはずだが、ラストダンジョンの「楽園の楽園」では何故か彼女の墓標がある。
彼女も紫同様に葉誕生の理由を知っており、幻想郷で発生していた異変の原因についても最初から知っていた。別れる時に葉へ博麗神社に行くよう薦めたのも「葉が役目を完遂するまで、生存させる」「霊夢が異変で狂って詰みの状態にならないように」の二重の意味があった。
ちなみに120年前の幻想郷で、たぶらかす目的で当時の博麗の巫女に近付いたらしいが真意や仔細は不明。
能力と性格
葉同様に植物の声を聞ける能力を持つ。自然豊かな西の地方で植物の声を聞きながら辺りを巡回し、植物を傷つける人間を見つけると怒鳴って追い返すという植物想いな妖怪である。そのため植物たちからの信頼は厚い。風見幽香とも面識があるようだが、彼女の事はあまり好いていないようだ。「植物は人間や妖怪の存在なくして生きてはいけない。だから彼らに酷い事をされても決して歯向かってはいけない」という考えを持っており、文花の優しさが見え隠れしている。実際、植物を傷つける人間がいても追い返すだけに留めている。
戦闘能力
一介の植物の妖怪ではあるが、戦闘能力はかなり高い。深緑結界と呼ばれる、別空間を作り出す力を持っておりその空間は外界から隔絶されている。結界内には龍の姿をした住民が存在し、使役しているのか単に懐いているのかは不明だが文花の指示に従う。この龍もまたかなりの実力者で、葉を襲った妖怪を容易く追い返している。この龍は一体だけではなく複数いる模様。文花自身も強固な結界を纏っており、生半可な攻撃では全く通用しない。力を溜めてから放たれるダークフラワーは一撃必殺の威力を持ち、喰らえば全滅は避けられない。が、イベントで不発に終わらせる事も可能。深緑結界での戦闘では数多の植物から力を借りていて、その実力は通常を遥かに上回っている。
余談だが虹霓は虹を意味するが、古代中国では龍の別名とされていた。文花が龍を召喚するのは、これに由来しているのかもしれない。
関連動画
関連静画
関連項目
- 1
- 0pt