質屋蔵単語

シチヤクラ

質屋蔵(しちやぐら・ひちやぐら)とは落語の演である。元々は上方で生まれ、明治になって東京にも輸入された。

定吉のちんぷんかんぷんな会話や五郎の悪事の暴露、その後の旦那との奇っ怪な行動など、くすぐりの多く人気の高い商噺であり、一門を初め、演者も多い。

あらすじ

ある質屋旦那が、番頭にねる。「最近、うちの蔵で化け物が出るなどという噂をにしたのだが、心当たりはないか」と。番頭はそんなわけないと否定するが、質屋という商売柄、他人に恨まれるような商いをした覚えはないが、恨まれても不思議ではないと言い、あるたとえ話をする。そして、旦那は番頭に今晩化け物が本当に出るか確認して欲しいと頼むが、怖がりな番頭はすっかり怯え「お暇をもらい、親元に帰ります」と泣き言を並べる始末。それならば、店に出入りしている手伝いの五郎という男を当たってみることにし、たまたま通りがかりで盗み聞きをしていた定吉に、五郎の所へ使いにやらせた。

ところが、定吉はまともに会話を覚えておらず、五郎の前でたとえ話と現実の話をごっちゃにしたいい加減な会話で五郎の首を傾げさせるばかり、あげくにお礼のを持って逃走してしまった。だが、五郎旦那が怒っていたことを感じ取り、ひょっとして店で働いた悪事がばれたのかと思い、旦那に出来心で漬物を盗んだことをそっくり打ち明ける。

旦那はそれはそれで呆れるが、今日呼んだのはそのことではない。彼は「強いか」という質問には調子に乗って気を吐くも、その喧相手が化け物と知ってすっかり意気銷沈。だが、旦那の頼みで、怖がりな番頭と一緒に三番蔵を見守ることとなった。

二人が御らげ、んだ後、蔵から不気味な物音が。それにすっかりを抜かしてしまう二人だが、そこには二人の様子を見に来た旦那が。彼はすっかり肝が据わっており、じっくりと蔵を観察すると、そこには相撲を取る帯と着物が。更に質菅原道真像もあった。そして、彼はこう旦那に告げるのだ。

「(自分を預けた持ちに)急いで利上げせよと伝えよ。どうやら、また流されそうだ…」

※「利上げ」とは質屋に利息分だけでも支払って、質流れまでの期限を延長すること。また、小学校社会の授業でも習うことだが、菅原道真藤原の讒言で太宰府に流刑されている。「質流れ」と「流刑」の2つの「流される」を掛けた地口落ちである。

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