西住しほは、アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場するキャラクターである。CV.冬馬由美。
概要
撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れなし。
鉄の掟、鋼の心、それが西住流。
西住まほ、西住みほ姉妹の母親で戦車道西住流師範。誤解されがちだが、アニメ本編時点ではまだ家元ではない。
熊本県熊本市在住。いずれ西住流を継がせる為に娘には厳しく接し、西住流の精神に反したみほには辛く当たることも。大洗の戦車道復活に際し教官を務めた自衛隊員、蝶野亜美との交流がある。
前年度の決勝戦におけるみほの行動を後述の言葉で厳しく批判し、すでに敗戦の責任感に苛んでいたみほは「チームメイトよりも勝利が第一である」という考えに完全に打ちのめされ、戦車道を辞めることとなる。
みほが大洗女子学園で戦車道に復帰したことを知り、家の恥として勘当を言い渡すべくまほとともにプラウダ戦を観戦。みほ率いる大洗の奇跡的な勝利を「邪道」と断じたが、何か考えがあるのか勘当することなく帰った。
黒森峰対大洗の決勝戦に臨んでは、黒森峰の隊長を務めるまほに対し西住流の名にかけてみほを叩き潰すよう指示した。 東富士の試合会場で観戦。
大洗が黒森峰を破り、優勝した際には溜息をついたものの、すぐに柔らかい表情で拍手している。小説版では、まほの口から「お母さん心配しているぞ」と、表に出さなかっただけでずっとみほのことを心にかけていたことが明かされている。
劇場版では正式に家元を襲名。戦車道プロリーグ設置委員会の委員長に文科省から打診されている。
蝶野亜美より大洗女子学園廃校の話を聞き、廃校撤回の為に戦車道連盟理事長および角谷杏に協力。理由には実績を残した優勝校を潰すという文科省の教育方針に反すること、さらに黒森峰が来年度リベンジを果たす機会が無くなるという個人的な思惑が絡んでもいた。
役人に対し直談判した際には厳しく糾弾、プロリーグ設置委員会から降りる考えすら出し、杏には聞く耳を持とうともしなかった役人もこれにはしどろもどろに。
この時、苦し紛れの言い訳に役人は絶対に言ってはいけない一言を言ってしまった。
これは大洗に対してはもちろん、黒森峰に対する侮辱ですらあり、何より役人は失念していたかもしれないがこの両高校には目の前の女性の愛娘2人が戦車道部隊長として在籍しているのである。
当然、この発言に「戦車道にまぐれ無し。あるのは実力のみ」と怒りを露にし、大学選抜チームとの試合を決定させた。
試合では雨の中でも傘をささず、島田千代と並んでどっしりと観戦。終始無表情で見守っていたが、最終的に大洗連合が勝利した際には安堵の溜息を漏らしていた。
なお、廃校に伴い転校手続きが必要になったみほが実家を訪れた際には、みほは未だに顔を合わせづらいのか彼女に会うことなく帰ってしまったが(必要書類のサインと印鑑はまほがくすねた)、大洗のお土産でみほが訪れていることには気づいていた模様(小説版では明確に気付いていたとされている)。
実家のみほの部屋は埃一つなく綺麗に片づけられており、黒森峰の頃の制服もクリーニングにかけられてピカピカの状態で保存されている。西住家にお手伝いさんがいることは語られているが、その指示を出している人間は一人しかいない。
西住流戦車道
西住流は何があっても前へ進む流派。強きこと、勝つことを尊ぶのが伝統。
犠牲なくして、大きな勝利を得ることは出来ないのです。
しほの発言に象徴されるように、一般の戦車道と違い、まっすぐに勝利を求めて直進するのが西住流である。
彼女の発言やまほの姿勢などから見るに、勝利を求めるとはいえあくまで卑怯な手は使わず、強力な戦力を持ってして正攻法で正面から敵を踏み潰すという、兵法の常道を突き進む流派である様子。 もっとも、西住流の影響が非常に強いと思われる黒森峰女学園の戦力などはむしろ卑怯に思えてくるくらい強力ではあるが。
聖グロリアーナなど、通常の高校戦車道チームの考え方とはいささか毛色が異なるようだが、あるいはプロ戦車道の世界はそのくらい厳しいのかもしれない。
ところで次女、みほは勝利を最優先に考えないなど、西住流の姿勢とは異なる考え方を持つが、その彼女もいざというときには突撃戦術で状況を打開したりするあたり、やはり西住流の血は争えないのだろうか。
西住流的フレーズ集
「前進あるのみ」- 床の間の掛軸より
「猪突猛進」 - 戦艦<王虎>鴨居に掛けられた扁額より
「紫電一閃」 - 烈火の将 同
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関連項目
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