『越佐大橋シリーズ』(えつさおおはし)は電撃文庫から出版されているライトノベル。作者は成田良悟、イラストはヤスダスズヒト。
既刊5巻(本編4巻+外伝1巻)。なお、本編は一旦シリーズを終了しており、作者は執筆意欲が湧けば続編を書く可能性があるとしている。期待。
概要
あらすじ
佐渡と新潟の間に架けられた「越佐大橋」。その中央に巨大な人工島があった。不況によって長らく放置されたその島は、日本の常識が通用しない無法地帯と化していた。
その島をある日二人の男が訪れる。気弱で大人しい少年狗木誠一と、指名手配犯戌井隼人。島のそれぞれ反対側から、互いに人の死を引き連れ現れた二人。そして彼らはこの隔絶された無法地帯で全く違う道を歩み始める。だがその姿は、鏡に映る己を吼える犬のようでもあった。
そしてこの島にはもう一人の犬がいた。かつては警察官でありながら、この島の自警団で番犬をしている男葛原宗司。彼らを始めとする変人、狂人達だらけのこの島で、各々が様々な思惑を持ち絡みあう果てに起こる事件とは―――
以上が1巻のあらすじであり、4巻までで「葛原宗司三部作」(3、4巻は上下巻構成)と銘打たれている。因みに三部作の主人公である葛原宗司は、2巻には登場しない。
成田作品のお約束として『バッカーノ!』『デュラララ!!』『ヴぁんぷ!』とリンクしており、時系列では最も後の話となる(2020年頃)。
登場人物
- 葛原宗司
西区画の自警団である、元警察官。島内最強の男。番犬。
『デュラララ!!』に登場している葛原金之助とは親戚筋にあたる。 - 狗木誠一(くぎ せいいち)
西区画の組織幹部、イーリーの恋人にしてその右腕を務める青年。 猟犬。 - 戌井隼人(いぬい はやと)
外国帰りの元テロリスト。性格はネアカで楽観的。髪は虹色。狂犬。 - 砂原潤(さはら じゅん)
東区画の組織に属する『護衛部隊』のリーダー。猫。
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関連項目
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