貪欲な壺とは、遊戯王OCGの魔法カードである。
「貧欲(ひんよく)」ではない。「貪欲(どんよく)」である。
概要
カード名 | 貪欲な壺 |
種類 | 魔法カード |
テキスト | (1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。 そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。 その後、自分はデッキから2枚ドローする。 |
墓地にあるモンスターの(デッキに)サルベージ効果と手札を増やす効果を兼ね備えた魔法カード。但し、墓地のモンスターをデッキに戻すためデッキ枚数が増えキーカードを引きにくくなる点、D.D.クロウ等で「貪欲な壺」で指定されたカードを1枚でも除外された場合、効果が不発となってしまうのが悩みの種である。
ちなみに、墓地のカード全てを融合、シンクロ、エクシーズモンスターで指定した場合、疑似的に強欲な壺と同じ効果を得る(これらはデッキとは別のエクストラデッキという場所に戻されるため、デッキの総数は増えない)。
シンクロ召喚の台頭で墓地にガンガンモンスターが落ちる環境となり、自然と墓地の枚数が増え、流行デッキにもこいつがよく使われるようになった。しかし5D'sの時代には一度もOCGでは規制されることはなく、2011年9月1日の制限改訂で、制限カードになった。
エクシーズが登場した後も、エクストラデッキは15枚制限があるため同じカードを2枚以上入れるのは対応力を落とすので躊躇われるのもあり、それらをデッキに戻して再利用できるカードとして重宝されている。融合召喚以外出せないE・HERO融合モンスターや、シンクロ召喚でしか出せないシューティング・クェーサー・ドラゴン、エクシーズ召喚でしか出せないNo.22 不乱健等を使うデッキでは墓地に落ちると活用の手段が限られるのでこのカードを使ってもう1度再利用できるのは利点だろう。エクシーズモンスターはただ蘇生するだけではエクシーズ素材が復活しないので、デッキに戻した方が都合がいい場合が多い。
墓地ではなくエクストラデッキに送られることが多いペンデュラムモンスターが登場した後も、汎用性のあるシンクロ・エクシーズなどが登場したため、採用率が激減することはなかった。さすがにマクロコスモス搭載型のクリフォートなどには組み入れにくいが、新規罠の登場によって強化されたヴォルカニック等に投入される形で活躍した。
だが2017年3月末、遊戯王ヴレインズの放送に伴いルールが改訂され、リンクモンスターなしにはおいそれとエクシーズモンスターやペンデュラム召喚で大量展開ができなくなった。今までのデッキが方向転換を余儀なくされ、それはこのカードの採用率にも影響した。
そもそも墓地にモンスターが5体以上いなければ発動はできないという前提があり、今までの採用はカードを使っていくうちに自然と墓地にモンスターがたまっていくから強力なドローソースとして採用されたのである。がエクシーズ召喚が使いにくくなったことにより手札をどんどん消費して墓地をガンガン肥やすという動きができるデッキが限られてしまい、採用率は落ち込んだ。
現在ではただ入れるだけではその前にデュエルが終わってることがままあるので、意識的に墓地を肥やすデッキなら採用されている。
ニコニコ動画において
現役のOCGでは数少ない、1枚のカードから2枚の手札を生み出せる逸品。そのため架空デュエル動画では、禁止カード・オリカに頼らない手札補充手段としてこのカードのデッキ採用率が高く、登場時に「困った時の・・・」がコメントされることが多い模様。
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関連項目
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