製鉄とは、鉄鉱石などから銑鉄や鋼を作るプロセスのことである。
概要
鉄の主たる原料である鉄鉱石は、酸化鉄とそのほかの不純物が混じった状態で存在しており、まず鉄鉱石を還元する必要がある。一般には1,000以上の高温で一酸化炭素ガスにより還元させることが多く、還元された鉄は炭素を4%ほど含む銑鉄と呼ばれる状態になる(銑鉄を作ることを製銑という)。
銑鉄は炭素のほか硫黄やリンなどの不純物を含み脆いため、不純物を取り除き炭素分を2%以下に減らして鋼を作る(鋼を作ることを製鋼という)。製鉄産業では製鋼プロセスで作られるのは、直方体をした鋼の半製品であり、これを圧延して鋼板、鋼管、棒鋼、形鋼などの鉄鋼製品に加工していく。
鉄鉱石のほかに鉄スクラップを原料とする方法もあり、鋼にするまでのプロセスが異なる。
日本の主な鉄鋼メーカー
関連商品
もしかして
- 2
- 0pt