話の途中だがワイバーンだ!とは、ゲーム『Fate/Grand Order』(以下、FGO)のシナリオの最中に唐突に現れr
話の途中だがワイバーンだ!
ワイバーンとの戦闘である。
概要を話す前に奴らを始末しよう
スマートフォンRPGとして、「AP(スタミナ)消費をしてクエストに出撃するのだから、戦闘を行わなければならない」という暗黙の了解の為に発生した現象。
FGOはシナリオ分量の多さをウリに上げる程シナリオが長いのだが、これが上記暗黙の了解と組み合わさる事で、「重要な話をしている最中、エネミーに襲撃されて話が中断する」「話はこいつらを倒してからだ!」という展開が頻出した。
特に、序盤の第一特異点あたりはこの傾向が非常に強く、モンスターの中心となるのがワイバーンであった為、「話の途中だがワイバーンだ!」はFGO初期を象徴する迷ゼリフとして語り継がれる事になった。
ちなみに一部一章の中では「言ってないセリフ」にあたる。
公式でもこうした展開の強引さは認識しており、作品の評価が上がった事を通じて、何の脈絡もない戦闘を発生させる事は極力避けるようになり、長文のストーリーが必要な場面では、AP消費無しでストーリーを読むだけのクエストを用意するなどして対応する形が取られるようになった。
メインライターの奈須きのこは『竹箒日記』にて以下のように吐露している。
なにしろサービス開始前に作られたシナリオはみな「ソシャゲー用にチューニングされたシナリオ」でした。
物語より一回のプレイ時間(三分で一イベント)、ミッションを優先させられた内容です。
喩えるなら、「もとにあるシナリオ」
を
「もと(戦闘)に(戦闘)あるシ(戦闘)ナリ(戦闘)オ(戦闘)」
と、物語の流れをぶった切って戦闘を挿入していました。
そうしないとソシャゲーとしてプレイしてもらえないと判断されたからです。
ですが結果は『物語重視でもよい』という事になりました。
(1~4章までのワイバーン地獄はそういう事ですよ)
すでに過去のネタであるが、公式はこうした過去のやらかしをいじる内輪ボケが大好きであるため、後のシナリオでもギャグとして登場したり、作中の登場人物も「一度は言ってみたいセリフ」のような扱いをしている事がある。
発言者とその状況について
- 一部七章「絶対魔獣戦線 バビロニア」
マーリンがロマニの真似をして採点を求めた。 - イベント「オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~」
マシュが発言。第一部のノリである。 - イベント「旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ」
新宿のアーチャーが発言。「一度は言ってみたいセリフ第二位」だそう。 - イベント「見参!ラスベガス御前試合〜水着剣豪七色勝負!」
主人公、ジークフリート、金時、玉藻、小太郎、マシュで一斉に。全員第一部実装の方々。
一緒にいた武蔵、北斎はネタがわからずきょとんとしていた。 - 『Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス』
予想外の人物が使って話題に。のちに配信された映像にてフルボイスになるセリフとして放たれ
多くのユーザーを困惑させた。 - アドバンスドクエスト
強化素材「竜の牙」のドロップ率を上昇させる概念礼装「蛮竜の牙床」を報酬とするクエストの題名。 - イベント「連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ」
フリークエストの雑魚に「話の節目を待つワイバーン」「間が良いワイバーン」という名前の敵が登場。
関連動画
関連項目
関連リンク
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