西村弥単語

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西村弥（にしむら わたる、1983年9月8日-）とは、沖縄県出身の元プロ野球選手（内野手）である。

概要

沖縄県南城市出身。沖縄尚学高～東京情報大学。東京情報大学では、3年秋にチーム初のリーグ優勝に大きく貢献。4年時に主将として秋のリーグ制覇に導いた。

2005年の大学生・社会人ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから5巡目指名され入団。東京情報大学野球部創部以来、チーム初のプロ野球選手となった。

ルーキーイヤーの2006年、守備力を買われ打率.127ながら47試合に出場。初安打は2006年5月26日広島東洋カープ戦（フルキャストスタジアム宮城）で、当時の広島東洋カープのエース、黒田博樹から放った。

2年目の2007年はルーキー渡辺直人の遊撃手のレギュラー定着と自身の怪我（右肩亜脱臼）により一軍出場無しに終わる。

3年目の2008年、高須洋介や渡辺直人の怪我により一時的にスタメンのチャンスを与えられたものの、9試合出場、打率.118と結果は残せなかった。

2009年、6月3日のイースタンリーグ・日本ハム戦でリーグ最多タイの1試合6安打（プロ野球史上3人目）を記録するも、一軍では2試合出場で1打数無安打だった。

2010年、ブラウン監督に強肩を買われ、初の開幕一軍入り。その後は守備要員として定着し、自己最多の73試合に出場した。打率もプロ入り後初めて2割台に乗った（打率.214）。

2012年、課題となっていた打撃が多少開花し、自己最多の82試合に出場。打率.289を記録し、11安打中7本が二塁打だった。

2013年は右肩を故障し長期離脱。オフに育成選手契約を結んだ。背番号066。

2014年3月25日、支配下選手に昇格した。背番号66。

2015年は厚い内野層に阻まれてわずか3試合の出場に終わり、オフに戦力外通告を受けて現役を引退した。

引退後は楽天のジュニアコーチを2019年まで務めた。2020年から、群馬ダイヤモンドペガサスのコーチに就任。

人物・その他

強肩の遊撃手で、守備には定評がある。最大の課題は打撃で、通算打率.188と、この打撃力の弱さがレギュラー定着を阻んだ。また、走塁も決してうまいとは言えない（しかし、俊足ではある）。

スイッチヒッターだが、右打席での打撃成績は良くない。そのため、2006年7月ごろにいったん左打席のみに戻したが、野村克也監督（当時）の一声で元に戻した。しかしながら、打撃力の弱さは克服されていない（ちなみに、元は左打者である）。

同じ楽天に在籍する伊志嶺忠は、同じ沖縄県出身で、東京情報大学の後輩ということで非常に仲がいい。伊志嶺の入寮の際には車で迎えに行き、収納品などの買物にも付き合った。

年度別成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2006年	楽天	47	67	63	13	8	1	0	0	1	0	3	0	1	0	25	1	.127	.141
2008年		9	19	17	1	2	1	0	0	3	0	1	0	1	0	6	0	.118	.167
2009年		2	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
2010年		73	48	42	14	9	1	1	0	3	5	3	0	3	0	16	0	.214	.267
2011年		63	26	23	15	3	0	0	0	1	3	2	0	1	0	4	1	.130	.167
2012年		82	42	38	14	11	7	0	0	5	0	1	1	2	0	11	0	.289	.317
2014年		17	12	12	1	3	0	0	0	1	0	0	0	0	0	3	0	.250	.250
2015年		3	1	1	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1.000	1.000
NPB：8年		296	216	197	58	36	10	1	0	14	8	10	1	8	0	65	2	.188	.218

関連動画

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関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2005年度新人選手選択会議
• 東北楽天ゴールデンイーグルス
• 群馬ダイヤモンドペガサス