赤い機関車ジェームス(原題:James the Red Engine)とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第3巻である。
著:ウィルバート・オードリー/挿絵:レジナルド・ダルビー
概要
汽車のえほんシリーズ3巻。英国では1948年に出版された。日本では1973年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。2005年には新装改訂版が出版された。2010年12月には「汽車のえほん」シリーズ65周年記念としてミニ新装版が発売された。更に2020年12月には「新・汽車のえほん」版が発売された。
この巻は2巻で脱線した機関車「ジェームス」を主人公としている。
なお、旧版のタイトルは「赤い機関車ジェームズ」だったが、新装改訂する際にTVシリーズにあわせて「赤い機関車ジェームス」と改められた。
収録作品
旧版邦題 | 新版邦題 | 原題 | TVシリーズ対応回 |
---|---|---|---|
ジェームズとシルクハット | ジェームスとぼうし | James and the Top Hat | 第8話 ジェームスのあやまち |
ジェームズとブーツのかわひも | ジェームスとブーツのかわひも | James and the Bootlace | |
わからずやの貨車 | いたずら貨車 | Troublesome Trucks | 第9話 やっかいなかしゃたち |
急行をひいたジェームズ | 急行をひいたジェームス | James and the Express | 第10話 ジェームスのうれしいひ |
キャラクター
- ジェームス:色を黒から赤に塗装してもらい、浮かれていた。そのせいで失敗をしてしまうが諦めずに挽回し、急行を牽引することとなる。
- エドワード:1話ではジェームスと重連をし、旅客列車を牽引。3話では、貨物列車を引っ張っているジェームスを励ます言葉をかける。
- トーマス:1話に登場。何故か車体番号が書いていない。挿絵画家レジナルド・ダルビーの作画ミス。
- ヘンリー:カメオでした。
- ゴードン:威張り散らしてジェームスに客車を用意させるも、信号手のミスで環状線を走行してしまうというハプニングに見舞われる。
モブキャラクター
- ジェレマイア・ジョブリング:ジェームスのブレーキパイプの修理のために靴紐を提供した乗客。靴紐を貸すことを最後まで渋っていた。
- 小さな機関車:トーマスと同型機と思われる。貨物列車を牽引しようとしているジェームスに「ブーツの皮ひもは持ったかい」とからかう。
旧版と新版で異なる点
1話、3話の題名が旧版と新版で違う。また、TVシリーズにあわせてジェームズがジェームス表記になっている。
特記事項
この巻から、ふとっちょの局長の鉄道が国有化された。1948年イギリスの鉄道が国有化され、イギリス国鉄となったためである。それにあわせて、トップハム・ハット卿の呼称が「ふとっちょのじゅうやく」から「ふとっちょのきょくちょう」に改められた。
関連動画
関連項目
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