西馬ニコとは、特撮ドラマ『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物である。
ねえ、いつになったらMの概要をぶっ潰してくれるの~?
花家大我の前に突然現れた少女。インターネットの情報を通じて大我が仮面ライダーであることを知っており、「天才ゲーマーMをぶっ倒してほしい」という依頼を持ちかける。以降何かにつけて大我と行動を共にするようになるが、その光景は親子のように微笑ましい面もあり、大我の面白キャラな一面を開花させる要因になった。
本人いわく「大我は私の主治医」だとか。
職業はプロゲーマーであり、「天才ゲーマーN」としての年収は1億以上であるらしい。またかなり自分勝手な面もあり、大我の拠点やCRの病室を私物で溢れさせたこともある。
私が人生で負けたのはお前だけ、唯一の黒歴史を塗り替えたいの!
依頼をしたにも関わらずMをぶっ倒してくれない大我(本人は「受けた覚えはない」と言い張るが)にしびれを切らし、勝手にゲーマドライバーとガシャットを持ち出して変身しようとしたことがあるが、逆に自分の体内に潜伏していたバグスターウイルスを活性化させる原因になってしまい、ゲーム病にかかる。ニコから生まれたバグスターはなぜかエグゼイドの攻撃だけが効かない性質を持っていた。
実は永夢とはかつてゲーム大会の決勝戦で戦った事があり、そこで負けたことが永夢を目の敵にする原因になっていた。(そのためニコから生まれたバグスターはニコのストレスを増やすためにエグゼイドを勝たせようと味方する=味方の攻撃は効かないという性質を持っていた。)ゲーム病になっても自分でMをぶっ倒そうと変身したいと言い張るニコに対して大我は本気で説教する。
大我「俺もあいつも、一つしかない命張って戦ってんだ。分かったなら2度と変身したいとか口にすんな」
大我に怒られたニコは仮面ライダーゲンムと闘う大我を助け(?)、バグスターは仮面ライダーパラドクスの手で倒されたことによってニコのゲーム病は完治したが、変わらず永夢に悪態をつき引き続き大我と行動を共にしている。大我にツッコミを入れたり、シリアスなテレビ電話に割って入るなどギャグ描写も増える一方、戦っているスナイプの後ろで声援を送っていたり、黎斗のマジキチスマイル顔芸にドン引きして大我の後ろに隠れるなど可愛らしい面も見られるようになった。
超絶☆最強☆天才! ライドプレイヤー……「ニコ」参上っ!
身長:198.2cm
体重:98.4kg
パンチ力:21.7t
キック力:27.3t
ジャンプ力:ひと飛び32.5m
走力:100mを2.5秒
幻夢コーポレーション現社長・天ヶ崎恋が売り出している「仮面ライダークロニクル」。
そのクリア報酬として天ヶ崎自らが「ゲームオーバーになったプレイヤーの復活」を提示したことで、ニコは自らがライドプレイヤーとしてゲームをクリアすることを目的に、同ガシャットを使用しライドプレイヤーに変身してしまう。なお、変身直後ステッカーと帽子でデコレーションし、リュックもそのままだったため、他のライドプレイヤーとの判別は容易。
ライドプレイヤーの詳細は同項目に譲るが、はっきり言って無理ゲーな人類殺戮ゲームである。
が、そこは天才ゲーマーNの本領発揮。地の利やエナジーアイテムをフル活用しリボルバグスターを討伐、同ゲーム初のバグスター討伐者となる。
しかし、自分一人ですべてを背負いたい大我とお互いあまりに捻くれているせいか、仮面ライダークロニクルのシステムにより別のバグスターウイルスに感染した際、大我と大喧嘩してしまう上に、やっぱり永夢を拒絶しCRでも問題児ぶりを発揮する。
だがその原因が己のひねくれぶりであることを自覚した大我が折れ、本心を吐露したことで和解。ライドプレイヤーとしての参戦を認めるなど、大我との関係は改善した。なお永夢
この際、容赦ない言葉の暴力で同じ場に現れていたラヴリカバグスターに会心の一発を与え退却まで追い込んでいる。
この項目は、放送中の作品のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
だが永夢の真実を知った際、ニコの行動にも大きな変化が訪れる。
ニコは永夢のことを「以前は”僕”っていうような奴じゃなかった」と語っているが、それもそのはず。ニコとの対戦当時の“M”はバグスターウイルスに乗っ取られた状態であり、そのバグスターは分離手術により「パラド」となった。つまり、ニコの自称・黒歴史を作ったのはパラドであり、永夢に対する感情は実質冤罪だった。
真実を知ったニコはパラドに対して、「仮面ライダークロニクル」における討伐対象として以上の明確な敵意を抱くこととなった。
永夢に対する態度はかなり軟化し、仲間として接するようになったニコ。ライドプレイヤーもライダーより戦闘力は劣り、心許ない部分はやはりあるが、ポッピーを始めとした仲間との連携、エナジーアイテムを味方に弾いて援護など、戦闘力が低いなりに立ち回ってきた。
しかし、正宗の策略により、クロニクルのラスボス「ゲムデウス」のウイルスに感染してしまい、実質的に戦線離脱する。
攻略進行度の突出していた彼女がラスボスのウイルスに感染するということは、それをどうにかしなければ彼女がゲームをクリアすることはほぼ不可能ということでもある。
今まで怒涛の展開が続いていたためタイミングを失っていたところだったが、ニコはこの局面で遂に永夢に、今までの態度を謝罪している。
病状が末期に到達したところで、永夢やあれほど目の敵にしていたパラドが正宗を倒したことで救われたかと思われたが、直後に正宗の発動した「リセット」により、ゲムデウスウイルスの感染自体がなかったことになる。
とはいえ、ゲーム病がなくなったことに変わりはなく、復帰したニコはグラファイトの撃破判定を勝ち取り、全てのガシャットロフィーをその掌中に収める。
倒せば終わりのゲムデウスが登場したことで、戦力としての役目を終えるが、正宗はそんなニコをゲームエリアに拉致。ニコを殺害することで、クロニクルの攻略状況を元に戻そうというのだ。
変身を強要され、危機に陥るニコ。しかし彼女の前に現れたのはクロニクルガシャットを持った大我。
戦う役目を背負い、免許がなくてもドクターでありたい彼の強い願いに、最後まで、免許がなくてもドクターであることを望んだ彼の一部始終を見届けた。
戦いが終わった彼女は、潰れて欲しくないゲーム会社の株を買い大株主になることで、ゲーマーとして稼いだ所持金をほぼ使い果たす。
通っていた高校を無事に卒業した彼女が向かった先は……正式に特例として認可され、ゲーム病専門の開業医として人生を再開した、彼女の主治医だった男の拠点だった。
医療事務として求人に応募し、何だかんだで病院に居ついている。
その後のシーンでは、所持金を使い果たし大株主となったニコは、その権限として潰れて欲しくないゲーム会社……幻夢コーポレーションの社長の後任に、小星作を指名していたことが示唆されている。
全話脚本を担当した高橋悠也氏の想定では、ニコは2017年3月に学校を卒業。最終回ラストパートは2017年夏後半をイメージしており、劇場版までの時系列に矛盾はなくなる。
ちなみに劇場版ではあるシーンで、観客に犯罪的なものを披露した。
医療事務として、医療知識も経験もない己なりに医療の道に貢献することを決めた彼女。
その隣では、「主治医だった男」であり、殺人ゲームを生き抜く中で「伝説の戦士」に辿りついた唯一のゲームプレイヤーが、今日も悪態をついているのであった。
彼女の未来がどう転ぶかは彼女次第だが、元主治医・現雇い主が隣にいる限り、その未来は明るいだろう。
……が、Vシネマ『アナザー・エンディング ブレイブ&スナイプ』では、彼女のライバルを名乗る男が登場。
予告では大我が彼女を追い出す場面もあり、再び状況が以前までのものに戻ろうとしている。
果たして彼女の選択は……?
See you Next game
to「ANOTHER ENDING」
仮面ライダーニコスナイプ
舞台『ファイナルステージ』で登場する、ニコが変身する仮面ライダースナイプ。
物語がVR空間「仮面ライダーカーニバル」内のものだからなのか、舞台とはいえ仮面ライダーとして変身。
今まで予想はされていたが、全く仮面ライダーに変身しなかった彼女も、遂に仮面ライダーとなったのである。
関連商品
覚えておけ、私の主治医がお前をぶっ倒すから!
- 仮面ライダーエグゼイド
- 花家大我(主治医認定。ひねくれ者同士の凸凹コンビとなる)
- 宝生永夢(天才ゲーマーM。勝手にライバル視) / パラド(ライバル視の元凶。真実を知った後は激しく敵意を抱く)
- 檀黎斗(大我に襲いかかる敵、敵視と同時に気味悪がる) / 新檀黎斗(相変わらず気味悪いが、一応は味方と認める)
- 檀正宗(彼女に様々な方法で悪辣な妨害を重ねる) ←「ふざけんな! 最後までゲームやらせろ!!」
- 小星作(大株主となったことで、彼を幻夢コーポレーション社長に任命する)
- 平成ライダーの登場人物一覧
- 仮面ライダークロニクル
- 鉄拳7(MとNがゲーム大会でプレイしたゲームのタイトル)
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