誕生日席とは、長方形に並べられたテーブルの短辺にあたる部分の席。お誕生日席とも。
同人誌即売会におけるスペース配置場所を指す言葉としても使われ、本項ではそれについて解説する。同人用語としては「胆石(たんせき)」「島角」「島端」などとも呼ばれる。
概要
同人誌即売会におけるスペース(参加サークルの頒布場所)の配置は、大別して、広い会場の壁際にテーブルを並べた「壁」と、それ以外の場所に長方形にテーブルを並べた「島」に分かれる。その「島」の配置の中の、長方形の短辺にあたるテーブルが「誕生日席」と呼ばれる(長辺部分は「島中」)。
右図でいうところの赤い丸で囲まれたサークルにあたる。
コミックマーケットなど大規模なイベントでは、基本的に混雑する大手サークルが「壁」、それ以外のサークルが「島」に配置されるが、誕生日席は大きな通路に面しており列が作りやすいことなどから、「島」配置のサークルの中でも多少の列形成や混雑が予想されるサークルが配置されることが多い。そのため島中配置だったサークルが誕生日席に配置されることを、サークル規模のランクアップ的に扱うこともあるが、あくまで「混雑する可能性のあるサークルが比較的多い」というだけで、小規模なサークルが誕生日席に配置されることも普通にある。
ちなみにコミックマーケットでは、東ホールでは誕生日席が机2つ(4スペース)だが、西ホールでは誕生日席が机1つ(2スペース)になる。そのため西の方が島内部の空間が若干狭い。東7ホールは西と同じ。
小規模なオンリーや地方イベントなどでは、そもそも列形成が必要な混雑自体が発生しにくいので、壁や誕生日席にそれほど意味は無い。イベントによっては、誕生日席がそもそも存在しない机の配置になる場合もある。
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