蜻蛉迷宮(かげろうめいきゅう)とは、アスキー・メディアワークス発行の隔月刊ライトノベル雑誌「電撃文庫MAGAZINE」で連載されていたマンガ作品である。単行本のレーベルは電撃コミックスにおいて発売されている。既刊2巻。2009年より予告なく長期休載中。
概要
原作は、涼宮ハルヒシリーズで有名な谷川流、キャラクター原案はGOSICKのイラストで有名なキャラクターデザイナー&漫画家の武田日向、作画は新人である菜住小羽が担当する。編集プロダクションはプラン・エムオー(電撃文庫編集者の三木一馬とフリー編集者萩野健太郎が担当者である)
電撃文庫マガジン2008年7月号より連載開始したが、2009年11月号より予告なしに休載。今までの雑誌掲載分は第9話以外はすべて単行本に収録されている。驚愕の先行掲載をしたザ・スニーカーの号では、驚愕が終わったら他の作品も手をつけるという言葉を残しているため、おそらく、涼宮ハルヒの驚愕の後の巻が書き終わったら再開されるものだと思われるが……電撃文庫MAGAZINEも既に休刊しており、2024年現在も連載再開や小説版の刊行の兆候はない。また再開するとしても、キャラクターデザインの武田氏が2017年に死去しているため、キャラクターデザイン変更か追加の可能性もある。
作風は涼宮ハルヒシリーズや学校を出よう!シリーズなどとは違いSF色が薄い代わりにミステリー色が濃く、ストーリーもキャラクターの雰囲気が暗い部分がある。新感覚の学園奇譚ストーリーと宣伝されている。
ストーリー
主人公・宗次は、実家から離れた寮がある学校に通っていたが、実家に住んでいた双子の兄一史が家を出奔したため、家督が宗次に移り、宗次は離れたがり一度は捨てた街・家に戻る。戻ると美しく成長した3人の妹が暖かく迎えたが、宗次が転校した学校には連続殺人事件が起こっており、それを調べるクラスメイトがいて宗次は調査に巻き込まれることに・・・
キャラクター紹介
- 櫛木宗次(くしき そうじ)
主人公。櫛木家の次男。櫛木家が嫌で中学卒業後家を離れ一人暮らしをしていたが、兄の一史が行方不明となったため家へ戻ってきた(呼び戻された)。成績優秀、運動能力は抜群。基本的に無愛想ではあるが優しい。 - 笹井由香子(ささい ゆかこ)
ヒロイン。櫛木が転校してきた高校の女子生徒。生徒会執行部兼情報部所属。校内で連続して起こった不審死・殺人事件に疑問を持ち調査をしている。宗次が転校してくると調査に巻き込み振り回す活発な少女。何故か櫛木家の兄妹関係の一部を知っており、行動力は半端ない。宗次に死なせたくないと思わせるほど気に入られている。 - 櫛木曜子(くしき ようこ)
櫛木家の長女であり宗次とは血のつながった実妹。宗次には臆面もなく全裸を見せるなど実の兄妹を超えた想いを向ける。宗次には偽悪的な面を見せるが、学校ではおしとやかな少女で通っている - 荻原咲(おぎわらさき)
櫛木家の次女ではあるが妾腹(しょうばら=父親の不倫相手)の子。自ら志願してメイド服を着て使用人の手伝いをしている。表向きは活発な美少女ではあるが、裏がある言動を見せることもある。宗次へは夜伽の相手を積極的に勤める。 - 櫛木波留巳(くしきはるみ)
櫛木家の三女であり、父親の再婚相手(義母)の連れ子(宗次にとっては義理の妹にあたる)。宗次とは相思相愛であり、穏やかな素直な性格。 - 櫛木一史(くしきかずし)
櫛木家の長男。宗次の双子の兄。彼が行方不明になるとこから物語は始まる。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 1
- 0pt