赤血球(はたらく細胞)とは、人間の体内の細胞を擬人化した漫画・アニメ『はたらく細胞』及び各スピンオフ作品に登場する赤血球のことである。
概要
人間の体内に多数存在する赤血球を擬人化したキャラクター。そのため、多数の個体が存在する。共通する特徴として、全員が赤い帽子・ジャケット・ポーチ・靴、黒いシャツ、青いボトムス、白い手袋を着ており、配達員のような服装をしている。実際の仕事としても、箱に入った酸素やかごの中に入ったパン(養分)の各細胞への運搬を行っている。また、二酸化炭素や老廃物の運搬も行っている。実際には養分・老廃物の運搬については赤血球というよりは血漿の役割が主なのだが、本作では赤血球が運搬している。
性別は男女ともに見られ、心優しい性格である。基本的には戦闘能力はなく、細菌やウイルスなどが侵入した場合は逃げ惑うことしかできない。
はたらく細胞の主人公としての赤血球(AE3803)
女性で新人の赤血球がはたらく細胞の主人公を務めている(CV:花澤香菜)。赤いショートヘアで、AE3803という番号が与えられている。新人ということもあり、配達の途中で道に迷ってしまうことが多い。その様子を見た視聴者からは「血迷ってる」とよくコメントされている。予想外の現象が起き続ける体内に驚いたり思わず叫んだりすることも多く、ある意味視聴者側のポジションに立ったキャラクターともいえる。
おそらく番号のAE3803の由来はカラーコードではないかとも推測されている(このような色)。他にはAA5100(先輩の女性赤血球)、NT4201(後輩の女性赤血球)、ME0808(眼鏡をかけた女性赤血球)、DB5963(別の体から輸血された男性赤血球)、YO4144(同じく別の体から輸血された女性赤血球)などの番号を持つ赤血球が登場している。
主人公なのでなぜか災難に巻き込まれることが多く、なぜかたまたまその場にいた1146番の白血球に助けられることが多い。1146番とラブコメのような状況になることも。
本誌連載前の読み切り作品である『細胞の話』では彼女のプロトタイプともいえるAe3803が主役となっている。こちらは本編のビジュアルとは異なり、帽子とアホ毛が無く赤十字マークと赤血球の文字がある腕章をつけている。迷子や逆走の描写が無く、コミカルな要素も薄い。
はたらく細胞BLACKの主人公としての赤血球(AA2153)
スピンオフ作品の『はたらく細胞BLACK』では男性の新人赤血球が主人公を担当(CV:榎木淳弥)。個体番号はAA2153。赤血球としての初仕事から外の人の影響によるブラック環境に放り込まれながらも、自身の仕事を全うするために戦い続ける白血球(1196)らとの出会い、同じ赤血球や好中球、細胞達との別れを経て成長していく。同じ体で働く赤血球にはAC1677(CV:KENN)、先輩のBD7599(CV:横山遵)、後輩のNC8429がいる。
本作と福岡市とのコラボによる乳がん検診啓発漫画では、40代女性の体で働く女性型の赤血球も登場(個体番号は不明)。外の人の環境もあり、博多弁を話す。
はたらく細胞フレンドの登場人物としての赤血球(IM2135)
別のスピンオフ作品『はたらく細胞フレンド』にも別個体の女性型赤血球がメインキャラクターとして登場。個体番号はIM2135で、2本の三つ編みがトレードマーク。
本編では鍋パーティーを主催したり、警戒心の高いキラーT細胞を花見に誘ったりとコミュ力が高い。が、花見の席で酔っ払いスギ花粉のアレルゲンを運んできてしまった事により班長から危険細胞としてメモリーされたようだ。
関連動画
関連項目
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