超獣とは、以下の意味を持つ。
曖昧さ回避
- 特撮「ウルトラマンA」及び以降のウルトラシリーズに登場する怪獣の一種。
- プロレスラー「ブルーザー・ブロディ」の異名。(他にもキングコング、インテリジェントモンスター等もあり。)
また、スタン・ハンセンとタッグを組んだ際のチーム名は超獣コンビ。(ミラクルパワーコンビとも。) - 1985年に放送されたロボットアニメ。→超獣機神ダンクーガ
- 1988年から1989年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ。→超獣戦隊ライブマン
- 高河ゆん作の漫画。→超獣伝説ゲシュタルト
- 東方projectとトランスフォーマーとのコラボ動画に登録されるタグ。→東方超獣機
- PS2ゲーム「ペルソナ4」で花村陽介が名づけた里中千枝のあだ名。→里中千枝
当記事では1について記述する。
概要
「ウルトラマンA」に登場する怪獣は全て「超獣」と呼称される「怪獣」よりも強い存在である。
着ぐるみの造形や能力において従来の怪獣と差別化が図られている。例えば全身にミサイルの発射器官がある「ミサイル超獣ベロクロン」、人間に変身したり乗り移ったりすることができる「一角超獣バキシム」「変身超獣ブロッケン」、次元移動やサイコキネシスといった超能力を持つ「忍者超獣ガマス」「大蝉超獣ゼミストラー」などである。故にそれまでのウルトラ怪獣に見られたユーモラスな部分は抑えられ、怪獣兵器としての印象が強い。
その強さは第8話「太陽の命 エースの命」にて地球生まれの「巨大魚怪獣ムルチ(二代目」)が「蛾超獣ドラゴリー」によって無残に殺されてしまったと言う描写等で表されている。
超獣が異次元生まれの怪獣である事を示す特徴として挙げられるのは「空をガラスの様に割って現れる」所であろう。
これを劇中で最初に見せたのは第3話「燃えろ! 超獣地獄」に登場した「一角超獣バキシム」。
他にも第4話「3億年超獣出現!」に登場した「怪魚超獣ガラン」も同様に空を割って出現している。
実を言うと、「ウルトラマンA」において空を割って登場した超獣はバキシムとガランの2匹のみ。
当時、空を割って現れるという劇中描写が斬新であった為、「超獣=空を割って出現」という図式が出来上がったのだろう。なおウルトラマンメビウス以降に登場する超獣及びヤプール人は、出現シーンにおいて空を割る描写が再び採用されている。
超獣の概念
ウルトラマンAの敵役・異次元人ヤプール人が「超獣製造機」を用いて、地球上の生命体と宇宙怪獣を合成させる事で誕生させる怪獣兵器という設定がある。モチーフにはイモムシ・ワニ・サイ・ハト・サンゴ・サボテン等がある。
ちなみに、番組中盤でヤプール人は全滅しているが、以後も「超獣」の襲来は途絶えることが無かった上、信号機、バイオリン等の非生物モチーフとなった超獣が出現している為、『超獣=ヤプールが送り込む、地球上の生物と宇宙怪獣の合成怪獣』という位置付けはあやふやな物になる。一方でヤプール人の残党が送り込んだと思われる超獣はいくつか存在する。
次回作「ウルトラマンタロウ」においては超獣よりも強い「大怪獣」が出現しており、超獣という概念はより一層揺らぐ事となってしまった。
そんな事情もあってか後の「ウルトラマンメビウス」では劇中の定義として『超獣=侵略のために作られた怪獣兵器』ということになっている。
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関連項目
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