概要
西海市 さいかいし |
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基本情報 | |
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国 | ![]() |
地方 | 九州地方 |
市役所所在地 | 長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222 |
市町村コード | 42212-6 |
面積 | 241.98km2 |
総人口 | 24,268人 (推計人口、2024年10月1日) |
人口密度 | 100人/km2 |
隣接自治体 | 長崎県 長崎市、佐世保市 |
市の木 | ヤマモモ |
市の花 | カノコユリ |
行政区画テンプレート |
西彼杵半島北部と周辺に点在する島からなる、長崎県に属する市。
2005年(平成17年)4月1日に、大瀬戸町・西彼町・西海町・大島町・崎戸町が合併し市制を施行して発足した。
長崎市と佐世保市の中間地帯にある、北緯33線度線上に位置する九州本土の最西部。
名前の通り「西の海」に面しており、西側は五島列島へと続く五島灘、東側は穏やかな大村湾、北は佐世保湾と、三方を海に囲まれた地形をしている。
日本最初のキリシタン大名である大村純忠が横瀬浦(西海町)にポルトガルとの貿易港を開港したことから、南蛮貿易やキリスト教とのゆかりが深い。
かつては石炭の発掘に力が入れられていたが、現在は農業と漁業、造船業が主産業。
温暖な気候を利用したミカンや五島灘の透き通る海水を煮詰めた塩などが特産品。
角力灘ではサーフィン、大村湾ではシーカヤックなどを楽しめる。 ながさきサンセットロードや北緯33度線展望台で眺める夕日は格別。
約3000万年前に海底より隆起した石灰質砂岩を母岩とする七ツ釜鍾乳洞群や、佐世保市針尾島と西海市西彼町の間にある伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)に架かるアーチ橋・西海橋が市のシンボル。
著名な出身者は太平洋戦争における撃墜王・太田敏夫や長崎オランダ村とハウステンボスの創業者・神近義邦、乃木坂46の元メンバー・川後陽菜など。
主な島
大島
それまではフェリーと高速船頼りだったが、1999年(平成11年)11月11日に大島大橋が開通し、1988年(昭和63年)に寺島に架けられた寺島大橋と連結されて西彼杵半島と結ばれた。
1935年(昭和10年)に開鉱した松島炭鉱は良質な石炭が採れることから、一時期は島の人口が1万8千人を超えるほどの盛況を誇った。鉱山は1970年(昭和45年)に閉山し、現在は農漁業と大島造船所における造船が主産業となっている。
蛎浦島
明治末期からは炭鉱で栄えたが、1968年(昭和43年)までに閉山し、捕鯨もそのころに衰退した。
海辺には「ウォーターステーションデッキ」という、風光明媚な散歩道が整備されている。
寺島
西海市の本土から全長1,095mの大島大橋で繋がる面積0.78㎢の島。
人口は200人ほど。
かつては大村藩が軍馬を飼育するための牧場地として利用していた。
松島
瀬戸港から市営船で10分、フェリーで20分ほどで行ける6.39 km²の島。
目の前に雄大な五島灘が広がる、「日本一小さな公園」という、ベンチとシュロの木が1本だけある、可愛らしい小さな公園があり、インスタグラマーが足を運ぶ。
ここにも捕鯨基地があった。
かつては石炭が主産業だったが、1934年(昭和9年)に水没事故が起こり閉山。
現在は海外から石炭を安く購入して燃やして電気をつくる、火力発電所の島となっている。
平島
かつて五島灘を支配した小佐々木水軍の城跡が4か所残っている。
特産品は揚げカマボコ。
崎戸島
複数の橋がかけられていて、本土から陸路で行ける。
ラジウム温泉の宿泊施設がある。
江島
佐世保港の西、約38kmにある、手付かずの美しい原風景が広がる島。
ここもやはり江戸時代に捕鯨で栄えた。港の近くには当時使われた納屋の場跡がある。
「碁石ヶ浜」ではそのまま碁石に使えそうな丸い石が転がっている。
伝統的な製法を受け継ぐ貴重な無添加醤油「江島手造り醤油」が特産品。製造者が揃って高齢のため存続が危ぶまれている。
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関連項目
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