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豪栄道とは、境川部屋に所属した元大相撲力士である。現在は年寄・武隈。
概要
入門まで
大阪府寝屋川市に生まれる。小学1年生から相撲を始め5年生ではわんぱく横綱になる。
高校進級時には名門である埼玉栄高校に越境入学、相撲留学する。
高校でも数々の成績を収め、大学生、社会人も出場する全日本相撲選手権でも史上初の3位に入賞するなどして、数々の相撲部屋からスカウトを受けた。また埼玉栄高校時代の同級生には後に同じ部屋に所属する宮本（妙義龍）がいた（豪栄道が主将、妙義龍が副将だった）。在学中に埼玉栄高校時代の恩師の先輩が師匠を務める境川部屋に入門する。
大相撲入門後
入門前の期待に応えとんとん拍子に出世し、約1年半で関取に昇進。四股名を本名の澤井から豪栄道に改めた。
豪は師匠の境川親方の本名と自分の名前から、
栄は母校である埼玉栄高校から、
道は高校時代の恩師と相撲道にちなんだと言われる。
十両も5場所で通過し新入幕の2007年秋場所では三賞も受賞し期待に応えた。ちなみにこの場所では新入幕力士では異例となる横綱との対戦が組まれた。
2008年11月場所には新三役に昇進した。この場所では上位の壁に跳ね返されてしまうがその後、高校時代の同期である妙義龍の境川部屋への入門や同部屋の豊響や佐田の富士との稽古によって着実に力をつけていき、2012年夏場所から2014年名古屋場所までの１４場所連続で関脇の地位を守り続けていた(但し、負け越したものの関脇にとどまる幸運が２場所あった)。
2014年名古屋場所終了後、大関昇進が決定した。直前3場所の勝ち星は32勝（12勝-8勝-12勝）と一般の基準の目安である33勝にはとどいていなかったが、前述のとおり長く関脇の座にいた安定感やこれからの将来性を見込んだうえでの決定であった。しかし、昇進後は2場所目に15日間皆勤で負け越しを喫するなど成績不振が続いていた。
しかし2016年9月、カド番で臨んだこの場所は初日から快進撃を続け両横綱（この場所白鵬は全休）を破り無傷のまま14日目に優勝を決めた。そして千秋楽にも勝ち、初優勝を全勝で締めくくった。カド番大関の優勝は2008年の琴欧洲（現鳴戸親方）以来、カド番での全勝優勝は史上初、そして日本人の全勝優勝は1996年の貴乃花以来である。また大阪出身力士の優勝は1930年の山錦以来実に86年ぶりとなった。
力士としての長所は技術とセンスの良さで、不利な体勢に持ち込まれても思い切った技で逆転してしまうことが多い。得意技の一つは首投げ。これは攻め込まれてからの捨て身の逆転技という性質が強いので悪癖とも言われるが、全勝優勝した2016年9月場所では日馬富士を首投げで下して優勝を決定づけており必殺技と評する声もある。
2020年1月場所は9度目のカド番で5勝10敗と大敗して大関陥落が決定し、周囲の説得を押し切りスッパリと引退を決断した。1月28日には日本相撲協会に引退届を提出し、年寄・武隈の襲名が承認された。
エピソード
- 同部屋の先輩力士である岩木山と十両優勝決定戦で対戦したことがある。
- 2012年11月場所、横綱日馬富士戦で審判が誤審。「やり直し」という判定で相撲を始めからやり直すことになった。
- 同場所千秋楽のこれより三役において四股を踏む位置が悪く、横綱、大関と四股を踏むタイミングが合わせられなかった。
- 朝青龍が最後に金星を与えた相手である。
- 引退後、寝屋川市では初となる市民栄誉賞を受賞した。
三賞・金星
三賞は11回受賞（技能3、敢闘3、殊勲5。歴代12位）、金星は朝青龍から1。
超会議場所トーナメント戦の成績
ニコニコ超会議で行われた大相撲春巡業のワンデイトーナメント大会の結果をここに記す。
大相撲超会議場所
ニコニコ超会議3で開催された。当時の番付は東関脇（2014年3月場所）。
| 回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 1回戦 | シード | ||
| 2回戦 | ● | 寄り切り | 東前頭8枚目 宝富士 |
| 3回戦 | |||
| 準々決勝 | |||
| 準決勝 | |||
| 決勝 | |||
大相撲超会議場所2015
ニコニコ超会議2015で開催され、巡業には帯同していたが、「右肩肩鎖関節剥離骨折」のためトーナメントは休場した。
| 回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 1回戦 | や | ||
| 2回戦 | や | ||
| 準々決勝 | や | ||
| 準決勝 | や | ||
| 決勝 | や |
大相撲超会議場所2017
ニコニコ超会議2017で開催された。
| 取組 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| DAY1 幕内取組 | ● | 寄り切り | 東横綱2 日馬富士 |
| DAY2 幕内取組 | 超大相撲トーナメント出場（下表参照） | ||
| 回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 1回戦 | ● | 打棄り | 西前頭筆頭 勢 |
| 2回戦 | |||
| 準決勝 | |||
| 決勝 |
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