超歌舞伎とは、歌舞伎とVOCALOIDが融合した舞台公演である。
概要
2016年にドワンゴが主催したイベント「ニコニコ超会議2016」の企画として開始した。初音ミクを始めとするボーカロイドと、二代目中村獅童を中心とする歌舞伎役者による舞台公演に、NTTの最新技術を用いた映像演出を取り入れる。
初回以降はほぼ毎年の超会議で上演を続けている。2019年以降は超会議だけでなく、京都四條南座を始めとする日本各地の劇場でも公演を開催している。
演目
- 今昔饗宴千本桜(はなくらべ せんぼんざくら)
- 歌舞伎の演目「義経千本桜」と、ボカロ曲「千本桜」を融合した演目。
- ニコニコ超会議2016にて初演(公演概要
)。
- ニコニコ超会議2019にて再演(公演概要
)。同年8月に京都四條南座で上演(公演案内
)。
- ニコニコネット超会議2020夏にて「夏祭版 今昔饗宴千本桜」と題して、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)から配信限定上演(公演概要
)。
- 花街詞合鏡(くるわことば あわせかがみ)
- 遊郭を舞台に、花魁の初音太夫をめぐって恋敵となる八重垣紋三と蔭山新右衛門の物語。劇中曲に「吉原ラメント」を用いる。
- ニコニコ超会議2017にて初演(公演概要
)。
- 積思花顔競(つもるおもい はなのかおみせ)
- 平安時代初期の惟仁親王(これひと、後の清和天皇)と惟喬親王(これたか)による「御位争い(みくらいあらそい)」を題材とする、歌舞伎舞踊の演目「積恋雪関扉(つもるこい ゆきのせきのと)」に着想を得た演目。劇中曲に「天樂」を用いる。
- ニコニコ超会議2018にて初演(公演概要
)。
- 御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうし こいのすがたえ)
- 源頼光四天王にまつわる「土蜘蛛伝説」を題材とした演目。劇中曲に「ロミオとシンデレラ」を用いる。
- ニコニコ超会議2020初演・同年6月京都四條南座上演を予定していた演目。
- ニコニコネット超会議2021にて初演(公演概要
)。同年9月に京都四條南座で上演(公演案内
)。
- ニコニコ超会議2023にて再演(公演概要
)。
- 永遠花誉功(とわのはな ほまれのいさおし)
- 中大兄皇子による蘇我入鹿討伐(大化の改新)を題材とする演目。劇中曲に「初音ミクの消失」を用いる。
- ニコニコ超会議2022にて初演(公演概要
)。同年8月から9月にかけて、博多座・御園座・新橋演舞場・京都四條南座の4か所で上演(上演一覧
)。
関連リンク
関連項目
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