農とは、農業、農作のことである。また以下のことを表す。
人名
漢字として
農
- Unicode
- U+8FB2
- JIS X 0213
- 1-39-32
- 部首
- 辰部
- 画数
- 13画
- 意味
- 耕す、農作業、農家、努める、手厚いという意味がある。〔説文解字〕の本字は䢉で、〔段注本〕に「耕す人なり」とある。
- 字形
- 会意。甲骨文や金文では林+辰(辳)、艸+辰(𨑆)という形。辰は貝殻を草刈の道具とした物を表し、林、艸を切り拓くという字。その後、田+辰という形ができ、田が誤って曲となった。
- 説文は䢉について囟(シン)声の形声としているが、音が合わない(小徐本は凶声としている)。
- 音訓
- 音読みはノウ、訓読みは、たがやす、つとめる、あつい。名のりに、たか・たみ・とき・とよ・なる・みのり、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 農を声符とする漢字には、儂、㺜、濃、膿、襛、醲などがある。声符としては濃厚の意味がある。
- 語彙
- 農園・農家・農学・農間・農業・農村・農道・農民
異体字
- 䢉は、〔説文解字〕の本字。
- 𦦥は、〔説文解字〕や〔玉篇〕にある古文。
- 辳は、〔説文解字〕や〔玉篇〕にある古文。
- 𨑇は、〔説文解字〕の注や〔字彙補〕にある古文。
- 𣊤は、〔説文解字〕の注や〔字彙補〕にある古文。
- 𨑋は、〔説文解字〕に「䢉、林に從ふ」とある籀文。
- 𨑆は、〔集韻〕や〔説文解字〕の注にある古文。
- 𦦤は、〔集韻〕や〔説文解字〕の注にある古文。
- 莀は、〔玉篇〕や〔説文解字〕の注にある古文。〔集韻〕には草の多い様とある。
- 欁は、〔集韻〕に農字の上が𠁳に従うとある俗字。
- 𢖢は、〔奚韻〕にある異体字。
- 𣎭は、〔字彙補〕にある異体字。
- 簡体字は农。
関連項目
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