本項では、「蟲惑魔」モンスターや「蟲惑」魔法カードの他、実質的な関連カードである「ホール」「落とし穴」通常罠についても記述する。
概要
2013年4月20日発売のパック”JUDGMENT OF THE LIGHT”より登場。
可愛い少女のイラストが目を引くテーマであり、森の中に佇む無垢な少女のカードイラスト単体での評価も高い。
可憐なモンスターカードたちであるが、その実態は疑似餌であり、よく背景を見るとそれぞれが大型化した肉食生物(食虫植物や罠を張る習性を持つ虫類)のモンスターが潜んでいる。本記事では便宜上モンスター態を「本体」として解説するが、ファンの中には『少女が本体で、背景は共生関係の別個体だよ』と主張する過激派もいる。
虫を意味する「蟲」。人の心を魅了するという意味の「蠱惑」。男をたぶらかす女性を意味する「小悪魔」の三つの言葉が混ざっているその真意をイラストで、プレイングでお分かりいただけるだろう。
デッキの特徴
蟲惑魔の名前の付くモンスターは15枚。通常召喚可能なモンスターは全て星4の地属性で昆虫族または植物族であり、以下の共通効果を持つ。
このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
またほとんどが固有にホール・落とし穴に関する効果を持っている。ちなみに対応するホール・落とし穴の名前のついた通常罠は現在のところ21枚ある。手札から罠発動など面白い効果。トリオン等が他デッキで使用されている。
デッキの特徴としては大雑把に言えば落とし穴系罠カードを最大限に活用するテーマであり、落とし穴を手札に引きこんで相手のターンに備え、相手のターンでは罠カードで機能不全を起させ、アドバンテージ差をつけて圧殺するという勝ち筋を理想とする。
一方でモンスターそのものの戦闘力・耐性に欠く。罠カードなので魔法・罠除去が弱点。罠カードなのでセットしたターンには使えない=後攻ターンに使えないため、後攻が極めて苦手。…という欠点を抱えている。
が、『自分のターンで稼いだアドバンテージを、相手のターンでの読み合いに活かす』というカードゲームの面白い部分をシンプルな挙動で実現できるため、パズル的な長い展開に慣れない初心者は勿論、相手との駆け引きを楽しみたい熟練者も楽しみやすいテーマと言える。
カード説明
メインデッキのモンスター
アトラの蟲惑魔/Traptrix Atrax
効果モンスター/星4/地属性/昆虫族/攻1800/守1000
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードを手札から発動できる。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の通常罠カードの発動及びその発動した効果は無効化されない。
アトラ、トリオン、カズーラの3枚が2013年4月20日発売”JUDGMENT OF THE LIGHT”に登場。
大蜘蛛(Atrax)のモンスター。
ホール・落とし穴耐性を持ち、手札からホール・落とし穴を発動でき、通常罠を無効化されないため、通常罠を特に多用するデッキの軸にも向く。
攻撃力も下級としてはそこそこある。
トリオンの蟲惑魔/Traptirx Myrmeleo
効果モンスター/星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1200
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
その相手のカードを破壊する。
(3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
大蟻地獄(Antlion/Myrmeleon)のモンスター。ホール・落とし穴耐性、通常召喚時にホール・落とし穴をサーチ、特殊召喚時にサイクロン効果。
カズーラの蟲惑魔/Traptix Nepenthes
効果モンスター/星4/地属性/植物族/攻 800/守2000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(2):自分が「ホール」通常罠または「落とし穴」通常罠カードを発動した場合に発動できる。
デッキから「カズーラの蟲惑魔」以外の「蟲惑魔」モンスター1体を選び、
手札に加えるか特殊召喚する。
大ウツボカズラ(Nepenthes)のモンスター。ホール・落とし穴耐性、一度だけホール・落とし穴使用時に蟲惑魔をサーチまたは特殊召喚。
蟲惑魔サーチ効果を持っており、デッキ作成には必要。
ティオの蟲惑魔/Traptrix Dionaea
効果モンスター/星4/地属性/植物族/攻1700/守1100
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地の「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
セットしたカードは次の自分ターンのエンドフェイズに除外される。
(3):このカードは「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
大ハエトリグサ(Dionaea muscipula)のモンスター。ホール・落とし穴耐性、通常召喚時に蟲惑魔を蘇生、特殊召喚時にホール・落とし穴を1ターンだけ回収セット。
蘇生はエクシーズ召喚やリンク召喚に利用しやすい。なお、守備表示での特殊召喚となるため、《セラ》や《クラリア》などのリンクモンスターは蘇生対象外であるので注意しよう。
ランカの蟲惑魔/Traptrix Mantis
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1500/守1300
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「蟲惑魔」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのセットされたカードを持ち主の手札に戻す。
その後、自分の手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
2017年4月19日発売"CODE OF THE DUELIST"。
共通効果に加え、蟲惑魔を召喚時にサーチできる効果や、フリーチェーンでセットされたカードを回収したあとに、手札の魔法などを伏せなおす効果を持つ。前半は反転召喚や特殊召喚に対応していない分、少々テンポが悪いが、自身もサーチ可能。
後半の効果は《ツインツイスター》や《ハーピィの羽根帚》などをかわし不発にさせる時などに使えるが、積極的に使うとなると工夫を要するため、サーチ効果をメインに使用するのが無難と思われる。
元ネタは花に擬態して虫を捕食するカマキリ(Mantis)の一種、ハナカマキリ(別称ランカマキリ)。
リセの蟲惑魔/Traptirx Genlisea
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1200/守1600
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキ及び墓地から1枚ずつ、
「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードを選んで自分フィールドにセットする(同名カードは1枚まで)。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
2020年3月20日、海外版TCG"Duel Overload"にて先行発売後、日本では2020年10月3日発売"WORLD PREMIERE PACK 2020"にて収録。
ランカ以来3年ぶりとなる通常召喚可能なモンスター。元ネタは食虫植物の1グループであるゲンリセア属(Genlisea)。
おなじみのホール・落とし穴耐性(1)と、名称ターン1制限で自身をリリースしてデッキ・墓地からホール・落とし穴を1枚ずつセットする効果(2)を持つ。
墓地からもセットできるため、狡猾な落とし穴をより生かしやすくなるのがポイント。【蟲惑魔】で使用する場合は、展開力よりも守りを固めるのがメインとなり、ティオの蘇生効果と組み合わせたり、セラの効果のトリガーにすることで3枚落とし穴をセットする、といった使い方になるだろうか。
ジーナの蟲惑魔/Traptrix Vesiculo
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1400/守1400
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにセットされた罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):自分の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
2021年1月16日発売の"LIGHTNING OVERDRIVE"にて登場。元ネタはモウセンゴケ科の水草・ムジナモ(Aldrovanda vesiculosa)。
罠カードを1枚墓地へ送り、特殊召喚出来る効果を持つ。
そして、墓地のカードを除外し、罠カードを回収出来て、《狡猾な落とし穴》の条件満たしやすくはなるが、ここで問題なのはいずれか一つしか効果を使用出来ないという制限がついていることである。
そのため、初動として(1)効果はやや使いにくいため、構築やプレイングに工夫が必要だろう。
キノの蟲惑魔/Traptrix Arachnocampa
効果モンスター/星4/地属性/昆虫族/攻1300/守1500
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「蟲惑魔」モンスターが存在する場合、
自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は昆虫族・植物族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"にて収録。元ネタはヒカリキノコバエ(Arachnocampa)。その幼虫は生物発光によって食糧とする虫を誘き出すことからツチボタルとも呼ばれたり、英語でグローワーム(グローウォーム)の一種ともされる。
(2)の効果で自分フィールドに蟲惑魔が居る場合に特殊召喚できるため、展開力に欠けがちな【蟲惑魔】での展開エンジンとするほか、フリーチェーンであることを利用して(3)の効果と組み合わせて伏せカードを守るといった活躍が見込まれる。EXデッキからの召喚に制限がかかるため、蟲惑魔以外も採用している場合や、【蟲惑魔】デッキ以外での投入には注意。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"にて収録。元ネタは2022年7月にインドネシア・北カリマンタンで発見が報じられた新種のウツボカズラ「Nepenthes pudica」。同じウツボカズラモチーフの《カズーラ》の姉妹であるような見た目となっており、種小名pudicaの原義のひとつである「恥ずかしがり屋」や、地中に捕虫器官を持つといった特徴も織り込まれている。
後述の《蟲惑の園》のサーチ効果があるため、セットで採用したい。(2)の除外効果は、単独では次のターンに相手フィールドに戻ってくるという欠点があるので、《アロメルス》の(3)の効果で自分フィールドに出してしまったり、《シトリス》の(3)効果でエクシーズ素材にしてしまったりするとよいだろう。
罠モンスター
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"の付録"狂宴への誘いパック"にて収録予定。元ネタはキバナツノゴマ(Ibicella lutea)。
蟲惑魔版の《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》とも呼べる存在。
ホールであり蟲惑魔でもあるため、《トリオン》などのサーチ効果やセット効果の対象にしたり、このカードの発動を《セラ》などのトリガーにしたり、さらに《キノ》の特殊召喚に繋げられる、さらに自身の墓地効果でリクルートができるなど、【蟲惑魔】デッキの回転効率を大きく上げることができる。
手札コストを切ることでセットして即座に発動できるのも魅力だが、場面によってはそのコストが重い場合もあるため、《シェード・ブリガンダイン》も採用して場面によって使い分けるのも一考の余地ありといったところか。或いは《アトラ》の効果扱いで発動して、コストを踏み倒すのも手。
効果にも書いてある通り、モンスターゾーンに出ると通常モンスターとなるため、他の蟲惑魔と違って単体では落とし穴耐性も無い。そのため自分の《絶縁の落とし穴》などでも破壊されうるが、あえて破壊してリクルート効果を狙うこともできるか。
エクストラデッキのモンスター
フレシアの蟲惑魔/Traptrix Rafflesia
エクシーズ・効果モンスター/ランク4/地属性/攻300/守2500
レベル4モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
「フレシアの蟲惑魔」以外の自分フィールドの「蟲惑魔」モンスターは戦闘・効果で破壊されず、
カードの効果の対象にならない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、発動条件を満たしている「ホール」通常罠または「落とし穴」通常罠カード1枚をデッキから墓地へ送って発動する。
この効果は、その罠カード発動時の効果と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
2015年7月18日発売"DIMESION OF CHAOS"で登場。
蟲惑魔初のエクシーズモンスターである。そしてこのイラストのハーレムに飛び込みたいと思った紳士は数知れず。
お手軽ランク4エクシーズ。エクシーズ素材を持っている限り罠は一切受け付けない心強いものとなっている。
トリオンで落とし穴を回収しつつ、(2)の効果でアトラとカズーラを守りつつ落とし穴に落とすというのが理想的だろう。攻め手に転じる時はティオとトリオンコンビでさらなるエクシーズ召喚ができる。
なにより強力なのが(3)の効果。
なんと、デッキから落とし穴カードが飛んでくるというぶっ飛んだ効果となっている。
ジャンク・コレクターの裁定とは違い、墓地に罠がなければ狡猾の落とし穴も発動・効果も使用できるという裁定。
ただしモンスター効果なので(1)の効果や蟲惑魔の共通効果で守れない点は注意。
元ネタは世界最大の花ラフレシア(Rafflesia)。
ラフレシアはたしかに強烈なにおいでハエなどを呼び寄せるのだが、あくまで花粉を運ばせるためであって食虫植物でない。それどころか木に寄生して花を咲かせる植物である。
セラの蟲惑魔/Traptrix Sera
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リンク・効果モンスター
リンク1/地属性/植物族/攻 800
【リンクマーカー:下】
リンクモンスター以外の「蟲惑魔」モンスター1体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):通常罠カードが発動した場合に発動できる。
同名カードが自分フィールドに存在しない「蟲惑魔」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(3):このカード以外の自分の「蟲惑魔」モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
2018年11月23日発売"LINK VRAINS PACK 2"。
蟲惑魔初のリンクモンスター。元ネタはモウセンゴケ(Drosera)。
リンク召喚された場合に罠の効果を一切受け付けないという強力な耐性を持つ代わりに、リンク1らしく攻撃力は800と低い。フレシアによって破壊耐性を持たせることもできるが、その場合も低い攻撃力からサンドバッグにされるため注意が必要。
(2)の効果で通常罠の発動時に、デッキからフィールド上に同名のいない蟲惑魔を特殊召喚できるため、能動的に通常罠を使用することでセラを守りつつ蟲惑魔を展開していき、更に展開した蟲惑魔の効果を使用して(3)の効果で落とし穴・ホールをセットして相手のターンや次の自分のターンに備えることもできる。もちろん、展開した蟲惑魔からエクシーズ召喚や大型のリンク召喚につなげても良い。
アロメルスの蟲惑魔/Traptrix Allomerus
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/昆虫族/攻2200/守 600
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):X素材を持ったこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
自分の墓地から昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(3):自分のカードの効果で相手モンスターがフィールドから離れ、
墓地へ送られた場合または除外された場合、
このカードのX素材を1つ取り除き、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
エクストラデッキの蟲惑魔モンスターとしては初の昆虫族で、攻撃力も発売当時は蟲惑魔モンスター最高値。元ネタはアマゾンのジャングルに生息するアリ「Allomerus decemarticulatus」。
エクシーズ素材を2つ使用して自分の昆虫族か植物族レベル4を蘇生できる効果(2)と、自分側の効果でフィールドから墓地送り・除外状態にされた相手モンスターを、素材を1つ使用して自分フィールドに特殊召喚する効果(3)を持つ。
昨今は破壊時や墓地・除外状態で効果を発動できるモンスターも多いので、落とし穴通常罠を使用したあと、(3)の効果を使ってそのまま自分フィールドに出してしまうことで対策になる。
蟲惑魔としては唯一、効果に「蟲惑魔」や「落とし穴」のどちらの名称指定も無いため、蟲惑魔デッキ以外でも幅広く活躍が見込める。ただし、壊獣の召喚条件などのコストにするものに対しては発動できないので注意。
フレシア同様の罠耐性(1)も持つが、前述の効果によりエクシーズ素材の消費が激しい為注意が必要。召喚条件は2体以上となっているので、耐性を維持しつつ蘇生効果も最大限に活用したいなら、3体は揃えられるようにしたい。
クラリアの蟲惑魔/Traptrix Cularia
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/植物族/攻1800
【リンクマーカー:右/下】
昆虫族・植物族モンスター2体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が発動した「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードは
発動後に墓地へ送らず、そのままセットできる。
(3):自分エンドフェイズに、自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
2021年1月16日発売の"LIGHTNING OVERDRIVE"にて登場。
元ネタはウサギゴケ(Utricularia sandersonii)。
《セラの蟲惑魔》でセットしつつ、このカードのリンク召喚の素材にすることで準備を整えることが出来るだろう。存在していれば、カテゴリに属する罠カードをそのままセット出来るため、《狡猾な落とし穴》の発動条件を満たしやすくなる。
蘇生効果は《ティオ》の(1)と同様守備表示で特殊召喚のため、《セラ》や《クラリア》などのリンクモンスターは対象外である。
シトリスの蟲惑魔/Traptrix Pinguicula
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/植物族/攻2500/守 300
レベル4モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):X素材を持っているこのカードは、
このカードがX素材としているモンスターと同じ種族のモンスター(このカードを除く)が発動した効果及び罠カードの効果を受けない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「蟲惑魔」モンスター1体を手札に加える。
(3):元々の持ち主が相手となるモンスターが効果で、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
その内の1体を選んでこのカードのX素材とする。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"の付録"狂宴への誘いパック"にて収録。
元ネタはムシトリスミレ(Pinguicula vulgaris)。
《アロメルス》を更に上回る攻撃力2500で、【蟲惑魔】きってのアタッカーとして期待できる。後述の《アティプス》と並べば3500にもなる。
耐性効果が《フレシア》《アロメルス》と共通の対罠に加え、エクシーズ素材としている種族のモンスターの効果にも対しても発揮されるため、(3)の効果と組み合わせて相手モンスターを素材にすることで、相手のテーマデッキに対しても強く出られる。また、(2)の効果で展開や妨害の布石を敷くこともできるだろう。
とはいえ、エクシーズ素材が無いと耐性を失うのは《フレシア》《アロメルス》と共通のため、素材の管理には気を付けたい。
アティプスの蟲惑魔/Traptrix Atypus
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/昆虫族/攻1800
【リンクマーカー:左/右/下】
昆虫族・植物族モンスターを含むモンスター2体以上
(1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):自分の墓地に通常罠カードが存在する限り、
自分フィールドの「蟲惑魔」モンスターの攻撃力は1000アップする。
(3):1ターンに1度、自分フィールドの昆虫族・植物族モンスターの数まで、
相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
その後、以下の効果を適用できる。
●自分の墓地から通常罠カード1枚を除外し、対象の表側表示のカードの内1枚を選んで破壊する。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"の付録"狂宴への誘いパック"にて収録。
元ネタはジグモ(Atypus karschi)と思われる。
(2)の効果で【蟲惑魔】の弱点の一つである打撃点不足を補うことができる(自身も2800となる)。(3)の効果は【蟲惑魔】であれば破壊効果に、展開力重視のデッキであれば相手の妨害抑制にそれぞれ期待できる。
リンク素材がやや重いのが難点か。【蟲惑魔】であれば能動的に特殊召喚できる《ティオ》や《ジーナ》《キノ》、サーチ効果のある《ランカ》辺りで素材を揃えられるようにしたい。
「蟲惑」魔法カード
蟲惑の園
フィールド魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「蟲惑魔」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の昆虫族・植物族モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(3):自分フィールドのモンスター1体を除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「蟲惑魔」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"にて収録。妖しい雰囲気の草原に佇むセラと、それを覗くかのような本体が描かれている。
蟲惑魔専用のフィールド魔法。先述の《プティカ》でサーチして発動すれば、そのまま(1)の効果で追加で通常召喚でき、展開力を弱さをよりカバーできる。
(2)の効果は蟲惑魔の名称指定がないので、昆虫族・植物族の強力な汎用カードを入れている場合も維持できる。(3)はそのデュエルで以降使いどころのなさそうなモンスターのほか、《アロメルス》の(3)の効果で特殊召喚したモンスターをそのまま利用してもよいだろう。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"にて収録。そのカード名の通りこちらを誘い込むかのようなフレシアと、その横ですやすやしている様子のキノが描かれている。
2:2交換によるドロー効果と、墓地のカードをデッキに戻す効果を持つ。
どちらの効果も蟲惑魔の名称指定は無いので、【蟲惑魔】のみならず植物族や昆虫族を中心としたデッキへの採用も検討できる。特に(2)の効果は蟲惑魔以外のほうが活用できるかもしれない。
「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カード
落とし穴/Trap Hole
通常罠
(1):相手が攻撃力1000以上のモンスターの召喚・反転召喚に成功した時、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃力1000以上のモンスターを破壊する。
1999年2月4日発売”Vol.1”。
もっとも最初に登場した落とし穴の元祖。特殊召喚に対応していないという大きな欠点を持つ。他の多くの落とし穴と異なり、対象に取る効果であることにも注意。
硫酸のたまった落とし穴/Acid Trap Hole
通常罠
(1):フィールドの裏側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にし、守備力が2000以下の場合は破壊する。
守備力が2000より高い場合は裏側守備表示に戻す。
1999年7月8日発売”遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記”の付属カード。
いつでも発動できる落とし穴。自分のモンスターに使用してリバース効果を発動させるという、コンボ用のカードでもある。対象モンスターのステータスによっては効果を発動させた後、再セットも可能。
ホワイト・ホール/White Hole
通常罠
相手が「ブラック・ホール」を発動した時に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在するモンスターは、その「ブラック・ホール」の効果では破壊されない。
1999年8月26日発売”BOOSTER4”。
対ブラック・ホール用カード。ホール通常罠の効果を受けない蟲惑魔には基本的に逆効果だが、《フレシア》の(3)の効果を使用してモンスター効果扱いで発動すれば蟲惑魔も守ることができる。
奈落の落とし穴/Bottomless Trap Hole
通常罠
(1):相手が攻撃力1500以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊し除外する。
2001年11月29日発売”Mythological Age -蘇りし魂-”。
あらゆる召喚に対応する上に、対象を取らないため同時に召喚された複数のモンスターを除去でき、さらに除外のため墓地活用を利用させない。
詳細は個別記事も参照のこと。
粘着落とし穴/Adhesion Trap Hole
通常罠
相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
そのモンスターはフィールド上に表側表示で存在する限り、元々の攻撃力が半分になる。
2002年7月18日発売”ユニオンの降臨”。
除去ではなく攻撃力半減。
異次元の落とし穴/D.D. Trap Hole
通常罠
相手がモンスター1体を守備表示でセットした時に発動する事ができる。
セットしたそのモンスター1体と自分フィールド上のモンスター1体を破壊してゲームから除外する。
2005年5月26日発売”CYBERNETIC REVOLUTION”。
テキストからは読み取りづらいが、相手がセットしたモンスターと自分のモンスター1体を対象に取る効果(遊戯王マスターデュエルでは読み取りやすいよう文面がエラッタされている)。除外は強力だが、裏側守備表示に限定されるのが欠点。そのままだと自分も巻き添えを食らうが、自分フィールドの蟲惑魔を対象にすれば、相手のモンスターだけを除外することができる。
二重の落とし穴(デュアル・ホール)/Gemini Trap Hole
通常罠
(1):もう1度召喚された状態のデュアルモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
2007年11月23日発売”PHANTOM DARKNESS”。
デュアルモンスター用。再度召喚済み+戦闘破壊が条件。相手のみ全破壊は強力だが使い辛い。【蟲惑魔】に入れるなら、《ギガプラント》とセットでの採用を検討したい。
大落とし穴/Giant Trap Hole
通常罠
同時に2体以上のモンスターが特殊召喚に成功した時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。
2008年7月19日発売”CROSSROADS OF CHAOS”。
激流葬という上位互換が存在。《落とし大穴》という非常に紛らわしいカードがあるため注意。
狡猾な落とし穴/Treacherous Trap Hole
通常罠
(1):自分の墓地に罠カードが存在しない場合、
フィールドのモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
2009年9月19日発売”EXTRA PACK Volume 2”。
いつでも発動可能であり、一枚で二体ものモンスターを破壊できる。しかし罠を他に入れると使用が難しい。
フレシアやセラの存在により、序盤で罠が墓地に溜まってないうちから発動しやすくなった。
深黒の落とし穴/Deep Dark Trap Hole
通常罠
レベル5以上の効果モンスターが特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
そのレベル5以上の効果モンスターをゲームから除外する。
2011年7月16日発売”PHOTON SHOCKWAVE”。
強力なモンスターの除外が可能。奈落の落とし穴と効果範囲が被り、通常・反転召喚には対応しておらず、レベルのないエクシーズモンスターやリンクモンスターには通用しないと言う欠点がある。一方で、《クイック・シンクロン》などの低打点汎用カードを除去できる点・途中過程で破壊しないため《スターダスト・ドラゴン》などに無効化されない等の長所もある。
煉獄の落とし穴/Void Trap Hole
通常罠
(1):相手が攻撃力2000以上のモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力2000以上のモンスター1体を選び、効果を無効にし破壊する。
2012年4月14日発売”RETURN OF THE DUELIST”。
奈落の落とし穴よりも攻撃力が高めに設定され、さらに特殊召喚にしか対応してないが、効果を無効にする事が出来る。
蟲惑の落とし穴/Traptrix Trap Hole Nightmare
通常罠
(1):このターンに特殊召喚された相手フィールドのモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
2013年4月20日発売”JUDGMENT OF THE LIGHT”。
特殊召喚されたモンスターが、効果を発動した時に無効にする。
蟲惑魔達の罠にかかったモンスター達が捕食される様子が描かれている。
時空混沌渦(タキオン・カオス・ホール)/Tachyon Chaos Hole
通常罠
(1):自分フィールドの「ギャラクシー」Xモンスターが、
相手モンスターの攻撃または相手の効果によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊し除外する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分ドローフェイズに通常のドローを行う代わりに、
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ギャラクシー」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
2014年2月15日発売"PRIMAL ORIGIN"。
相手がこれを使用してきても、蟲惑魔には通用しない事を忘れないように。
時空の落とし穴/Time-Space Trap Hole
通常罠
(1):相手が手札・エクストラデッキからモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
手札・エクストラデッキから特殊召喚されたそのモンスターを持ち主のデッキに戻す。 その後、自分は戻したモンスターの数×1000LPを失う。
2014年4月19日発売"THE DUELIST ADVENT"。
特殊召喚のみだが複数枚に対応。しかしライフコストが大きい。
姑息な落とし穴/Double Trap Hole
通常罠
(1):相手がモンスターを守備表示で特殊召喚した時に発動できる。 その守備表示モンスターを除外する。
2014年11月15日発売"THE SECRET OF EVOLUTION"。
守備表示で特殊召喚は無い事は無いが、確実にあるとも言えないため狙いにくい。特に守備表示自体が無いリンク召喚には対応できないので要注意。
英語版のカード名が《二重の落とし穴/Gemini Trap Hole》と紛らわしいので、英語版カードをデッキに混ぜている時は気をつけよう。
串刺しの落とし穴/Trap Hole of Spikes
通常罠
(1):このターンに召喚・特殊召喚された相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスターを破壊し、
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
2015年12月19日発売"MILLENNIUM PACK"。
アニメ版DMにて、城之内が落とし穴(原作版)の代わりに使用したカード。発動条件がやや厳しく、ミラーフォースや魔法の筒などと比べると少々扱いにくい。
底なし落とし穴/Floodgate Trap Hole
通常罠
(1):相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
2016年4月9日発売"THE DARK ILLUSION"。
《砂塵のバリア -ダスト・フォース-》と《奈落の落とし穴》を足して2で割ったような効果。ステータスやレベル・ランクを選ばず裏側にできる点・破壊耐性持ちにも対応できる点などが利点。シンクロ・エクシーズ主体デッキに強いが、アドバンス召喚・リンク召喚主体デッキが相手となると状況を選ぶ。
絶縁の落とし穴/Break Off Trap Hole
通常罠
(1):リンクモンスターがリンク召喚に成功した時に発動できる。
フィールドのリンク状態ではないモンスターを全て破壊する。
2017年4月15日発売"CODE OF THE DUELIST"。
テキスト内にコンマイ語の落とし穴が見え隠れしている厄介なカード。素で発動する時もフレシアを介して使用する時も、使い方次第では自分も相手も巻き込むことになるため、慎重に使いたいところ。
一方、自分の蟲惑魔リンクモンスターのリンク召喚をトリガーに発動すれば、リンク召喚された蟲惑魔は確実にフィールドに残るのもポイント。
電網の落とし穴/Network Trap Hole
通常罠
(1):相手がデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターを裏側表示で除外する。
2018年1月13日発売"FLAMES OF DESTRUCTION"。
裏側除外という強力な効果だが、それと引き換えに召喚元の指定は厳し目。大型モンスターへの対処というよりは、展開を阻害するのに向く。
連鎖空穴(チェーン・ホール)/Chain Hole
通常罠
(1):魔法・罠・モンスターの効果の発動にチェーンして
相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
その後、相手はこの効果で無効にされたカードと
元々のカード名が同じカード1枚を手札・デッキから選んで除外できる。
除外しなかった場合、自分は相手の手札をランダムに1枚選んで除外できる。
2019年1月12日発売"DARK NEOSTORM"。
発動タイミングが限定されるが、代わりに発動した場所は問われないため、特に《幽鬼うさぎ》や《灰流うらら》などといった手札誘発に対して強力な防御札となる。
墓穴ホール/Gravedigger's Trap Hole
通常罠
(1):手札・墓地のモンスターまたは除外されているモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、相手に2000ダメージを与える。
2020年1月11日発売"ETERNITY CODE"。
手札誘発や墓地、更には除外状態での発動を無効にし、おまけに2000バーン付き。
狂惑の落とし穴/Terrifying Trap Hole Nightmare
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手がモンスターの特殊召喚に成功したターン、
相手フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、自分の墓地に「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードが存在する場合、
相手の墓地からモンスター1体を選んで除外できる。
2022年12月3日発売の"ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-"にて収録。
条件付きのフリーチェーンで相手の大型モンスターを破壊でき、自分の墓地に落とし穴があれば追加で相手の墓地のモンスターを除外することもできる。除外するモンスターは効果中に破壊したモンスターでも、それ以外のモンスターでも良いのがポイント。
また、墓地に送ってから除外する処理のため、破壊したモンスターを除外することで「フィールドから離れた」・「墓地へ送られた」・「破壊された」の3つのいずれかをトリガーとする効果を封じることが出来る。
イラストでは、プティカの本体に捕らえられたゴブリンがランカの本体に今にも捕食されそうな場面が描かれている。
断絶の落とし穴
通常罠
(1):相手が攻撃力1500以下のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以下のモンスターを裏側で除外する。
ATK1500以下のあらゆる召喚に対応。《奈落の落とし穴》の対となるカードといえるが、そちらと違い破壊を介さず裏側除外のため、破壊時効果も発動不可という強みがある。どちらかというと展開の出鼻を挫く使い方に向く。
その他のイラスト繋がりのカード
デッキから罠1枚を除外する代わりに、同名の罠をセットする効果。
ティオとランカが、蟲惑魔達の本体の蠢く奥地へゴブリン達を誘い込もうとしている場面が描かれている。ただ、【蟲惑魔】デッキでは多数の落とし穴を使用する関係で本カード発動後の制約が重く、《セラ》や《フレシア》などのデッキから直接落とし穴を操作できるモンスターがいることもあり、残念ながらあまり相性はよくない。
2023年1月14日発売"CYBERSTORM ACCESS"。
自分フィールドのモンスター1体を破壊して、デッキの罠をセットする効果。
《トラップトリック》で誘われてしまったモンスターたちの末路が描かれているようだ。
破壊された時の効果を持つモンスターを軸にしたデッキではコンボカードとして期待できる。一方、【蟲惑魔】デッキでは、《トラップトリック》同様制約が重い他、罠耐性を持つ、または付与する蟲惑魔もいるためやはり相性はあまりよくない。
もし【蟲惑魔】で採用するなら、墓地で効果を発動できる《ジーナ》や《ホールティア》辺りを対象にできるとよいだろうか。
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関連項目
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