赤髪のシャンクスとは、漫画『ONE PIECE』に登場する海賊である。
概要
主人公ルフィの憧れの海賊であり、赤髪海賊団大頭。また物語後半で登場するグランドラインの後半の海、新世界により活躍しており、他の海賊からは四皇として知られている。ちなみに西の海出身。漫画では第1話からの登場となる。
現在の海賊船のマークにもある、左目の3本の傷はかつての戦闘で黒ひげに負わされたものである。
3月9日(「シャン」=3、「ク」=9)生まれの37歳。後編では39歳となる。
人物
普段は温和な性格であり、自分自身に対して、酒・食べ物をぶっ掛けられようとも、ツバを吐きかけられようとも笑って見過ごすほどの大らかさを持っている。しかし友達や仲間を傷つける者に対しては怒りを露わにし容赦はしない。精神力も凄まじく、人命救助の末片腕を失った際には痛みなどを表情に出す素振りなく、あくまで相手を気遣うことに終始していた。
世界政府の最高権力と言われる五老星からは「暴れさせればこそ手に負えんが、自分から世界をどうしようという男でもない」と評されている。
コミックス第1巻で海に飛び込んだ際に溺れていなかったため当時は悪魔の実の能力者でなかったが、現在も非能力者である模様。作中最強クラスの覇王色の覇気で敵を一蹴したり、ロジャーと同じ「神避(かむさり)」でキッド海賊団を一撃で敗北に追いやるなど、四皇の名を身をもって示している。特にルフィとの共闘が見られる映画『FILM RED』は必見。
作中における行動
- 第1巻 11年前、フーシャ村を拠点として航海をしていた時期に幼少期のルフィと出会う。酒場で一緒に食事をしている様子が描かれている。海賊に憧れるルフィに航海に連れていくことを懇願されるが、海の過酷さを知りぬいていたため、「あと10歳年をとったら考えてやる」と断っている。山賊ヒグマによって海に落とされたルフィを救うため、海に飛び込んだが、近海の主に左腕を食いちぎられ、この時に左腕を失っている。その後、フーシャ村を離れる際に、ルフィに自身のトレードマークであった麦わら帽子を託し、「いつか立派な海賊になって返しに来い」と再会を約束する。
- 第11巻 アーロンを討ちとったことにより3000万ベリーの賞金首となったルフィの手配書を鷹の目から見せられ「来たか、ルフィ」と成長を喜んでいる場面が見られる。ちなみにこの時に、かつて鷹の目とライバル同士であったことが分かる。現在では酒を共にする友人として描かれている。
- 第25巻 白ひげに手紙を渡すために赤髪海賊団の新入りであるロックスターを使いとして送り込む。内容は”エース”と”黒ひげ”に対してだと元々より予想していた白ひげにより、手紙は破り捨てられる。結果、白ひげの元まで船を出すことになる。なおこの時が白ひげ初登場のシーンである。
- 第45巻 白ひげの元へ到着し、エースと黒ひげについての話会いをする。白ひげ海賊団の1番隊の隊長であるマルコと3番隊の隊長であるジョズに「相変わらず、すげえ”覇気”だ」と言わしめている。白ひげの台詞にて、シャンクスとバギーがゴールドロジャーの船の見習いをしていたことが分かった。この時に初めて”覇気”という言葉が登場した。話合いの結果、お互い武器を取り合い、シャンクスの「エースに黒ひげを探させるのを止めてくれ」という話は決裂している。この時に互いに天が割れるほどの一撃を放った。
- 第59巻 マリンフォード頂上戦争の際にエースと白ひげの死亡後に、これ以上の戦闘をやめるように自分の気持ちを泣き叫んだコビーを、それを臆病とし、邪魔な兵はいらんと蔑まれた赤犬の攻撃からかばう形で登場し、戦争終結へと導いている。この際にルフィとすれ違うが「今会うのは約束が違う」としており顔を見ることはなかった。その後に新世界のどこかの島へ白ひげとエースの埋葬を済ませ海へ去って行った。
赤髪海賊団
- ベン・ベックマン(副船長)、作者曰く(単行本8巻時点では)作中もっともIQが高い。
- ラッキー・ルゥ(幹部)、常に骨付き肉を食べている。
- ヤソップ(幹部)、ウソップの父親であり、本人曰く「蟻の眉間にだって弾をブチ込める」と豪語するほどの狙撃主である。
- ロックスター(新入り)、懸賞金9400万ベリー。当時のクロコダイルの懸賞金が8100万ベリーであり、赤髪海賊団の凄さを表現するためにこの金額にされたと思われる。強さは不明。
関連動画
関連項目
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