言葉単語

言葉とは思想だ。
国は「XX株式会社」は名称であるとの思想を提唱するが、人によっては「XX株式会社」を名称とは呼ばないとの思想を持つ。

言葉の思想が違えば、会話は成立しない。
例えば後者の絶対主義者であるなら「XX株式会社」を名称とする思想を拒否し、自分達の思想で塗りつぶす事を望むからだ。

片方が相対主義、ないし包摂的ではまだ足りない。双方が相対主義的な見地を持たねばならない。

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【言葉の違いを主張する人への苦言】

「言葉の違い」（「目的と目標の違い」など）を説明しているネット情報を見かける。（単語を検索するだけで、検索欄に出てきてしまう）
人それぞれバラバラなことが言っているのもしばしば。

それを見るたび、嫌な気持ちになる。
それぞれの人は、勝手なことを主張しているのか、と。

いや、それが、「自分はこう思います」という言い方なら良い。それだったら良いんだ。

けれどもそうでなく、断定的・断言的に「こういう意味です。間違わないようにしましょう」と、あたかも自分が正しいと疑わない姿勢が、気持ち悪い。

(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック！)

「ぷりぷり」というワード。

『ぷりぷり、海老。』
だと食感を表す形容詞的なニュアンスとなるが、

『う◯ち、ぷりぷり。』
とすると現象を表す動詞的なニュアンスとなる。


これがことばのちから。ことばはすごい。

「騙される方が悪い」という言葉があるが、違う、良くない悪い言葉だ。
悪いのは悪意を持つ方、悪質な行動をする方、騙す方であって、被害者が悪いなんてことない。

また「暴力脱獄」という映画で「冗談の分からない奴が悪い」という言葉があった。
自分自身、最近、脳が鈍り、冗談を含め話が読解できなくなってきたのもあり、その言葉には少々怒りが生じる。
分からないのは分からない。仕方ないんだ。それを悪いと言うな！と。

前に見た国語辞典で載っていた言葉に
「名物に美味いものはなし」
なんてことが書かれていたが、そんなことはない。違う・誤りだと思う。美味いのもある。
なんでそんな言葉が載っているのか、載せたのだか……

名物にも旨いものはあるわなぁ

＞「どれほど激しく泣き叫ぶか、想像すらできないでしょう」
だいぶ前にTVのインタビューで、ある母親が癇癪を起こす子どもの状況について言った言葉。
当時もモヤッと感じたが、今思い出しても、何か嫌な引っかかりを感じる。

なぜ、勝手に決めつけるのか？　と。
なぜ、激しく泣き叫ぶ様を想像できない、などと決めつけるのか。
むしろ、それこそ、想像力の欠如では？　と思った。
（その人の想像力が低くて、想像できないから、他人もそうだと決めつける、ことから）

「一瞬で」という言葉。
またたく間、つまり、まばたきをする（瞼を閉じて開く）くらいの短い間で、というイメージだったのだが、そうでないくらい長いのも、「一瞬で」と言われているように感じられた。

先ほどニュースで、「一瞬で大金が溶けた」という表現があった。
（余談：この「溶ける」という言葉も、金が失くなったことを「溶ける」と例えたようだが、この表現もまだ少し慣れない…(以前はあまり聞かない使われ方だった多分)）

一瞬でというから一度に大金が消失したのかと思ったが、話を聞くと、大金が失くなったのは「一日で」ということのようだった。
確かに短い時間での消失ではあるのだが、それでも「一瞬で」と言うには長く、個人的違和感……

■紛らわしく、分かりにくい言葉の表現があった。
＞　hp（ps）
＞　horse power（ホースパワー）の略。ズバリ、馬力のこと。エンジン出力を表記するには欠かせない単位。古くは、馬一頭が持つ力を1馬力とした。
＞　hpと表記するのは英馬力のときで、基本、日本ではメートル法に基づく仏馬力が採用されていたため、ps（pferde starke：ドイツ語）と表記され、1秒間に75kgを1メートル動かす力（仕事率）を1馬力とした。
＞　日本では計量法が1999年に改正実施され、SI（国際単位系）単位が法定単位となり、hp表記に変わり、1hpは約735W、あるいは約0.735ｋWと表記されるようになった。

この中の最後の方の
「SI（国際単位系）単位が法定単位となり、hp表記に変わり」が、
「SI（国際単位系）単位が法定単位となり、hp表記に変わった」という意味だと勘違いし、混乱した。
hp表記って、SI単位だっけ？　と。