赤紙とは、
ここでは主に2の由来、3の用法について述べる。
概要
もともとは大日本帝国の陸軍・海軍が予備役(現役ではないが過去に兵役検査に合格し、兵役任期終了などの理由で一般人に戻っている在郷軍人または国民兵)を再度前線招集するために発送した召集令状の俗称である。これは、この召集令状の色が陸軍・海軍共に真っ赤から淡いピンク色までの朱色系に染められていたことに由来する。
なお、予備役招集自体は強制ではなく、現在の自衛隊も東日本大震災時に予備役を招集し事態に当たった事実が有り[注1](現役から予備役編入時に将来何らかの有事の際に再招集されることは知らされる、またこれは当事者に拒否権がある)、当時も今も召集令状(自衛隊の場合は招集命令書)自体に違法性がないことには留意されたい。
強制令状という俗語の原因
太平洋戦争末期には学徒動員(学徒出陣)などにも見られるように前線兵員数が逼迫し、当初は家庭の事情による拒否権の行使にも寛容であったが当時のごく一般的な市民の常識であった
といった、周囲住民および軍部からの有形・無形の圧力による半強制的な事実上の連行状態が続いたことにより「(当人への)赤紙の到着」=「(前線への)強制連行」という図式が出来上がり、これが現代での「赤紙(強制連行)」の俗語の使われ方として定着している。
関連動画
脚注
関連項目
赤紙によって招集を受けた著名人
ニコニコ動画上での出来事
外部リンク
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