「袁胤」( エンイン? ~ ?)とは、三国時代の群雄にして仲王朝の皇帝となった袁術の死後、その棺と家族を守った従弟であり、コーエーの三國志シリーズで、正史ではなく演義の内容のみ列伝に収録されている歴史の敗者である。
正史では
父・孫堅の戦死後、袁術の庇護下にあった孫策が江東を平定すると、袁術の命により揚州は丹陽の太守に任命されたものの、着任早々、袁術の横槍が気に食わない孫策旗下の武将・徐琨の攻撃をうけ、丹陽から追い払われてしまう。
その後、仲の皇帝を自称した袁術が没すると、袁術の棺や子・袁燿及び家族を引き連れて廬江太守の劉勲の元へ身を寄せた。
しかし、ここでも劉勲の留守の間に孫策の攻撃をうけて袁燿らと共に捕らえられた袁胤は、呉に護送されて歴史からフェードアウトし、その後の消息は不明となった。
※袁燿は孫氏に出仕して姉妹の袁夫人が孫権の後宮に入った事から朗中に任ぜられた。
演義では
袁術の「甥」として登場する。
孫策から預かった玉璽により皇帝を自称した袁術が、民を省みない放蕩三昧と自然災害、そして曹操や劉備らの攻撃により疲弊し、南陽を捨てて袁紹に頼ろうと金銀財宝の山と共に移動した際に同行した。
逃走するにしては不釣合いな財宝は、逃避行の途中で配下であった陳蘭や雷薄らの攻撃をうけて略奪され、兵糧も尽きた袁術が蜜水を欲したものの叶えられずに吐血して死亡すると、袁胤は袁術の遺族と玉璽を守っていたが、曹操の配下であった徐璆(徐キュウ)によって伝国の玉璽を奪われた他、袁術の遺族と共に袁胤は殺され、玉璽と共にその首が曹操に献上された。
※その他「袁胤」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照
コーエー(光栄)三國志シリーズ
コーエー三國志シリーズでは「三國志Ⅰ」初登場で、紀霊・張勲・雷薄と共に一度の欠場も無い袁術陣営古参武将である。
Ⅰ~Ⅵでは袁術陣営の貴重な(というか、閻象・韓胤が登場するⅢを除いて唯一の)文官であり、序盤の内政では大いに働く存在であった。が、Ⅶ以降は全くのお荷物的雑魚武将と化してしまっている。まあ、正史でも演義でもロクに活躍してないので、仕方ないのかもしれない。
関連動画
▼最初期のプレイ動画「袁術で皇帝を目指す」にて袁術軍初期メンバーとして登場。
袁胤の『三國志Ⅰ』の画像
関連データ
能力一覧 | 統率 | 武力 | 知力 | 政治 | 魅力 | 陸指 | 水指 | 身体 | 運勢 |
三國志 | 25 | 63 | 92 | 71 | 50 | ||||
三國志II | 27 | 59 | 74 | ||||||
三國志III | 25 | 59 | 62 | 65 | 23 | 10 | |||
三國志IV | 27 | 24 | 60 | 63 | 65 | ||||
三國志V | 30 | 60 | 61 | 66 | |||||
三國志VI | 41 | 34 | 60 | 65 | 65 | ||||
三國志VII | 29 | 46 | 36 | 40 | |||||
三國志VIII | 23 | 39 | 39 | 47 | |||||
三國志IX | 27 | 18 | 42 | 43 | |||||
三國志X | 26 | 15 | 39 | 45 | 43 | ||||
三國志11 | 17 | 14 | 39 | 41 | 46 |
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関連項目
仲王朝関連人物 |
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