概要
1960年高知県生まれ。アメリカのエカード大学卒。1990年、第1回鮎川哲也賞に「聯殺」(のちの『仔羊たちの聖夜』の原型)を投稿、最終選考に残る。受賞は逃したが、招待された授賞パーティで島田荘司と知り合う。その後も鮎川賞に応募するものの落選が続いたが、島田に送った『解体諸因』が講談社の宇山日出臣に渡り、1995年に同作で講談社ノベルスからデビュー。
文学賞の類いは2002年にセンス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞(後述)したぐらいでほとんど縁がなかったが、2023年に《腕貫探偵》シリーズの短編「異分子の彼女」で日本推理作家協会賞短編部門をようやく受賞。デビュー28年目、『七回死んだ男』での初候補から27年目での受賞となった。
作風を構成する要素を端的に挙げていくと、特殊設定と安楽椅子探偵と酒とジェンダー論と変態と狂気。多作な作家で、作品によって方向性は異なるものの、大まかに分類すると、
- SF的な特殊設定の本格ミステリ (『七回死んだ男』『人格転移の殺人』《チョーモンイン》シリーズなど)
- 安楽椅子探偵もの (『麦酒の家の冒険』『聯愁殺』《腕貫探偵》シリーズなど)
- 青春ミステリー (《タック&タカチ》シリーズ、『黄金色の祈り』『幻視時代』など)
- 変態性癖や人間の狂気を全面に出したもの (『収穫祭』『狂う』など)
に分けられる。もちろん全作品がこれで分類できるわけではないし、複数の傾向を併せ持つ作品も多い。
一般的には西澤保彦といえば1のSFミステリ作家という側面がおそらく一番有名で、タイムループを本格ミステリに持ち込んだ代表作の『七回死んだ男』はSF設定ミステリの金字塔として名高い。SF的な特殊設定や超能力のルールを厳密に設定することで、そのルール上で論理的な推理を成立させる、という今や人気ジャンルとなった特殊設定ミステリの手法を広めた作家と言える。初期の頃はまだこの手法が一般的でなかったため、「ヘン格」とか「アチャラカ・パズラー」とか褒めてるんだか貶してるんだかよくわからない呼ばれ方をされていた。
SF要素のない作品でも、正統派のパズラーから、怒濤の推理合戦が繰り広げられる安楽椅子探偵もの、フェチシズムや異常心理に基づいた異様なホワイダニットなど、多彩で意欲的、そしてクセのある作品を書き続けている。
都筑道夫を敬愛しており、都筑の言うところの「論理のアクロバット」――すなわち思わぬところでの論理の飛躍とその意外性が西澤ミステリの読みどころ。都筑の《退職刑事》や《物部太郎》のパスティーシュも書いていたりする。
フェチシズムの話が多いのは、本人がわりと特殊な性癖を持っているため(具体的には『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』のあとがき参照)。そのへんもあってレズSM官能小説家の森奈津子を師と仰いでおり、そのまま森奈津子を主人公にしたシリーズまで書いている。ジェンダー論への言及も多く、森奈津子シリーズの『両性具有迷宮』で第2回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞している。
本人曰く「質より量」ということで多作な部類に入り、作品は70作を超え、現在もコンスタントに作品を発表し続けている。そのため今から全作品を追いかけるのはけっこう大変。SFミステリ方面なら代表作の『七回死んだ男』『人格転移の殺人』、安楽椅子探偵ものなら比較的とっつきやすい《腕貫探偵》シリーズから入るのがいいだろう。《タック&タカチ》シリーズは時系列的に最初になる『彼女が死んだ夜』から時系列順に読むのを強く推奨したい(後述)。
主なシリーズ作品
《タック&タカチ》シリーズ(匠千暁シリーズ)
安槻大学に通う大学生、匠千暁(タック)、高瀬千帆(タカチ)、辺見祐輔(ボアン先輩)、羽迫由起子(ウサコ)の4人組が様々な事件に遭遇する青春ミステリーシリーズ。本筋にあたる長編シリーズでは、母子癒着やジェンダー論をテーマにしたイヤミス的な側面もある。既刊10巻(長編6冊、連作長編1冊、短編集3冊)。
シリーズタイトルは特に作者が固定していないため、現在シリーズの本編を収録している幻冬舎文庫では「匠千暁シリーズ」としているが、読者の間では《タック&タカチ》シリーズと呼ばれることが多い。
刊行順と作中の時系列が必ずしも一致せず、さらに版元がバラバラに分かれているため、読む順番が難しい。デビュー作『解体諸因』がシリーズ第1作だが、これはシリーズでは番外編にあたるのでなおさらややこしい。現在幻冬舎文庫から出ている7冊がおおむね本編ストーリー、講談社文庫の2冊と祥伝社文庫の1冊が読まなくても本筋に影響はない番外編、と理解しておけば良い。
具体的に長編の時系列は、
- 彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫) ※角川文庫版もあり
- 麦酒の家の冒険 (講談社文庫) ※番外編
- 仔羊たちの聖夜 (幻冬舎文庫) ※角川文庫版もあり
- スコッチ・ゲーム (幻冬舎文庫) ※角川文庫版もあり
- 依存 (幻冬舎文庫)
- 身代わり (幻冬舎文庫)
- 解体諸因 (講談社文庫) ※番外編
という順番になる。シリーズでは『依存』の評価が最も高いが、いきなり『依存』から読むのは断じてオススメしない。特に本編のストーリーは各巻のテーマの関わり合いや、4人の関係性の変化も読みどころなので、可能な限り時系列順に読むのを強く推奨する(番外編はいきなりそこから読んでも可)。短編集2冊は収録作の時系列がバラバラなので、長編を一通り読んでからの方が良い。
2000年に出た『依存』でシリーズとしてはだいたい決着がついており、2001年に『謎亭論処』、2003年に『黒の貴婦人』と短編集2冊が出たあとはしばらく音沙汰がなく、2009年に9年ぶりの長編『身代わり』が刊行。そこからまた長くストップしていたが、2016年に3冊目の短編集となる『悪魔を憐れむ』が刊行された。『悪魔を憐れむ』は第17回本格ミステリ大賞候補になっている。
《チョーモンイン》シリーズ(神麻嗣子の超能力事件簿)
ミステリ作家の保科匡緒の元に現れた美少女・神麻嗣子は《超能力者問題秘密対策委員会》、略して《チョーモンイン》の見習い出張員。美人女警部・能解匡緒を加えた3人が、超能力者が起こした事件の謎を追うSFミステリーシリーズ。既刊8巻(長編3冊、短編集5冊)。一部の初刊本を除いてイラストは水玉螢之丞が手がける。
SFミステリ作家としての西澤保彦の看板シリーズ。ミステリに超能力を出すのは普通は反則だが、本作は超能力の存在を前提に、「なぜわざわざ超能力を使ったのか」というホワイダニット、「超能力の使用によって何が起こったのか」というホワットダニットを中心とした謎解きを、あくまで論理的に行う本格ミステリである。
これまた時系列が若干乱れており、長編1冊目の『幻惑密室』が第1話ではなく、刊行順では3冊目の短編集『念力密室!』の第1話が一番最初の話。なので刊行順ではなく『念力密室!』から読むのもいいかもしれない。
シリーズとしても色々と伏線が張られ、シリーズ中盤には衝撃の展開もあり、作者本人は途中まで完結させる気満々でいたようだが、後半は番外編的なエピソードが多くなり、2006年に出た第8巻を最後に刊行はストップ。現在は全巻新品では入手できなくなってしまっている。水玉螢之丞も2014年に亡くなってしまい、今や完結は限りなく望み薄。
《腕貫探偵》シリーズ
櫃洗市のあちこちに、「市民サーヴィス課臨時出張所」の張り紙とともに現れる、腕貫をはめた神出鬼没の公務員。彼は相談者の話から、驚くべき推理を組み立てる……。コミカルな安楽椅子探偵連作シリーズ。既刊8巻(長編1冊、短編連作6冊、番外編1冊)。
安楽椅子探偵ものは西澤保彦が得意とするジャンルで、同系統の作品の中でもコミカルで読みやすく、西澤作品にありがちなジェンダー論や異常心理や怒濤の推理合戦といった濃い要素は(他に比べれば)控えめなので、西澤初心者にもとっつきやすい作品。そのためか、初刊時にはあまり話題にならなかったが、実業之日本社文庫で文庫化されてから売れ始め、今ではひょっとしたら一番売れている西澤作品かもしれない。
『モラトリアム・シアター』は長編、『必然という名の偶然』は櫃洗市が舞台だが腕貫探偵の出てこない番外編。
作品リスト(刊行順)
★は《タック&タカチ》シリーズ、☆は《チョーモンイン》シリーズ、◆は《腕貫探偵》シリーズ。
- 解体諸因 (1995年、講談社ノベルス→1997年、講談社文庫) ★
- 完全無欠の名探偵 (1995年、講談社ノベルス→1998年、講談社文庫)
- 七回死んだ男 (1995年、講談社ノベルス→1998年、講談社文庫→2017年、講談社文庫[新装版])
- 殺意の集う夜 (1996年、講談社ノベルス→1999年、講談社文庫)
- 人格転移の殺人 (1996年、講談社ノベルス→2000年、講談社文庫)
- 彼女が死んだ夜 (1996年、カドカワノベルス→2000年、角川文庫→2008年、幻冬舎文庫) ★
- 麦酒の家の冒険 (1996年、講談社ノベルス→2000年、講談社文庫) ★
- 死者は黄泉が得る (1997年、講談社ノベルス→2001年、講談社文庫)
- 瞬間移動死体 (1997年、講談社ノベルス→2001年、講談社文庫→2012年、講談社文庫[新装版])
- 複製症候群 (1997年、講談社ノベルス→2002年、講談社文庫)
- 仔羊たちの聖夜 (1997年、カドカワノベルス→2001年、角川文庫→2008年、幻冬舎文庫) ★
- 幻惑密室 神麻嗣子の超能力事件簿 (1998年、講談社ノベルス→2003年、講談社文庫) ☆
- スコッチ・ゲーム (1998年、カドカワノベルス→2002年、角川文庫→2009年、幻冬舎文庫) ★
- ストレート・チェイサー (1998年、カッパ・ノベルス→2001年、光文社文庫)
- 猟死の果て (1998年、立風書房→2000年、ハルキ文庫)
→ 殺す (2011年、幻冬舎文庫[改題]) - 実況中死 神麻嗣子の超能力事件簿 (1998年、講談社ノベルス→2003年、講談社文庫) ☆
- ナイフが町に降ってくる (1998年、ノン・ノベル→2002年、祥伝社文庫)
- 念力密室! 神麻嗣子の超能力事件簿 (1999年、講談社ノベルス→2004年、講談社文庫) ☆
- 黄金色の祈り (1999年、文藝春秋→2003年、文春文庫→2014年、中公文庫)
- 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿 (1999年、講談社ノベルス→2004年、講談社文庫) ☆
- 依存 (2000年、幻冬舎→2001年、幻冬舎ノベルス→2003年、幻冬舎文庫) ★
- なつこ、孤島に囚われ。 (2000年、祥伝社文庫)
- 転・送・密・室 神麻嗣子の超能力事件簿 (2000年、講談社ノベルス→2005年、講談社文庫) ☆
- 謎亭論処 匠千暁の事件簿 (2001年、ノン・ノベル→2008年、祥伝社文庫) ★
- 夏の夜会 (2001年、カッパ・ノベルス→2005年、光文社文庫)
- 異邦人 fusion (2001年、集英社→2005年、集英社文庫)
→ あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する (2021年、コスミック文庫[改題]) - 両性具有迷宮 (2001年、双葉社→2005年、双葉文庫)
→ 小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 両性具有迷宮 (2015年、実業之日本社文庫[改題]) - 聯愁殺 (2002年、原書房→2010年、中公文庫→2022年、中公文庫[新装版])
- 人形幻戯 神麻嗣子の超能力事件簿 (2002年、講談社ノベルス→2005年、講談社文庫) ☆
- ファンタズム (2002年、講談社ノベルス→2006年、講談社文庫)
- リドル・ロマンス 迷宮浪漫 (2003年、集英社→2006年、集英社文庫)
- 神のロジック 人間のマジック (2003年、文藝春秋→2006年、文春文庫)
→ 神のロジック 次は誰の番ですか? (2021年、コスミック文庫[改題]) - 笑う怪獣 ミステリ劇場 (2003年、新潮社→2007年、新潮文庫→2014年、実業之日本社文庫)
- 黒の貴婦人 (2003年、幻冬舎→2005年、幻冬舎文庫) ★
- いつか、ふたりは二匹 (2004年、講談社ミステリーランド→2013年、講談社文庫)
- パズラー 謎と論理のエンタテインメント (2004年、集英社→2007年、集英社文庫→2021年、創元推理文庫)
- 方舟は冬の国へ (2004年、カッパ・ノベルス→2007年、光文社文庫→2016年、双葉文庫)
- 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿 (2004年、講談社ノベルス→2007年、講談社文庫) ☆
- 腕貫探偵 (2005年、実業之日本社→2007年、ジョイ・ノベルス→2011年、実業之日本社文庫) ◆
- フェティッシュ (2005年、集英社→2008年、集英社文庫→2022年、コスミック文庫)
- キス (2006年、徳間書店→2011年、徳間文庫)
- 春の魔法のおすそわけ (2006年、中央公論新社→2011年、中公文庫)
- ソフトタッチ・オペレーション 神麻嗣子の超能力事件簿 (2006年、講談社ノベルス→2010年、講談社文庫) ☆
- 収穫祭 (2007年、幻冬舎→2010年、幻冬舎文庫[上下巻])
- 腕貫探偵、残業中 (2008年、実業之日本社→2012年、実業之日本社文庫) ◆
- 夢は枯れ野をかけめぐる (2008年、中央公論新社→2010年、中公文庫)
- スナッチ (2008年、光文社→2011年、光文社文庫)
- マリオネット・エンジン (2009年、講談社ノベルス)
- 動機、そして沈黙 (2009年、中央公論新社→2012年、中公文庫)
- 身代わり (2009年、幻冬舎→2012年、幻冬舎文庫) ★
- こぼれおちる刻の汀 (2010年、講談社)
- からくりがたり (2010年、新潮社→2017年、幻冬舎文庫)
- 幻視時代 (2010年、中央公論新社→2014年、中公文庫)
- 必然という名の偶然 (2011年、実業之日本社→2013年、実業之日本社文庫) ◆
- 赤い糸の呻き (2011年、東京創元社→2014年、創元推理文庫)
- 彼女はもういない (2011年、幻冬舎)
→ 狂う (2013年、幻冬舎文庫[改題]) - 幻想即興曲 響季姉妹探偵 ショパン篇 (2012年、中央公論新社→2015年、中公文庫)
- モラトリアム・シアター produced by腕貫探偵 (2012年、実業之日本社文庫) ◆
- ぬいぐるみ警部の帰還 (2013年、東京創元社→2015年、創元推理文庫)
- 探偵が腕貫を外すとき (2014年、実業之日本社→2016年、実業之日本社文庫) ◆
- 下戸は勘定に入れません (2014年、中央公論新社→2016年、中公文庫)
- さよならは明日の約束 (2015年、光文社→2017年、光文社文庫)
- 小説家 森奈津子の華麗なる事件簿 (2015年、実業之日本社文庫) ※22と41の合本
- 回想のぬいぐるみ警部 (2015年、東京創元社→2017年、創元推理文庫)
- 帰ってきた腕貫探偵 (2016年、実業之日本社→2019年、実業之日本社文庫) ◆
- 悪魔を憐れむ (2016年、幻冬舎→2019年、幻冬舎文庫) ★
- 幽霊たち (2018年、幻冬舎)
- 夢の通い路 (2019年、光文社)
- 沈黙の目撃者 (2019年、徳間書店→2023年、徳間文庫)
- 逢魔が刻 腕貫探偵リブート (2019年、実業之日本社→2022年、実業之日本社文庫) ◆
- 夢魔の牢獄 (2020年、講談社→2023年、講談社文庫)
- 偶然にして最悪の邂逅 (2020年、東京創元社)
- そこに栞里がいたせいで (2021年、光文社) ※著者の意向で刊行中止
- スリーピング事故物件 (2021年、コスミック出版)
- パラレル・フィクショナル (2022年、祥伝社)
- 異分子の彼女 腕貫探偵オンライン (2023年、実業之日本社)◆
- 走馬灯交差点 (2023年、ホーム社)
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