迷列車(海外)の人とは、「迷列車で行こうシリーズ」の作者の一人である。
概要
海外の車両をメインに、「迷列車で行こうシリーズ」を製作している。主にヨーロッパの車両がメインだが、アメリカや台湾、中国の車両をネタにしたものも製作している。ネタが海外なだけに、日本ではありえないような迷要素(異常に多い初期不良、未更新のまま手付かずの軌道設備、車両製造の遅延、時代の悪さ、突然の会社解散、何故かつり掛け駆動等)を持つ車両を取り上げている。また、ナレーションにはゆっくりを起用するが、車両をキャラクターとして扱いsoftalkで声を当てて使う手法も併用している。最近は解説のゆっくりさん含むレギュラーキャラを(声はそのままで)擬人化VTuberに変身させて解説と寸劇を行わせるという形態がとられている。
内容は、シリアスあり、ギャグありで、終盤の締めは綺麗に纏める構成となっている。また、イギリスのテレビ番組「TopGear」のネタやBGMを使用したり、総統閣下シリーズネタを使う等、海外らしいネタ要素も多く、そのネタの使い方や構成にも定評がある。迷列車界隈に「POWWWWWEEEEEEEEEEEEEEEERRRRRRR!!!!!!」のネタを持ち込んだのもこのシリーズがきっかけである。特に新幹線の紹介に使われているBGMは、TopGearでGT-Rvs新幹線に使われた曲が使用されており、視聴者から好評を博している。
他にもジョジョネタを使用したり、池上先生やゴレンジャイ、エースコンバット、水曜どうでしょう等のネタを活用しているほか、迷列車ならではのネタも使用している。また、オマージュにも定評があり、北陸編でおなじみの本社呼び出しネタに総統閣下シリーズを混ぜ込んだ「かっかのおへや」ネタは有名である。海外編発祥のネタタグとして、「西の103に延命工事」や、「某ダァ閉め逝っとけジェットコースター線」と言ったタグが存在する。
「ゆっくりさんと巡る世界迷列車の旅」からは、ARIAネタや水曜どうでしょうネタも随所に取り入れている。
終盤の締めは綺麗に纏められているものが多く、「名列車で行こうシリーズ」タグが付く動画が存在するほどである。BGMの選定にもぬかりは無く、非常に評判が良い。
また、現地取材にも力を入れている。海外編なので当然現地取材と言えば海外であり、実際にヨーロッパ各地へ取材行き、ICEやIC、ペンドリーノ等に乗車したり、博物館に行ったりしている。また、最近では取材時の様子等のレポートや写真をニコ生放送で公開したりもしている。迷列車作者の中でも一番遠出している人ではないかと思われる。
登場人物
ゆっくり歌激団
ゆっくりルカ(Lentamente Megurine Langsam ルカ)
- 自称:歌激団のアイドル。他称:歌激団の備品。この動画の案内人。ある時はナレーター。ある時はAWACSオペ子の珍獣ミステリーハンター。
- Lentamenteの部分は現地語次第でSlowlyだったりDespacioだったりする。要は「ゆっくり」である。
- 元はその名の通り巡音ルカ似のゆっくりだったのだが、YouTube時代にとあるきっかけで「ローマ〜シチリア間11時間連続乗車
」の苦行を敢行した事で現在の「丸顔ピンク髪ショートカットのお姉さん」の体を手に入れる。
- 銀助からは「ユクリ」、アイさんやTちゃんからは「ゆっくりさん」と呼ばれる。
- 語り部というか解説担当。
- 珍しいメカを見ると小躍りして喜ぶ。
- 「ゆっくりさんと巡る世界迷列車の旅」ギャグパートではノリツッコミ役。
- 「恥ずかしいセリフ禁止!」
ETR600/フレッチャルジェント(Frecciargento)
- 通称は水銀燈→自称「銀様」→お銀・銀助(byゆっくり)→銀ちゃん(byICE-T,ICE3,ICE-TD,ローズさん(17歳)など)。ETR610とは双子の姉(弟からは「姉さん」と呼ばれる)。
- VTuberとなった姿は「栗毛のショートカットにエメラルドグリーンの瞳の女の子」。
- ヴェネツィアに本部を置く「恥ずかしいセリフ研究会」会長。CV:水無灯里「ほえ?」「はひ?」
- 「~デス」「~マス」などの翠星石変な外人口調。
- ポエマーなので一見天真爛漫そうだが意外と腹黒い(ゆっくり談)。何か言われれば褒められたとポジティブに解釈したり、突然自分(ETR600)のセールストークを始めたりする暴走娘。
- 最近はゆっくり一行を率先的にリード。また行き当たりばったりな移動プランを立てたり、どんな車内食を食べても「うめえ」としかリアクションのできなかったりするゆっくりさんに的確にツッコミを入れるなど、実は一行の中ではむしろしっかり者だったりする。
ICE-T(Tちゃん)
- ICE五兄妹(ICE1,ICE2,ICE-T,ICE3,ICE-TD)の長女。ゆっくり歌激団ではパニック&一発芸担当妹のアイさんと共にディレクター。「エエエ?なんで僕を見てそんなことひらめいたの?」CV:名塚佳織
- 生まれこそドイツながら、内部にイタリア由来のペンドリーノの機構を組み込んだ振り子式車両。なので銀助とはまたいとこ的関係にある。
- 実車の一部が一時期オーストリア鉄道所属となっていたため、しばしばオーストリア人を自称する事がある。
- VTuber化した姿は「金髪で紺色の瞳の小柄な女の子」。背丈はアイさんよりも低い。
- ボクっ娘。暴走しがちなゆっくり一行における貴重なブレーキ役。でも想定外のアクシデントなどで自身がパニックに陥ると熱暴走する。なので彼女の傍には冷却用の水が欠かさない(実際にICE-Tの電気系は水冷式である)。
- 他にも高所恐怖症だったりピーマンが食べられなかったり時差ボケに弱かったりなどなにかとウィークポイントが多い。
- 「何だ、おどかさないで下さいよ、もう」
ICE3(アイさん)
- ICE五兄妹の次女。ゆっくり歌激団では酔っ払い&取り逃しツッコミ&カメラ担当。「危険な香りがします‥」CV:アリス・キャロル
- VTuber化した姿は「セミロング金髪にメガネの女の子」。冬でも半袖なのは大出力のモーターを多数搭載しているので発熱が大きいから。流石に欧州最北端、北極圏内の「ナルヴィク」駅
ではかわいそうだからとコートを着せてもらった。
- 普段は生真面目で冗談が通用しない「委員長」タイプ。酒に酔うと性格が一変する。
- 遅刻した罰ゲームとして参加。食堂車で自棄呑みして泥酔して記憶喪失、いつも一緒に働いている同僚の存在を忘れるなどの伝説を残す。
- 姉であるICE-Tからは「アイ」と呼ばれる。
- ETR610からは「委員長(字幕では「ICE3サン」)」と呼ばれ、HSTとともに第三新東京市箱根を観光しているときに見かけた小田急50000形(VSE)を彼女と間違えたことがあった。
- ICE3には初期型のBR403とBR406。そしてほとんど別デザインとなってしまった後期型BR407の3車種がある。アイさんは国際路線対応の初期型BR406。
- 金髪ロング、メガネ、委員長キャラ、ドジっ子と属性モリモリな残念な美少女という特徴は、「新機能を盛り込みすぎたが故にその機能を十分に発揮しきれない」というICE3の残念な現状と重なっている。
LNER Class800『あずま』(はっちゃん)
- 日本(日立製作所)生まれイタリア育ちのイギリス人。Episode 26.1からゆっくり歌激団に参入(実はゆっくりさんのローマ〜シチリア間の苦行取材の際はGWR所属のはっちゃんが同乗していた)。
- 元々はYouTubeの「ゆっくり歌激団のサブチャンネル
」の案内を担当していた「謎のナビゲーター」だった。…ただ開設時から昔からのファンには正体がバレバレだった模様。
- VTuber化した姿は「和装にツインテールの女の子」。編成の愛称とムスタングを抱えた女子高生によく似た顔から視聴者からは「あずにゃん」と呼ばれることも。
- 頭の回転が速く、さまざまな事態に置かれても機転が効く(HST先輩の教育の賜物?)様は電化非電化路線問わず高速運転が可能なClass800の性能と重なる。
- 思ったことはズケズケと口にする性格で、大先輩のHSTの放った渾身のギャグを「つまらない」の一言で切り捨てて本気で凹ませてしまった。
E351系(スーパーあずさ)
- JR東日本の車両で、主に特急「スーパーあずさ」に充当される。歌激団メンバーからは「あずさちゃん」とか「あずさん」などと呼ばれる。CV:三浦あずさ。「よろしくお願いしますね!」
- 間違ってイタリアに来てしまい途方に暮れていたところを、トラと見間違えたどうでしょう班ICE1らにナンパ保護されて、その後はゆっくり過激団の臨時団員となった。
どうでしょう班
E464型機関車
- イタリアで近郊列車を中心に客車の牽引に活躍する機関車。CV:大泉洋。「いや、こら拉致だよ!運転手さんバック!Uターンだよ!」
- ゆっくり旅ではETR610の故障時のピンチヒッターとして陽気に登場。頑張って全力でのんびり列車を牽引し、いつになくノリノリで走ったため(銀助談)定刻で目的地に到着した。「♪ギミギミギミアマーンフォミッナイ♪ソーナコトバカリデーOh アーンパーン♪」
- 料理上手を自認しているらしく、キャンプではE414らがひどい目に合わされるらしい。
ETR575/安田イタロ(italo)
- トレニタリアに対抗し、イタリアの民間企業やフランス国鉄が出資した会社「NTV(Nuovo Trasporti Viaggiatori)社」が運航する最高300km/hの高速列車。CV:安田顕。「やぁー!やぁー!」
- 登場の経緯からフレッチャロッサや銀助などトレニタリアとはライバル関係。「すべての道中で対決だ~!」
- だが大泉E464機関車らとはよくキャンプなどをして仲良くつるんでいる。「いや実際問題ね、この社長んとこでは食えないんですよ。」
E414型機関車(初代ETR500)/フレッチャビアンカ(Frecciabianca)(おっちゃん)
- 元高速列車だが大人の事情で在来線特急に左遷栄転された。フレッチャロッサ(フニ子)の兄。CV:藤村忠寿。「ここをキャンプ地とする!」
- ETR500として運転されていた頃、先頭の機関車はE404型100番台と呼ばれていた。
- 妹であるETR500からは「兄さん」と呼ばれる。
- 「おっちゃん(銀助には「おちゃんさん」)」と呼ばれるが、本人はそう呼ばれることに不満を持っているらしい。ふだんは関西弁。時々E464らとキャンプする。
- 都合が悪くなると「残像や。」でごまかすことがある。周りは場の空気を察して乗ってあげる(たまに突っ込む)。
- 男のくせに女性名詞の「フレッチャビアンカ」と名乗っていることや妹の天然ボケにより「おっちゃん=女装」のきっかけをつくられる。
ETR485(Frecciargento/森ビル(もりびー))
ICE1
- ICE五兄妹の長男。CV:鈴井貴之。
- 妹であるICE-Tからは「お兄ちゃん」、ICE3とICE-TDからは「兄さん」と呼ばれる。
- 悲劇的伝説に弱いらしい。
- 大泉洋E464型電気機関車らとキャンプをしているときに遭遇したE351系(スーパーあずさ)をトラを見間違えた。
- 車のキーを綴じ込むなどといったインキーマンっぷりを発揮しているようである。「私が犯人です!」
ICE2
イタリア編
ETR500(E404型500番台機関車)/フレッチャロッサ(Frecciarossa)(フニンキちゃん・フニちゃん・フニ子)
- イタリア国鉄「トレニタリア」が誇る最速列車「フレッチャロッサ」を担当する看板娘。「~(な)のだわ」が口癖。おっちゃん(E414)の妹。
- 「おっちゃん=女装」のきっかけをつくったのは彼女の天然ボケによる。
- 兄であるE414からは「ロッサ」と呼ばれる。
- フレッチャロッサ→イタリア語で「赤」→深紅→不人気→フニンキちゃん→フニちゃん(銀助が命名)
- 本人いわく「安い仕事はやらないのだわ」とのことだが、「ジェラート」や「ティラミス」など甘いものにつられやすい。
- 意外に怖がりなところがあり、大泉E464のホラ話を信じ込んでしまい怯えてしまったことがあった。
- 某鉄道擬人化では「赤い舞台用ドレスを着た茶髪のイタリア娘」
ETR610(元・チザルピーノ)
- 銀助(ETR600)の双子の弟で、イタリアとスイスが共同運行するユーロシティー(元・チザルピーノ)で活躍する。姉と違ってあだ名はなし。
- しゃべり方は姉と同じ外人口調。
- 「待ってるよーーーー!特に女の子」
- ゆっくり旅では一行を乗せたまま終点目前にしてトラブルで運行停止。その後銀助によって「ポエム朗読部屋送り」の刑に処されてしまう。
- 某鉄道擬人化では「ショートカットにセーラー+短パンとブーツの男の子(ほぼ姉と瓜二つ)」
ETR450(初代ペンドリーノ)
ドイツ編
ICE-TD
- ICE五兄妹の三女(末っ子)。実は「迷列車で行こう海外編」で一番最初に生贄主役に抜擢された記念すべき車両。
- 自身が(ドイツ鉄道が手を焼くほどの)複雑なメカなためかメカの構造に詳しく、しばしば解説を任されることがある。
- ICE姉妹の中で唯一VTuber化されていない…と思いきや、YouTube版で一シーンだけ、後ろ姿ではあるがTDちゃんと思しき金髪おさげの少女が登場する。その後、サブチャンネル担当のひとり「謎のナビゲーター3号」ことその少女がTDである事が確定した。
デンマーク編
IC3
- 長距離路線向け気動車。一眼見てインパクト抜群の正面構造が印象的。9割の人に「ゴリラ」と思わせるであろうこの構造は実は寒冷地に適応したゴム製の貫通幌。彼女自身は180km/hの最高速度を誇る優秀な車両である。
- 姉妹には同型の電車タイプ「IR4」がいる。
- …問題は彼女の同僚たちがこれまた破格の迷車揃いであること。だいたいアンサルド・ブレダ[1]のせい。
- ドイツ鉄道が手を持て余した末に左遷栄転したICE-TDとはドイツ〜デンマーク間国際鉄道で仕事を共にするよき友である。
イギリス編
Class373(ユーロスター/ホワイトローズお姉ちゃん(17歳))
- イギリスとフランス、ベルギーを結ぶTGV系列の高速列車。
- 17歳教信者。本人いわく「永遠の17歳」。迷要素よりもこの「年齢」ネタが彼女のお約束。「17歳」を強調するのは2011年時点で本当に登場(1994年)から17年目を迎えたから。
- プライドが高く「~ですわ」「~ですの」などのお嬢様口調。ただしHSTらとの掛け合いで地が出ると普通のしゃべり方になる。
- 擬人化された姿は「どう見ても17歳には見えない妙齢の貴婦人」
Class395(ナンノキちゃん/しろくまくん)
- 日本の日立が作った通勤用高速列車。
- HSTのボケにより「しろくまくん」と命名されるがローズさんや銀助は「ナンノキちゃん」と呼ぶ。やや気弱な感じのおとなしい性格。ゆっくりいわく「いじられキャラ」
- 実は公式の愛称は「Javelin」なので、はっちゃんは「リン先輩」と呼んでいる。
- 擬人化された姿は「おかっぱでスーツ姿の小柄な女の子」
HST(InterCity125)
- 英国らしく変態的な発想を生かし非電化でも200km/hの高速運転を実現したディーゼル特急。CV:ジェレミー・クラークソン。 「POWWWWEEEERRRR!!!!」
- SL顔負けの大量の煙をあげながら余りにもゆっくりと発車していく普段のシュールな姿はそれだけで笑いを誘うお約束のネタ。「男は全裸にネクタイ!女は裸だ!」
- 擬人化された姿は「スーツ姿の変態紳士」
APT(Advanced Passengers Train)
- 英国が誇る変態技術の粋を集めて製作されたニートレイン・ショーティー高速振り子車両。CV:ジェームズ・メイ。 「トゥカイドウシンカンセン」
- 失敗作として放置され営業運転している同輩のHSTや後輩の高速車両達を横目で見ているせいか「俺は成功する車両と失敗する車両の区別は"匂い"で判る!」(本人談)とのこと。
- 擬人化された姿は「バイザーを掛けた私服の男性」
InterCity225(ニコちゃん)
- APTの失敗成果から生まれた。大人の事情により自分の性能を素直に出しきれないツンデレ娘。CV:釘宮理恵。「兄様!!」
- 性格はツンデレのほか格闘技好きで暴れたり、好奇心旺盛でAPTが買った怪しげな化粧品を銀助らに送りつけて擬人化させたりするイタズラ好きな一面も。しろくまくんとは仲が良いらしい。
- 擬人化された姿は「ベリーショートで活発な金髪の女の子」
スペイン編
serie103(Velaro-E)
- スペインで高速列車AVEとして活躍中。ドイツ・シーメンス社がスペイン向けに製作したICE3ベースの「Velaro」シリーズ第1段。アイさんやソビミちゃん(Velaro-RUS)の従姉妹にあたる(案の定アイ本人はド忘れしていた)。
- 銀助曰く陽気な性格らしい。
- 某絵師による擬人化では「ポニーテールで丸眼鏡の陽気なラテンお姉さん(なぜか関西弁)」
関連動画
- ドイツ遠征取材
実際にドイツへ取材にも行ったりしている。あの「某ダァ閉め逝っとけジェットコースター線」沿線在住だけあって、例の歌う機関車も出てくる。
また、最近では「ゆっくりさんと巡る世界迷列車の旅」と称して、うp主をはじめとした一行?が直接現地へ乗り込んでいる。ドイツを始め、イタリア、スイス、デンマーク等西欧諸国へ行っている模様。メタなネタ仕様のコントを織り交ぜながら、現地で迷列車以外の現地の車両なども紹介している。
- その他の動画
関連コミュニティ
YouTube
2017〜2020年11月までは、活動活動の中心をニコニコ動画からYouTubeへ移していた。その後3年ぶりにニコニコ動画に新作を投稿。以降はニコニコ動画とYouTubeにほぼ並行して動画を投稿している(ニコニコとYouTubeではサムネとシーンが若干変更されている)
YouTubeは主にゆっくり歌激団(但し、E351系は除く)によるヨーロッパ各国の鉄道を乗車しながら紹介しているが、2019年よりpixiv絵師の日向葵による鉄道擬人化のキャラクターを使用している。
関連項目
- 迷列車で行こうシリーズ/名列車で行こうシリーズ/ニコニコ鉄道旅行記
- 海外鉄道/世界の交通事情
- ヨーロッパ/TEE/VT11.5型気動車/VT18.16型気動車/
- イギリス/APT(イギリス国鉄)/Class373/Class390/Class395
- イタリア/ペンドリーノ/ETR200/ETR300/ETR450/ETR460/ETR500/ETR600
- 台湾/台湾鉄路管理局
- 中国/中国鉄路高速/CRH/夜行列車/
- ドイツ/ICE3/ET403型電車/0系新幹線電車
- エースコンバット/TopGear/特攻野郎Aチーム
- 総統閣下シリーズ/謎の感動/西の103に延命工事/かっかのおへや/変態という名の紳士
脚注
- *イタリアの老舗鉄道車両メーカー。古くはパノラマ特急の先駆けETR300「セッテベッロ」、近年は高速列車ETR500などを手がけた優れた技術を持った企業なのだが、欧州統合で他国の車両を手がけることを迫られ、国際販売競走の出遅れを取り戻すべく無謀な受注を繰り返した結果、経営が悪化し納期遅延・車両欠陥の常習犯と呼ばれるようになってしまう。デンマーク国鉄が発注した高速気動車IC2、 IC4もそんな彼らの被害車の一人である。国内外からの信用を失い、親会社からも見放されて破綻寸前にあったアンサルド・ブレダを買収したのは日立製作所であった(2015年)。当初は周囲から「安物買いの銭失い」とささやかれていたが、日立はアンサルド・ブレダの工場設備から社員の福利厚生までに至る徹底的なマネジメント改革を断行。結果車両工場の生産性は瞬く間に向上し、納期もきっちり守るようになった。かくしてアンサルド・ブレダ改め「日立レールイタリア」は国内向けにはETR500の後継機ETR400「フレッチャロッサ1000」を、英国向けにはハイブリッド高速車両Class800を生産。今や欧州の優良鉄道車両メーカーのひとつとなったのである。
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