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血小板とは、傷ついた血管を守ってくれる正義のヒーローである。
曖昧さ回避
血小板の活躍の様子
ここは俺たちが食い止める!
外部からの衝撃などにより血管が傷つき出血した場合、その傷の周辺の血小板が活性化する。
活性化した血小板は傷口に、凝集。一次止血栓を形成する。
フィブリン、赤血球、お前たちの力を貸してくれ!
血小板は周辺を漂うフィブリンを凝固、さらに赤血球を取り込み、まとめてより強固となり、二次止血栓を形成する。
お前の傷は俺たちの結束が守る!!
さらにフィブリンと赤血球の力を得た血小板は体外でも活動を開始する。
傷口から血液とともに外に出た血小板は体内と同じく止血栓を生成。一般的にはかさぶたと呼ばれる傷口を保護する膜を作る。
血小板の弱点
白血球、裏切ったのか!?
白血病の症状の一つに、血小板の減少がある。
白血球が増えすぎてしまうと血小板が生成されなくなり、その結果、普通ではすぐに血小板が止血してくれるはずの出血が止められず、鼻血が出やすくなったり、歯茎が腫れ上がってしまうなどの症状が起こる。
俺たちの結束が乱れるだと!?
人も含む動物の血を吸う蚊は、その唾液中に血液が凝固しないように特殊なたんぱく質を持っている。
血液が凝固しないというのはつまり血小板に仕事をさせないことであり、血小板が凝集・凝固するのを防ぐ力を持っているといえる。
なお、真面目なことを知りたい人は右メニューのWikipediaへのリンクを踏もう。
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関連項目
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