車椅子とは、歩行できない人が使用している道具である。福祉用具の1つ。
概要
主に椅子の両横に車輪が付いた椅子。足元にもキャスターが同じく一対になって付いている。
身体に障害を持っているなどの事情から、歩行が困難な人が移動・生活するために使う。
車椅子はかなり古い時代から存在し、三国志演義では諸葛亮が車輪のついた椅子に座っていたという描写がある。
もっともこれは、明の時代に書かれた作品であるため三国志の時代に車椅子が存在した事を示すものではないのだが、明の時代(14~17世紀頃)には車椅子という発想が既にあったようだ。(ちなみに諸葛亮は身体障害者ではない)
また、西洋では1650年頃より自走式の車椅子が初めて誕生、18世紀以降から商品化されていくようになる。なお、現代と違い車椅子は障害者が用いるものという認識が無かったので、身体障害の有り無しを問わずに用いられていた。
日本では大正時代辺りより外国から輸入された車椅子が到来するが、やがて1964年に始まったパラリンピック以降、車椅子の性能向上及び普及は急速に進んでいく事になる。
具体的には、通常の車椅子に加えマラソンやバスケット等のスポーツができるように作られた競技用の車椅子が作られるようになったり、電動機を内蔵させることで全自動で移動・走行ができる車椅子が出来たのが大きいか。
また車椅子を購入する際も、ホームセンターなどで市販しているものを普通に購入する場合もあれば、使用者の体格や使用目的に合わせてオーダーメイドで車椅子を作るケースもある。
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