表計算ソフトとは、主にコンピューター上で動作するソフトウェアの一種である。
スプレッドシートともいう。
概要
沢山の行と列があるシート上のマス目に数値などのデータを入力し、様々な計算を行うアプリケーションソフトウェアの総称。
個数の集計や四則演算は勿論のこと、グラフやデータベースなどの作成や統計処理も行ってくれる。また、最近では技術の進歩によって、VBAなどのプログラミング言語によってマクロと呼ばれる自動で計算してくれる機能も追加されている。
現在ではワープロソフトやプレゼンテーションソフトと並び様々な業務に使用されるソフトウェアとなっているため、表計算ソフトを使いこなせる人は社会でも役に立つだろう。
ちなみに世界で有名な表計算ソフトはマイクロソフト社の「Microsoft Excel」である。
情報処理技術者試験
日本で最も有名な情報処理の国家資格である情報処理技術者試験にも表計算ソフトの問題が出題されている。ただし、国家試験である性質上、Excelなどの特定のメーカーの製品をそのまま出題するわけにはいかないので、情報処理技術者試験を主催している情報処理推進機構(IPA)によるオリジナルのソフトウェアということになっている。
現在ではITパスポート試験(旧・初級シスアド)に表計算ソフトの問題が出題されている。
基本情報技術者試験
2009年以降は基本情報技術者試験にも午後の選択問題として出題されており、個別のプログラミング言語(C言語、COBOL、Java、Python、CASL)の代わりに表計算ソフトを選ぶこともできた。ただし、この試験が主にプログラマー向けの試験であることから、マクロ言語(VBAなどではなく、IPAオリジナルの擬似言語)の問題も含まれており、プログラミングの知識は必須であった。
なお2023年に基本情報技術者試験の選択問題が廃止されたことにより、表計算ソフトも基本情報技術者試験の出題範囲から削除された。
主な表計算検定
上記の情報処理技術者試験だけでなく、民間の検定試験でも表計算ソフトの知識が問われるものがいくつか存在する。以下は主な表計算ソフトの検定試験である。
- Microsoft Office Specialist(MOS)
- VBAエキスパート
- 日商PC検定試験
- ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)
- 情報検定(J検)の情報活用試験
- Excel表計算処理技能認定試験(サーティファイのExcel検定)
- コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)
関連項目
- 0
- 0pt