轟雷とは以下の事を指す。
この記事では1,2両方とまた1の派生機についても軽く記述する。
「フレームアームズ」の轟雷
駆動骨格「フレームアーキテクトType001」を基礎とし、重装甲・実弾射撃・陸戦能力等戦車の方向に特化させた人型兵器。正式名称を「三二式一型轟雷」と言うが、これは和名であり英名では「ウェアウルフ」と呼ばれている。
月からの攻撃に対し地球防衛機構が開発。骨格外にサポートジェネレーターを搭載するという手法を取り、重量こそアーキテクトよりも増しているがそれ以上の出力を得る事に成功している。この「フレームアーキテクト」+「サポートジェネレーター付き外部装甲」の組み合わせの事を「フレームアームズ」と呼び、この世界における人型兵器の基礎となる。
厚い装甲と武器を選ばない優秀なウェポン・マウント、そして柔軟なフレームと分割式装甲を活かした拡充性が売りの機体であり、基礎スペックこそ後に開発されるFA達には劣るものの、各種戦場を渡り歩くために様々なカスタマイズ機・派生機が誕生している傑作機となった。
メイン武装は背中から肩に装備したニ九式二型120mm無反動滑腔砲。戦車と比較してもより精密な射撃を可能としている。サブ武装に近接格闘用の人型用タクティカルナイフが装備されており、フレームの特徴をそのまま受け継いだ各種武装マウントに装着する事が可能となっている。
上記のような設定を持つ「フレームアームズ」シリーズの第一弾を空戦機体「スティレット」と共に飾った機体である。機体デザイナーは柳瀬敬之。機体モデルは10式戦車。
無骨な見た目、肩から伸びるキャノン、キャタピラの付いた脚部等ロボット物としては実に玄人向けな機体であったが、フレームアームズの特徴でもある「M.S.G.との連携を想定した機体」と言う特徴が機体の設定と実にマッチしており、初期フレームアームズシリーズを支えた名機である。
プラモデルとしても汎用性の高さが売りであり、多数の派生機が発売されている。そちらには基本的にランナーの流用が行われているため派生機を組むの他に、素の轟雷(カラー違い)を組むことが可能となっており、非常にお得。また初期シリーズは技術的に組みにくかったり、ブンドドしにくい所もあったのだが、何回かのアップデートを重ねられており現在では素のままでも非常に遊びやすくなっている。
派生機
- 三二式五型 漸雷…轟雷を近接型に改修した機体。装甲を増しデッドウェイトとなっていた肩のキャノンを取り外し、代わりにバレルバルカン・チェーンソー・バヨネット等が装備されている。
- 三二式五型丙 漸雷強襲装備型…漸雷を更に現地改修した機体。廃棄パーツや余剰ユニットを使用した急ごしらえ改修であったのだが、非常に高いコストパフォーマンスを発揮した。防御用にマントを纏ったイカす機体。
- 三八式一型 榴雷・改…遠距離に特化改修した榴雷(未キット化)を近接戦闘も出来るように改修を重ねた機体。轟雷より厚い装甲と、滑腔砲より更に強力な長射程電磁誘導型実体弾射出器を装備している。
- XFA-01 ウェアウルフ・スペクター…轟雷タイプを月側が捕獲・研究した後に改修し送り込まれた亡霊(スペクター)。この機体を研究しその直後に月側も独自のFAを生産・実践投入するようになる。
「フレームアームズ・ガール」の轟雷
上記のロボットを擬人化したガールプラモデル。無骨な見た目から一転、縞々パンツ丸出しの可愛らしい女の子に変貌した。キャラデザイナーは島田フミカネであり、且つて上記のメカデザイナー柳瀬氏の同人誌に乗せた擬人化轟雷を、変態企業コトブキヤがプラモデルとして発売。その出来と評判に多数の模型紳士が群がり、本家FAはおろか模型業界でも有数のヒット商品となったキャラでもある。コトブキヤの担当はその絵を見た時から「絶対にプラモデルにするつもりだった」と述べており、逆に島田フミカネ氏は「模型にするなら縞パンになんかしなかった」と述べている。
擬人化らしく各種のパーツや武装等はロボットの方と重なるようにデザインされており、ガールの方からFAに入りロボとガールを一緒に飾る人も多いとか。武装は基本的に本家と同じだが、2つでは寂しいとの判断かMSGのフリースタイルバズーカが追加されており、基本武装として数えられる。互いに武装やパーツに互換性があるので損する事はない。
その人気から本家と似たような商品展開をしており、仕様変更Verやカラバリが多数発売されている。
2017年放映のアニメにも登場。主人公源内あおの元に届けられたフレームアームズ・ガールのテストタイプとされており、プラモデルの発売順とは逆に最新鋭機となっている。cv.佳穂成美。
成長型AIの試作品という事で10歳程度の精神年齢になっており、真面目ではあるが各種の感情を学ぶために好奇心旺盛。また戦う為に作られたという自負があるのか、バトルには積極的であり、部屋もアーミー風なデザインとなっている。
元ネタらしく硬い装甲で耐え強力な一撃を与えるパワーキャラのような描写が多く、また重量も陸戦型の為重いらしい。マスターのあおのポエムノートの影響か、変身バンクの台詞がドンドン悪化している傾向にある気がする。
- 迅雷…ガールの素体キャラ「マテリア」をベースに誕生した轟雷の姉妹機のようなガール。元ネタは島田フミカネ氏がFAの轟雷を使い作例した機体(未キット化)であり、それをガール化した物。轟雷とは違い近接戦闘を想定されているのか刃物武器が多数入っている。赤と黒の迅雷が発売されており、それぞれで武装が異なる。なお、アニメに登場するのは後に発売された黒迅雷であり、赤黒両方の武装に加え眼帯を付けている。cv.樺山ミナミ。
- 轟雷改…轟雷を最新技術でアップデートしたという想定の元、島田フミカネ氏が描いて勝手にコトブキヤにデザインを送ったキャラ。各種装甲が変化しているのに加え、手に持つ武器が専用のデザインとなったライフルとなっている。キット化が待たれている状態だったが、アニメ4巻の特典として発売される事が発表された。アニメにも登場予定。
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関連項目
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