軽率とは、物事をあまり考えずに行う様子である。
概要
以前から不祥事などで記者会見をする際に「軽率な行動を取ってしまった」と言ったり、「軽率すぎる」と批判されたりする等のネガティブな意味で使われることが多い。しかし、最近では(特に「軽率に」という副詞として、スラング的に)「軽率にやってみた」「軽率に参加しよう」等のポジティブな意味でも使われる。
「軽」は「軽はずみ」、「率」は「率然」という言葉に漢字が使われているように、「軽率」は「軽々しくすぐに物事を行ってしまうこと」という意味とされる。
ポジティブに使う場合は「後先考えずに」という意味合いが強い。「後々『財布がカツカツになる』『軽々しく流行に乗っていると思われる』など若干困りそうなことだったり、多少のリスクがあったりすることはわかっているものの、そうとわかっていながらも欲望が勝り、ついやってしまった」というニュアンスで使われている。
「気軽に」という意味ともされるが、上記の「リスクがあることは事前にわかっていたのに」等のニュアンスにより、単純に「気軽に」という言葉には全ての用例を置き換えられないとする意見もある。また、あえて本来の意味から外れていることを知っていながら使用される場合も多い。
2012年ごろから既にポジティブな意味合いでの用例がSNS上では確認でき(例:「軽率に萌える」、2014年には腐女子用語として「公式やキャラクターが腐女子の喜びそうなストーリー展開、発言をほいほい軽はずみに行うこと」という説明とともにnoteで取り上げられている[1]。
下記関連動画・静画の項のように、ニコニコ動画でも「軽率に投稿した」、静画でも「軽率に描いた」などが説明文で使用されることがある。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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