見崎鳴(みさき めい)とは、小説・アニメ版『Another』の登場人物である。
概要
本作のメインヒロイン 兼 もう一人の主人公。
夜見山北中学三年三組のクラスメイト。出席番号は24番。美術部に所属しているが後述の理由で現在は事実上の幽霊部員となっている。
容姿はシャギーショートボブにした漆黒の髪と白蠟めいて見える真っ白い肌が特徴のミステリアスな美少女(原作小説のスピンオフ『Another エピソードS』の帯や続編の『Another 2001』の作中における記述では“美少女”と明記されており、全メディアミックスの作中における三年三組の女子生徒の中では榊原恒一の実母の理津子・恒一の叔母の怜子・『Another 2001』に登場する葉住結香と並んで数少ない公式美少女である)。4歳の時に悪性の腫瘍で左目を失っている為、普段は蒼色の義眼(アニメ版では翠色の義眼)を嵌め眼帯を装着している。
夜見山市立病院(漫画版では夕見ヶ丘病院)のエレベーターで恒一と運命的な出会いを果たす。
恒一が夜見山北中学へ転校してきた当初はクラスメイトとの接触が全く無くとても浮いた存在で、恒一の前に姿を現したり消えたりと神出鬼没。その存在の不気味さから恒一は鳴を幽霊だと思い戸惑う。
しかし鳴の正体は幽霊ではなく“災厄回避の為に鳴本人を含めたクラス全員の合意で彼女は5月から<いないもの>になり、担任の久保寺先生を含めクラス全体で鳴を意図的に避けていた”というのが真相である。
その後、同じく<いないもの>となった恒一と打ち解け自らの秘密を明かす等、物語が進むにつれ親密になっていく。だが翌月になっても災厄によるクラスメイトの犠牲は止まらず、恒一共々<いないもの>を解消された。
鳴の実家は『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』という名前の人形店。母の霧果は腕利きの人形師人であり、鳴の左目の義眼は霧果お手製である。
藤岡未咲という鳴とそっくりな外見をした従妹がいたが、恒一と鳴が出会うより前に病で亡くなっている。鳴と未咲の関係や鳴の義眼にはある大きな秘密が隠されている。
劇中の立ち位置
この物語の前半は見崎鳴という人間が本当に実在するのかどうかが焦点となっている。その為、彼女に何かしら関わった人物が次々に死んでいき、恒一延いては読者・視聴者すら死に引き込まれるのではないかという恐怖を感じさせる。しかし、その正体が無事に分かりさえすれば少し風変わりだが等身大の女の子であり、物語後半からは一挙に萌えキャラとしての存在感を出している。
普段は淡々としており口数も少ないので寡黙でクールな印象を受けるが別に人間嫌いという訳ではない。意外に人当たりが良く、お茶目なも一面も持っている。
彼女の義眼に隠された特別な力(某厨二病ヒロインのような邪気眼ではない)の影響か鋼よりも硬い強靱なメンタルを持っており、例え久保寺先生が血塗れになって自殺しようが、クラスメイト達に幾たびも殺されかけようが、少しも取り乱す事が無いという強靭すぎる鋼メンタルの持ち主。でもタコには怯えていた。
身長は152cmと小椋由美と並んでクラスの中で最も背が低い。加えて貧乳。また、一本のアホ毛が垂れ下がっており、不思議な事に振り向く度にアホ毛の場所が左右交互に移り変わっている。
アニメ版の影響で赤沢さんの人気が急上昇したが、それでも大差がつく程に鳴のAnotherキャラ人気No.1は不動であり、ニコニコ静画やpixivでも彼女のイラスト数が現在ダントツでトップである。
二次創作ではマイペースで飄々とした部分が強調される事が多く、恒一やライバルとも言える赤沢泉美を翻弄する事も屡々。赤沢泉美が「赤沢さん」と呼ばれる事が多いのに対して、鳴は「鳴ちゃん」と呼ばれるのが多く、愛称も対照的である。
関連動画
関連静画
関連立体
関連商品
関連項目
- Another(小説)
- 高森奈津美
- 橋本愛
- 綾辻行人
- いとうのいぢ
- 榊原恒一
- 藤岡未咲 / 霧果
- 赤沢泉美 / 勅使河原直哉 / 望月優矢 / 千曳辰治
- 眼帯
- 隻眼
- オッドアイ
- アホ毛
- ワカメ
- 綾波レイ
- 小節あびる
- 貞子(中の人繋がり)
- 小鳥遊六花(外の人繋がり)
- 気をつけたほうが、いいよ。もう始まってるかもしれない
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