超融合とは
- 劇場版遊☆戯☆王『超融合!時空を越えた絆』の略称。
- 遊戯王OCG及び遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXに登場する魔法カード。
概要
名前 | 超融合 |
種類 | 速攻魔法 |
テキスト | 手札を1枚捨てて発動できる。 自分・相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地に送り、 その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。 このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。 |
融合関連のカードとしては、《融合解除》以来の速攻魔法カード。
手札1枚をコストに消費するが、相手ターンに相手フィールド上のモンスターを融合素材に使用する事もできる。
登場当初は都合よく相手フィールド上に融合素材が存在することなど殆どなく、扱いにくい代物だった。しかし《E・HERO アブソルートZero》の登場を皮きりに、融合素材指定の緩い融合モンスターの充実が進み、現在では速攻魔法ゆえの高い応用力と相手モンスターの除去カードとしての側面を兼ね備えた攻防一体の融合魔法カードとして実用性が高まった。融合魔法であるため対象をとらず、破壊耐性も無視し、チェーンによる妨害も受けないと除去カードとしての信頼性は極めて高い。
融合指定素材が緩く効果が強力な融合モンスター《旧神ノーデン》や、シャドールの登場によりその汎用性は更に高まり、ついに2015年1月の制限改訂で制限カードに指定された。TCGではOCGよりも先に2014年10月に制限カード、2015年1月に禁止カードに指定された。その後環境の変化やマスタールールの変更などによって徐々に緩和され、現在はOCGで準制限、TCGでは無制限になっている。
- 融合素材の内、1体は自分のモンスターでなければならない。
- もう一つの融合素材をモンスターだけではなく、魔法・罠カードも融合素材にできる。
- チェーンされない効果がカードの発動だけではく、融合召喚の成功に対しても発動できない。
とOCG版と比べると汎用性が少し下がった代わりに、チェーン不可に関してより強力な効果を持っていた。
アニメにおけるエピソード
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX(第三期)において、暗黒界の狂王ブロンが作り上げようとしていたカード。
ブロンを破り未完成のこのカードを手にした十代は、このカードを完成させるとともに覇王化の一途をたどることとなる。
覇王十代対ジム戦(TURN-140「空前絶後・超融合発動!」 )で初使用し、デュエルの決め手となる。同時に一時期、オブライエンを精神的に追い詰めることになった。
ちなみに、この時覇王十代は《E-HERO ダーク・ガイア》を《超融合》によって融合召喚したが、放送当時から長い間、OCGでは再現できなかった。《E-HERO ダーク・ガイア》の融合召喚には《ダーク・フュージョン》、または《ダーク・コーリング》を使用して融合しなければならないため、《超融合》ではダーク・ガイアの召喚条件を満たせないためである。現在では「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-」で新規収録された《覇王城》を使用することで、《超融合》でダーク・ガイアを融合召喚できる様になった。
その後もオブライエンとのデュエルで使用され、《E-HERO マリシャス・デビル》を融合召喚、十代に戻った後のヨハンとのデュエルでは《レインボー・ネオス》を融合召喚した。しかしヨハンとのデュエル後、《超融合》はユベルの手に渡ってしまう。そして十代対ユベル戦においてユベルは《マジック・クロニクル》の効果でサーチしたこのカードを発動。《チェーン・マテリアル》とのコンボでレベル1〜12のモンスター12体を融合素材とし、《超融合神》の融合召喚を目論んでいたが、十代が《チェーン・マテリアル》に対して発動した通常罠カード《スピリチュアル・フュージョン》によって融合素材を十代とユベルに変更され、ユベルと一体化する事でこのデュエルの幕を閉じた。
三流:自分のモンスター同士を超融合
二流:自分と相手のモンスターを超融合
一流:相手のモンスター同士を超融合
主役:俺とお前を超融合
GXにおいてこのカードは物語の根幹をなすカードとして登場した《超融合》だが、後のシリーズでは通常の魔法カードとして登場している。
シリーズ4作目の「遊戯王ZEXAL」では、フォール・ガイズのリーダー、ウルフの手札にあるのが確認できる。フォール・ガイズは《超電磁竜 マグネドラゴン》を切り札とする、ゼアルの世界では珍しい融合召喚を使用するデュエリスト達であり、このカードもその関係で投入されていたと考えられる。
シリーズ5作目の「遊戯王ARC-V」では、融合次元のデュエリスト、ユーリがOCG版となった物を使用した。天上院明日香とのデュエルで初めて使用され、フィールドの《古代の機械飛竜》《古代の機械巨人》と、《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》の効果でコントロールを奪われていた《古代の機械熱核竜》を融合素材として《古代の機械究極巨人》を融合召喚。そのまま貫通ダメージによって明日香のライフポイントを0にした。この時、明日香のフィールドには「フュージョン」「融合」魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する《融合破壊》が発動されていたが、《超融合》のチェーン耐性によって封じられてしまった。
エドとカイトとユーゴとのデュエルでも使用。この時は、《捕食植物セラセニアント》と《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を融合素材として《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を融合召喚した。しかし、このデュエルで遊勝に《超融合》の存在を明かした事が裏目に出てしまい、遊勝とのデュエルでは通常魔法《透視》の効果でセットされた《超融合》をデッキにバウンスされてしまった。だがユーリには真の切り札が存在しており…?⇒「超越融合」
関連動画
関連項目
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