足利季世記とは、応仁の乱後の全国的な動乱を畿内を中心にして描いた軍記である。
概要
作者は不明。全八巻で、おそらく先に成立していた『三闘記』に、残り五巻が追加されて成立したのではないかとされる。『細川両家記』を元ネタにしているため、おそらく元亀4年(1573年)以降に書かれたのではないかと言われている。また巻三の途中までは、『公方両将記』が元ネタになっている。
『足利季世記』は全巻に以下のようなタイトルがついており、そのタイトルに関することが記述の中心になる。
このタイトルに従って長享元年(1487年)の足利義尚による近江親征から元亀2年(1571年)の畠山秋高弑逆までを描いていく。
関連項目
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