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近本光司（ちかもと こうじ、1994年11月9日-）とは、兵庫県淡路市出身のプロ野球選手（外野手）である。現在は阪神タイガースに所属。
概要
| 阪神タイガース #5 | |
|---|---|
| 近本光司 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |  日本 |
| 出身地 | 兵庫県淡路市(淡路島) |
| 生年月日 | 1994年11月9日 |
| 身長 体重 |
171cm 72kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 外野手 |
| プロ入り | 2019年ドラフト1位 |
| 経歴 | |
| プロ野球選手テンプレート | |
社高等学校では右翼手と投手の二刀流として起用された。2年春の県大会準優勝が最高で、甲子園出場はなかった。
関西学院大学に進学し、投手として野球部に入部したが、肩と肘の故障で3年春に外野手に転向。3年春には中堅手に定着し、リーグ最多の10盗塁を記録し、ベストナインを受賞した。4年春は右肘の骨折で出場できなかったが、秋に復帰した。
大阪ガスに就職し、1年目からレギュラーに定着し、三菱重工神戸・高砂の補強選手として都市対抗野球大会に出場。秋には日本選手権に出場したが、2回戦で敗退。2年目も都市対抗野球大会と日本選手権に出場し、橋戸賞と首位打者を受賞した。
2018年ドラフト1位（藤原恭大と辰己涼介の外れ外れ）で阪神タイガースに入団した。背番号は5。同期入団は小幡竜平、木浪聖也、斎藤由貴哉、川原陸、湯浅京己、片山雄哉。
阪神時代
2019年はキャンプを一軍で迎え、オープン戦で結果を残す。3月29日の東京ヤクルトスワローズ戦（開幕戦）では、木浪聖也と共に1・2番を組み、近本は2番中堅手として出場。6回表に小川泰弘からプロ初ヒット・タイムリーを記録した。その後は1番中堅手に定着し、オールスターにも選出される。
オールスター第2戦では1番中堅手として出場。新人史上初の先頭打者本塁打を記録すると、二塁打、安打、二塁打、三塁打と5安打。1992年の古田敦也以来2人目のサイクルヒットを達成し、MVPを受賞した。
後半戦でも安打を積み重ね、9月19日のヤクルト戦で長嶋茂雄の所持していたセ・リーグの新人安打記録を更新、最終的に159安打を記録。1年目は142試合に出場し、打率.271、159安打（セ・リーグ新人歴代1位）、9本塁打、42打点、36盗塁をマークして、最多盗塁のタイトルを獲得した（新人での盗塁王は赤星憲広以来NPB史上2人目）。新人王は39票差で村上宗隆に譲ったが、新人特別賞を受賞。
2020年は開幕からしばらくは不振にあえいでスタメン落ちもあったが、7月下旬から復調。1割台に沈んでいた打率を1ヶ月で3割弱まで巻き返し、以降はほぼ3割弱の打率を閉幕までキープした。最終的には打率.293、9本塁打、45打点、31盗塁を記録して、球団では赤星憲広以来となる2年連続最多盗塁に輝いた。
2021年は2年連続で開幕から打撃不振に陥ったが、徐々に持ち直す。オールスターゲームに選出され、7打数連続安打を記録した。10月21日の中日ドラゴンズ戦で右ハムストリングスを負傷し、10月23日の広島東洋カープ戦でスタメンを外れた。140試合の出場で打率.313、リーグ1位の178安打、10本塁打、50打点、リーグ2位の24盗塁を記録し、最多安打のタイトルを獲得した。オフにはベストナインとゴールデングラブ賞を初めて受賞した。
2022年は3年連続で開幕から打撃不振に陥ったが持ち直した。2年連続でオールスターゲームに選出されたが、連続安打記録はならなかった。132試合の出場で打率.293、3本塁打、34打点に留まったが、リーグ1位の30盗塁を記録し、2年ぶりに最多盗塁のタイトルを獲得した。オフには2年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。
2023年は開幕から打ちまくり、途中読売ジャイアンツ戦で高梨雄平から死球を受け骨折離脱があったが、リードオフマンとして最多盗塁のタイトルを獲得するなど猛虎打線をけん引。得点圏打率もリーグ1位を記録するなど、走攻守でチームの優勝に貢献した。
日本シリーズでは打率.483、8得点、14安打、出塁率.545、活躍し、MVPを受賞。チームの38年ぶりの日本一に貢献した。
オフにゴールデングラブ賞とベストナインを受賞した。
プレースタイル
- 50m5.8秒の俊足を備える。
- 打撃フォームは右足を腰まで上げる一本足打法。中学時代からずっとこのフォームだという。
- 肩は中堅手としてやや弱いものの、それを補ってあまりある守備範囲と俊足で中堅手のUZRリーグ1位を記録する。
- 2022年までは開幕から不調になることが多く、ファンからレジギガスと名付けられた。ちなみに本人も認識しレジギガス脱却とインスタグラムに投稿したことがある。
応援歌
| 球団 | レス | No | プレイヤー |
|---|---|---|---|
| 阪神 | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#118 | 17840 |  |
成績
年度別打撃成績
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 阪神 | 142 | 640 | 586 | 81 | 159 | 20 | 7 | 9 | 42 | 36 | 14 | 3 | 31 | 6 | 110 | 2 | .271 | .313 |
| 2020年 | 120 | 519 | 474 | 81 | 139 | 21 | 5 | 9 | 45 | 31 | 7 | 1 | 30 | 7 | 61 | 4 | .293 | .344 | |
| 2021年 | 140 | 612 | 569 | 91 | 178 | 33 | 5 | 10 | 50 | 24 | 4 | 2 | 33 | 4 | 58 | 6 | .313 | .354 | |
| 2022年 | 132 | 580 | 525 | 71 | 154 | 16 | 3 | 3 | 34 | 30 | 6 | 1 | 41 | 7 | 63 | 7 | .293 | .352 | |
| 2023年 | 129 | 585 | 501 | 83 | 143 | 24 | 12 | 8 | 54 | 28 | 0 | 5 | 67 | 12 | 71 | 6 | .285 | .379 | |
| NPB：5年 | 663 | 2936 | 2605 | 407 | 773 | 114 | 32 | 39 | 225 | 149 | 31 | 12 | 202 | 36 | 363 | 25 | .292 | .340 | |
年度別守備成績
| 年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 阪神 | 外野手 | 141 | 230 | 10 | 4 | 1 | .984 |
| 2020年 | 119 | 229 | 5 | 3 | 1 | .987 | ||
| 2021年 | 140 | 264 | 4 | 1 | 1 | .996 | ||
| 2022年 | 132 | 299 | 5 | 3 | 3 | .990 | ||
| 2023年 | 127 | 283 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | ||
| 通算 | 外野手 | 659 | 1305 | 27 | 11 | 6 | .992 | |
タイトル・その他
| タイトル | ||
|---|---|---|
| 最多盗塁 | 4回 | 2019年、2020年、2022年、2023年 |
| 最多安打 | 1回 | 2021年 |
| 表彰 | ||
| オールスターゲームMVP | 1回 | 2019年第2戦 |
| 新人特別賞 | - | 2019年 |
| オールスターゲーム敢闘選手賞 | 1回 | 2021年第2戦 |
| ベストナイン | 3回 | 2021年-2023年 |
| ゴールデングラブ賞 | 3回 | 2021年-2023年 |
| 日本シリーズMVP | 1回 | 2023年 |
| その他 | ||
| オールスターゲーム出場 | 3回 | 2019年、2021年-2023年 |
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関連項目
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