超新星フラッシュマン
超新星フラッシュマンとは、1986年から1987年まで放映されたスーパー戦隊シリーズ第10作目である。
ロックマンのボスキャラについては→フラッシュマン
あらすじ
1966年、5人の幼き地球人が「改造実験帝国メス」に率いられた「エイリアンハンター」に誘拐されてしまう。
5人はフラッシュ星人に救出され、以後、彼らの母星「フラッシュ星」の星系である5つの星で育てられる事になる。
それから20年後・・・・・・・・1986年。
成長した5人はそれぞれジン、ダイ、ブン、サラ、ルーと名付けられ自らを鍛えつつ、日々を過ごしていた。
そんなある日、「改造実験帝国メス」が地球侵略を企てている事を知る。
実は5人を地球から誘拐した異星人「エイリアンハンター」こそ「改造実験帝国メス」の一員であった!
5人は親代わりであるフラッシュ星人の制止を振り切り、地球に帰還した。
親子の絆を切り裂いたメスへの怒りを燃やす5人。
「超新星フラッシュマン」として、メスに対し生まれ故郷を守る為の戦いを挑みつつ、実の親を探すのであった。
一方、親代わりのフラッシュ星人が5人の地球への帰還を制止したのには理由があった・・・・。
概要
宇宙人に誘拐され、実の親が分からないという理由から、5人のメンバーの苗字が設定されていない。
自分の実の親を探しつつ、敵組織から故郷を守ると言うストーリー展開がなされた作品である。
スーパー戦隊シリーズで初めて巨大ロボ「フラッシュキング」がザ・ズコンダとの戦いで相打ちとなり大破してしまう。
フラッシュキングが無残に破壊された光景には多くのちびっ子達が嘆き悲しんだ事であろう。
それを払拭するがの如く、グレートタイタンが登場。シリーズ初の「2号ロボ」である。
終盤及び最終回は戦隊シリーズ史上屈指の鬱展開が待ち受けている。
この事は5人が「フラッシュ星」で育てられた事がフラグとなっている。詳細は各自検索か、本編を視聴されたし。
ちなみに、脚本家の井上敏樹の戦隊デビュー作でもあり、声優の中田譲治が顔出し出演している作品でもある。また、田中公平が唯一劇伴BGMを手がけた特撮作品でもある。
登場人物
超新星フラッシュマンと関係者
- ジン/レッドフラッシュ
- フラッシュマンのリーダー。23歳。
3歳の時にエイリアンハンターに誘拐された事もあり、唯一完全ではないが幼き日の記憶が残っている。
「フラッシュ星」では剣術を学び「プリズム聖剣」を使う。 - ダイ/グリーンフラッシュ
- フラッシュマンのサブリーダー。22歳。のちの初代艦長シュバリエである
岩が多い「グリーンスター」で育てられ、メンバー一の怪力を誇る。
主に素手で戦う事を得意とし、「プリズムカイザー」と言う必殺技を持つ。
このような経緯もあり地球に来てからボクシングの存在を知り興味を示した。 - ブン/ブルーフラッシュ
- 20歳。砂漠の惑星「ブルースター」で育った事もあり、水一杯でも長く生きられるスタミナと俊敏さを持つ。
(但し、反フラッシュ現象が起きた後は地球の水が飲めなくなっている)
自らがボールとなる「プリズムボール」と言う必殺技を持つ。 - サラ/イエローフラッシュ
- 20歳。万年吹雪が舞う極寒の星「イエロースター」で特訓を受け、普通の人より寒さに強い身体を持つ。
使用武器・技は「プリズムバトン」。終盤は彼女が実質的に主役状態となる。 - ルー/ピンクフラッシュ
- 20歳。地球の6倍の重力がある「ピンクスター」で育った事で超人的なジャンプ力を身につけている。
宙に浮く事も出来る。
個人武器は「プリズムブーツ」。 彼女だけ何故か14話のOPから映像を撮り直している。Wikiではその事実を認めない。 - マグ
- フラッシュマン達をサポートする高性能ロボット。
ちょっぴり口が悪く余計な一言もあるけど仲間を思う気持ちは人(?)一倍。 - 時村一家
- 時村博士とその妻・節子さん、娘のみどりとかおりの4人家族。
20年前に生まれたばかりの子供をエイリアンハンターにさらわれた上に
子供に関するほとんどの記憶すらも奪われてしまっている。
そのため、子供を探すためにタイムマシンの研究を行なっている。
フラッシュマン達にとっても家族のような存在であり、お互い積極的に協力している。
子供の戸籍を確認すればいいんじゃね?と言ってはいけない
改造実験帝国メス
究極の改造生命体の創造を目的とした一団。宇宙船でもある改造実験基地ラボーを本拠地とし、実験を繰り返しながら宇宙を渡り歩いてきた。エイリアンハンターを利用して様々な惑星から連れてきた生命体を改造し、幾多の星々で実験を繰り返しており、そのせいで多くの種族が破滅へと導かれている。
- 大帝ラー・デウス
- メスの首領。白い仮面を付けており、その正体は全く不明。激高すると仮面の左目の一部が外れ、左目があらわになる。部下達に究極の改造生命体の創造、及びそれを妨害するフラッシュマン打倒を命じる。
- 大博士リー・ケフレン
- 宇宙最高の頭脳を持つメスのナンバー2。楽器型の遺伝子改造装置「遺伝子シンセサイザー」を使い、まるで音楽を奏でるかのように生命改造実験を行う。生命改造実験を芸術とし、改造実験を行う自らを「命の芸術家」と称する。
- レー・ワンダ/妖獣士ワンダーラ
- 逆立った白髪と巨大な翼が特徴的な幹部クラスの改造生命体。高いプライドを持ち、何度もフラッシュマン(特にレッドフラッシュ)に戦いを挑んだ。自らを構成する生物のバイオリズムが50年に一度一致した際に愛剣キラーセイバーを手に入れ、以後武器として使用した。
中盤で強化改造が施され、妖獣士ワンダーラに変身できるようになった。時間を3秒だけ止める能力「タイムストップ3秒殺し」を身につけ、フラッシュマンを幾度も苦しめた。 - レー・ネフェル/妖獣士ネフェルーラ
- 狡猾で冷酷なメスの幹部。顔こそ人間の美女だが、左半身は鎧のようなもので覆われている。変装が得意で、度々地球人に化けて作戦に従事した。
ワンダ同様中盤で強化改造を受け、妖獣士ネフェルーラへの変身が可能になった。強力な妖獣幻覚を操り、フラッシュマンは何度も惑わされた。 - レー・ガルス
- ワンダやネフェルと同じく幹部クラスだが、二人と違い完全に怪物のような姿をしている。知能はそれ程高くなく、言葉も喋らない(1度だけクラーゲンを呼んでいる)が、半身を機械化されており、そのパワーはメス随一である。
- ウルク
- キルトとペアで行動するメスの戦闘員。黒い毛が特徴で、戦闘時には狼の姿に変化する。また、人間の女性に変装する能力も持っている。
- キルト
- ウルクとペアで行動するメスの戦闘員。白い毛が特徴で、戦闘時には猫の姿に変化する。ウルク同様、人間の女性への変装能力を持つ。
- 獣戦士/デウス獣戦士
- 宇宙生物や地球の生物などの遺伝子を合成して創り出される生命体。終盤からはデウス遺伝子を組み込まれ、獣戦士以上の力を持つデウス獣戦士が登場した。青い球状の人工心臓が身体のどこかに埋め込まれている。名称は「ザ・○○○○」。
- クラーゲン
- クラゲのような姿をした巨大な改造生命体。海の生命の活力に着目したケフレンが海洋生物の遺伝子から創り出した。身体に蓄えた生命エネルギーを倒れた獣戦士に放出することで復活・巨大化させることができる。エネルギー放出後は数十センチほどのサイズまで縮んでしまう。
- ゾロー
- メスの下級戦闘員。昆虫のような顔をしており、体は赤一色。口から噴射する溶解液や腕に装備するクローが武器。左胸には獣戦士と同様の人工心臓が見られる。
エイリアンハンター
メスの実験に用いるための生命体を様々な星から狩ってくるハンター達。20年前にフラッシュマンの5人を地球からさらったのもこの一団である。
- サー・カウラー
- エイリアンハンターの総元締めである暗黒のハンター。辺境宇宙での狩りに飽きて地球を訪れ、その後度々作戦の指揮を執った。電磁ムチを主な武器として、何度もフラッシュマンを苦しめた。残忍な男であるが仲間への思いやりは強く、部下からの信頼も厚い。実はフラッシュマン5人を誘拐した張本人である。
- バウラ
- カウラーが地球に連れてきたハンター部隊のリーダー格。赤い毛に覆われた顔と赤い服で、他の3人に比べてかなり目立つ。口から吐く火炎と鎌を武器に戦う。
- ケラオ
- 銃の名手。大きな頭を使った頭突きを使うこともある。
- ハグ
- 弓や光線を武器に戦う。分かりづらいが女性である。
- ホウ
- ブーメランと電撃を武器とし、感情が高ぶると髪の毛が逆立つ。
- ボー・ガルダン
- 物語終盤で登場した宇宙の流れ者。カウラーの右腕であり、フラッシュマン5人を一人で圧倒するほどの力を持っている。
ロボット
- フラッシュキング
1号ロボ。タンクコマンド・ジェットデルタ・ジェットシーカーの3体合体で構成される。
主な武装は腹部からのキングミサイル、胸からのキングビームとレインボービーム、
両目からのサーチ光線・キングフラッシュ 、ロケットパンチのキングナックル、
手持ち剣のコズモソードなど。
必殺技はプリズムエネルギーを強化して放つスーパーコズモフラッシュ。 - グレートタイタン
2号ロボ。 巨大トレーラー「フラッシュタイタン」の前部車体と後部コンテナが合体変形した冷蔵庫大型ロボット。
必殺技は胸から発射する破壊光線・タイタンノバ。
なお、トレーラー形態の前部車体だけが変形した形態に「タイタンボーイ」があり
グレートタイタンが戦闘に出る場合はもっぱら
「タイタンボーイで牽制→グレートタイタンでトドメ」のパターンである。
関連動画
公式配信
2012年10月17日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて劇場版第二作の公式配信が行われている。
この劇場版はTVシリーズの15~18話、つまりグレートタイタン登場エピソードを再編集したものである。
一方、2013年3月1日より、劇場版第一作の配信も開始された。
その他
関連コミュニティ
関連項目
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