貞子vs伽椰子とは、2016年公開のホラー映画であり、「リング」シリーズの「貞子」と「呪怨」シリーズの「伽椰子(とついでに俊雄)」。の悪夢夢の対決を描いたクロスオーバー作品である。
バケモンにはバケモンをぶつけんだよ。
概要
呪いのビデオで人を呪い殺す貞子と家に入った物を片っ端から呪い殺す伽椰子。そんな二人が対決するといった正気の沙汰ではない映画で、元はエイプリルフール企画だったが、呪怨シリーズを終わらせるのも忍びないと思ったスタッフがKADOKAWAに提案し、めでたく(?)2016年6月18日に全国公開された。
監督は「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」「ノロイ」など見たものを沸かせる田代正嗣白石晃士。「コワすぎ!」の工藤Dや「カルト」のNEO様や「オカルト」の江野祥平のようなぶっ飛んでいながらも強力なキャラクターを出したりするなど白石監督ファン大歓喜な演出も見られる。
そうでなくてもJホラー特有の「いつ来るかヒヤヒヤする恐怖感」があって単なるネタ映画としてだけじゃなくホラー映画としても楽しめる。
プロモーションにも力を入れており、ツイッターで貞子が、インスタグラムで伽椰子(と俊雄)が宣伝を行っていたり、
「総選恐」と銘打って動画での所信表明をしたり、
日本ハムファイターズvs東京ヤクルトスワローズで始球式を行い、感動の親子愛を見せつけるなど3人は呪い殺す以外でもやりたい放題やった。
だが人死にが出かねないほどの一触即発な状況を見かねたデーモン小暮閣下は魔界から聖飢魔IIを呼び寄せ「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」という新曲をエンディングテーマとして提供した。
今回の犠牲者登場人物
- 倉橋有里
- 貞子側の主人公、機械に強く、友人の夏美とリサイクルショップで買ったビデオデッキをいじっていたら「呪いのビデオ」が出てきて、一連の騒動に巻き込まれることに。友を救うことに一生懸命になれるほど勇気があり、終盤ではある決断を・・・・
- 高木鈴花
- 伽椰子側の主人公、「呪いの家」の近くに引っ越してきた女子高生で、ある日近所の小学生たちが呪いの家に入り、行方不明になってしまったことから、罪悪感を覚え、「呪いの家」に引き寄せられるようになっていく・・・・
- 上野夏美
- 有里の親友で、リサイクルショップで買ったビデオデッキの「呪いのビデオ」を見てしまい、呪いを解くためにいろいろな手段を試みるが失敗し、とんでもない行動に出る・・・・
- 森繁新一
- 「呪いのビデオ」「呪いの家」など都市伝説を研究している大学教授で、彼もビデオを見てしまう。
- 法柳
- 夏美の呪いを祓うために森繁が雇った霊媒師。彼曰く「本物の霊媒師」だが、貞子に負けてしまう。
- 常盤経蔵
- 強力な霊媒師で、上記の「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ」の発言主。口は悪いうえ依頼金もかかるが腕は確か。しかしやはり相手が悪く、俊雄程度なら追っ払えるが、貞子と伽椰子相手には歯が立たず、二つの呪いをぶつけて相殺しようとする。
- 珠緒
- 経蔵の相棒のツインテールの盲目の少女。盲目だが霊感が強く、いろいろ見通せる。ついでにちょい毒舌。
登場バケモン幽霊
- 貞子
- インパクト 5 超能力 6 感染力 5 敏捷性 3 物理攻撃 3 呪念 10
- おなじみ「呪いのビデオ」の悪霊、今回は死ぬまでの期間が2日になっている、呪殺を邪魔するものも呪い殺すなどオリジナルよりも凶悪さが増している。だがオリジナル同様の「あの目」は健在。
- 伽椰子
- インパクト 5 超能力 3 感染力 3 敏捷性 5 物理攻撃 6 呪念 10
- おなじみ「呪いの家」の悪霊、今回は一家心中により死に霊になった模様。オリジナルと大差ないくらい容赦ないが、顎をちぎったり、発狂死させたりせず、向こう側の世界に引きずり込む技しか使っていない。
- 貞子との対決では物理攻撃し、多くのファンを驚かせた。あと、笑わせた
- 俊雄
- おなじみパンツ一丁白塗り坊や。今回は白石監督曰く「2vs1になる」ためかませ役気味。とはいえ人間相手には容赦なく、まるで暗殺者のような身のこなしで相手を向こう側の世界に引きずり込む。
- サダカヤ
- 終盤貞子と伽椰子が井戸の中で融合して生まれた新たな悪霊。特徴は貞子のような前髪と服装に、伽椰子の顔とアンバランスな姿勢が組み合わさったもので、どっちが支配しているのは不明だが凶悪な性能を持っていると予測される。続編に期待。
- 貞子と伽椰子を井戸の中に封印するために有里が囮を引き受け、井戸に落ちたため、彼女の肉体を持って受肉した可能性もある。
関連動画
関連項目
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