誰彼とは、
- 誰彼(たそがれ) - Leafが2001年に発売した18禁ゲーム。本項で記述する。
- 誰彼(だれかれ) - 不特定の人物を指す言葉(例:誰彼構わず)
- 法月綸太郎のミステリー小説(長門有希の100冊)。
- 片霧烈火の楽曲(「誰そ彼」)。
- 「ひなた」のKAITOオリジナル曲(sm3237791)。
- 誰彼(たそがれ) - 「黄昏」の元となった言葉。夕暮れ時は人の顔が分からないため、「誰そ彼(たそかれ)」(あの人は誰だ)という意味が転じて黄昏になった。「黄昏」の漢字は当て字。2と繋がりがある。
概要
眠らない街・ネオイタミシティを舞台に、噂の刑事・セミーとマルのコンビの活躍を描くハードボイルド・サスペンス。
石棺の中で目を覚ました帝国陸軍特殊強化兵・坂上蝉丸。彼が目覚めたのは、戦争が終わってから50年後の世界だった。平和の時代に目覚めてしまった戦時の遺物である強化兵たちが、刃を交えながら己の存在意義を求めて彷徨うサスペンス・アクション。
2001年2月9日発売。シナリオは竹林明秀(超先生)、原画はカワタヒサシ。「ACTIVE DRAMATIZE NOVEL」というチップアニメによる演出を用いたアドベンチャーゲームである。
名作『雫』『痕』の流れを汲むLeaf大阪開発室の新作として多大な期待の中発売されたが、シナリオ部分が必ずしもその期待に見合うものでなかった上に、『痕』おまけシナリオ盗作騒動に巻き込まれる形で、実際の出来以上に不評を買ってしまった不遇の作品。
いわゆる「感感俺俺」のような迷言や100円セール事件など、何かとネタにされがちな作品であるが、03年に竹林が急逝した後は本作を再評価する向きも現れた。なおシナリオに関しては、元々原田宇陀児が立てた企画であったのが、原田の退社により竹林に丸投げされる形で制作が引き継がれたものである点を考慮に入れておきたい。
ほぼ同時期に発売されたNitro+の『吸血殲鬼ヴェドゴニア』とともに、OPにエロゲとしては非常に珍しい男性ボーカルを起用、女性キャラよりも男性キャラが目立つような「硬派なエロゲ」というジャンルの先駆けとも呼べる作品……かもしれない。
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関連項目
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