概要
軽貨物車は、黄色地もしくは黒地で、部類番号が4から始まるナンバープレートを付けている。
軽トラックや、軽バン、軽ボンネットバン等が軽貨物車にあたる。
黄色地ナンバーの車両は、自家用軽貨物車であり、黒地ナンバーの車両は営業用軽貨物車である。
前者は主に地方の足代わりに使用される事が多く、軽トラックの場合は農業などの用途で使われることが多い。
後者は運送業者であり、軽貨物という言葉は、主に黒地ナンバーの営業用軽貨物を指すことが多い。
営業用軽貨物車
赤帽、軽急便、スーパーカーゴ等の軽貨物運送車両が営業用軽貨物車である。
多くの車両は個人事業のドライバーであり、上記のような組合や会社から委託で荷物を運んでいる。
中には荷主から直接委託を受けている者もいるが、たいていの場合は下請けとなる。
最近は車両に社名等が入っていない軽貨物(業界では無地と言われている)が増えてきているが、そのような車両でもだいたい下請けとして働いている。
業務内容は大きく分けて2つあり、宅配業務と、スポット業務である。
前者は、大手宅配会社で荷物を積み、企業や個人宅等に荷物を届け、届けた件数に応じて売上になる。
後者は、企業間のチャーター便が多く、主に精密機器や雑貨、食品関係等の荷物を運ぶ。走行距離に応じて売上になる。
また、一日貸切便や、決め運賃等、距離制ではなく固定運賃の場合もある。
主な軽貨物車
ダイハツ ハイゼットカーゴ(軽バン)、ハイゼットトラック(軽トラック)、ミラバン(軽ボンネットバン)
トヨタ ピクシスバン(軽バン)、ピクシストラック(軽トラック)
三菱 ミニキャブバン(軽バン)、ミニキャブトラック(軽トラック)
日産 NV100クリッパー(軽バン)、NT100クリッパー(軽トラック)
スバル サンバーバン(軽バン)、サンバートラック(軽トラック)
ホンダ アクティーバン(軽バン)、アクティートラック(軽トラック)
スズキ エブリィバン(軽バン)、エブリィトラック(軽トラック)、アルトバン(軽ボンネットバン)
※現在は、ダイハツ・ホンダ・スズキの3社が軽貨物車両の製造元で、製造していないメーカーはダイハツかスズキからOEM供給で販売している。
ダイハツ→トヨタ、スバル
スズキ→三菱、日産、マツダ
関連項目
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