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概要
ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編第110話から登場。
第1宇宙の界王神アナトによれば「神の領域」にあるとされ、ウイスによれば「どんな危機も回避できる」という。ただ、超サイヤ人とは異なり、神々でなくとも彼らに比肩する卓越した人間であれば会得しうることが示唆されている。ゆえに才能というより技能に近い性格を有しているといえる。
ドッカンバトルなどでは「兆（きざし）」と表記されており、さらに進化していくものと思われる。
以下、極意の実相を見極めるべく、時系列に沿って作中の描写を振り返る。
孫悟空対ジレン
第7宇宙の孫悟空と第11宇宙の戦士ジレンが激突。悟空の放った元気玉を二人が押し合った末に元気玉は圧縮され、反動による爆発に悟空が巻き込まれる。
一同は悟空は死亡したと思われたが、直後に青白いオーラを纏い、銀色の目をした悟空が現れる。髪色は黒。
ウイス曰く、超サイヤ人ブルーの悟空の気と元気玉の爆発のエネルギーが衝突したことにより、悟空の中に眠る可能性の殻が破られて誕生した。
そのままジレンと戦うが、超サイヤ人ブルーで渡り合えなかったジレンと互角に戦えるようになり、戦いながら進化を積み重ねた。破壊神ビルスが「身勝手の極意…」と発言すると神々は動揺。神々ですら容易に到達できない領域に悟空が到達したことにざわめいていた。
しかし一瞬だけ元に戻ったり徐々に雄叫びを挙げるなど悟空は完全に新たな力を使いこなしておらず、ジレンに拳を突き出して突撃したがジレンに拳を受け止められ、「この熱さがお前の限界だ」と言われ、変身を解除された。幸い場外負けにはならなかったが、悟空は自力で動きにくいところまで体力を落とした。
孫悟空対ケフラ
悟空はジレンとの戦いで体力を使い果たすも、フリーザの手助けにより再び戦いに身を投じる。そしてケフラの底なしの強さに触発される形で悟空は再び身勝手の極意へ到達してケフラを圧倒した。だがその極意はまたしても不完全であり、攻め手に乏しいこと、加えて身体に大きな負担がかかることといった課題が浮き彫りとなった。
孫悟空対ジレン（2回目）
第11宇宙との決戦まで生き残りジレンと2回目の対戦を迎えるが、ここまで窮地に追い込まれても身勝手の極意が発動することはなかった。ベジータが脱落する際に気を受け取り体力を回復させて超サイヤ人ブルーに変身してもジレンに敵わず、舞台端に追い込まれたことで3度目の発動を迎える。その際攻撃をかわすだけではなく強烈な一撃を浴びせている。意識を乱すことなく純粋な行動で戦闘力を高める。そしてジレンがとどめのエネルギー弾を放った際に、身勝手の極意を極め、ジレンのエネルギー弾を打ち消した銀色に輝く悟空がいた。
最初はジレンを圧倒したが、トラウマがよぎって強くなったジレンと互角に戦う。仲間を傷つけようとしたことに怒り、かめはめ波でジレンに大ダメージを与え、とどめを刺そうとしていたが、背中から裂けるように出血し倒れ込む。これはウイスも驚くほどの限界を超えた神の力による反動で、変身が解除され身動きがとれなくなった。
漫画版
破壊神との全覧試合でビルスも使用しているが、長持ちはしていない。力の大会中には悟空が亀仙人の戦いからヒントを得て変身。ジレンとの戦いを経て完全な身勝手の極意となったが、カウンター覚悟でパワーを挙げたジレンの前に耐久出来なくなり、変身が解除された。
その後は自ら変身するのはできなくなったが、天使見習いのメルスと修行することで自在に変身することができるようになった。ただし”兆”の状態が精一杯だったため、モロとの戦いでは悟空が先に時間切れとなって追い込まれた。後にメルスが天使の力を使用して消滅した後、完成された身勝手の極意となり、仲間の協力を得てモロを倒した。
生残者グラノラ編では、ビルスが天使は常に身勝手の極意の状態だと明かしている。悟空は宇宙一の戦士グラノラとの対決に備え、ウイスの下で素の状態でも身勝手の極意を使える修行を続ける。超サイヤ人になると精度が増すが、完全な身勝手の極意の状態でいられる時間は短くなった。
悟空が天使の技を会得するのに対し、ベジータは破壊神の技を修行し、我儘の極意を会得する。
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関連項目
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