「言い訳」とは、…ちょっといま来客が来てて手が離せないから、説明できません。
え…、どうしても書かなくちゃダメ。あ、はい、わかりました。説明させていただきます。
概要は、昨日忙しくて…
言い訳とは、失敗・過失をごまかすためにそうなった理由をできる限り正確に述べることである。例えば、遅刻した理由として「人身事故で電車が遅れた」となればだれもがその合理性に納得できる。遅延証明まで付けばより完璧である。
時には言い訳が言い訳になっていない場合もある。上記と同様に、遅刻の理由として「電車に乗り遅れた」という説明がされた場合、そこに合理性は存在せず、だれも納得できない。また、虚偽の説明をしてしまってはすでに失いかけていた信頼はどん底に落ちる。
ただし、最初からクレームをつけることが目的のクレーマーにとってはまともな理由であっても「言い訳」と言ってくることもあるので注意が必要である。
萌え要素的な言い訳
主人公がやらかした際に、ヒロインが勢いよく問い詰めを行うことがある。鬼気迫る勢いで主人公の言い訳をばっさばっさと切って捨てていくのは爽快感さえある。
逆に、ヒロインが何かをやらかしてしまったときに言い訳を早口でまくし立ててごまかそうというのは、なかなかにほほえましいシーンとなっている。
後者の場合、言い訳で押し切られてしまっては理不尽暴力ヒロインのケースに当てはまってしまうこともあるのだが、ヒロイン自身も自分の言い訳に無理があると気づいているときには、途中から言い訳が途切れてしまう、涙目になってしまうなどの状況になることもあり、そのあとは一方的に攻められるだけのよわよわななにこのかわいい生き物状態になる。
よくあるダブルバインド的な状況
「言い訳するな!」
親や上司相手によくやりがちなシチュエーションである。端的にみると「説明を求められて、説明したら怒られた」という状況であり、説明しなかったら説明しなかったで「なぜ何も言わない」と怒られるのが目に見えているダブルバインドになってしまい、怒られた側には理不尽となってしまう。
だが、そもそもこのやり取りの中で追及する側が求めているのは理由の説明ではなく、追及される側の反省であることが、非常に多いのである。
母「どうして時間通りに帰ってこなかったの?」
母「言い訳しない!」
例えばこのようなやり取りの場合、母が子に求めているのは約束を守れなかった反省であり、「ごめんなさい」のことばである。実際に何があってその結果となったのかはあまり重要視していない。それでもあえて問いかけるのは、子に強く印象付けて反省を促すためであり、あるいは、もしかしたら自分の約束よりも本当に優先すべきことだったのか確かめるためである。
母「どうして時間通りに帰ってこなかったの?」
これはあまりに極端な例であるが、友達の命の危機を救ったという「理由」があれば、母は緊急事態だから自分の約束が破られてもしかたないとなるはずである。上で記したように「言い訳」といわれてしまうのは答えた内容が「理由」になっていない事柄でしかないことが多いが故であり、きちんとした「理由」が述べられるようならば通常はダブルバインドとはならないはずである。人によってはそこまで考えておらず追及する側が短絡的に感情を爆発させてしまうこともある。
もちろんすべてのダブルバインドがこれで説明できるわけではないので、パワハラだと感じたらしかるべきところに相談しよう。
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言い訳を求めてない場合
関連項目はダメよ。空手の稽古があるの、付き合えないわ
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